坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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映画に見るインテリア『大統領の執事の涙』 2・大統領執務室&書斎

2016-11-17 | 映画
[ストーリーとは別に・・・インテリアのお話]
7代に渡る大統領に仕えた執事の実話をもとにした作品。大統領5人が映画に登場します。歴代の大統領のイメージを踏襲して作られていると思います。リアルタイムで実際を見ていた方があり、かけ離れたものではないでしょう。

【大統領 執務室&書斎】
・アイゼンハワー大統領:
執務室:バランス(上飾り)付きのブルーグレーのカーテン


イーゼルを持ち込んでまで執務室で描く。壁の額も 絵画が多い


・大統領が変われば改装
時計、暖炉、埋込書棚 以外撤去。ブラケット用の配線は残す


・ケネディ大統領:1961
ブルーが若さをあらわし、エレガントなデザインが育ちの良さを表現

(ベッドはブルーの天蓋付き)


・ジョンソン大統領:1963
(ベッドは木製のヘッドボードが付き、額はゴールドのフレームが付きます)

テレビの上に有田焼のお皿、日本からおくられたのでしょうか?

・ニクソン大統領:1969
執務室:イエロー系のカーテンに内側の端にボーダー付き
レース部分が2/3見えるようにセッテッイングは閉塞感と光明を表しているのでしょうか。


・レーガン大統領:1986

座っている椅子はチッペンデール タイプ

壁はペインティングで鳥が描かれています。
ベッドのヘッドボードのデザインも壁に絵があるので、シンプルにホワイトでボタン留めです。


カーテンはイエローで、暖炉の上には陶器、ウイングチェアとソファ




・レッドルーム


人が変わればインテリアが変わる、インテリアは個性を象徴しています