坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

    インテリアのご相談は HP『 インテリアの教室 坂野民枝 』へ

如庵:起し絵

2013-08-29 | Weblog
インテリア産業協会のイベントでは 久しぶりの手作業です。

切ったり貼ったりは毎日の作業ですが、いつもと勝手が違うことをするのは
始める前はちょっと緊張でもあり、楽しみでもあります。

犬山に在る国宝の茶室、如庵はお茶会や建築関係で数年に一度は
目にしているので中の様子はわかります。

それはわかっていますが・・・
説明の通り 折曲げたり、切ったり、貼ったり・・・
しないと やり直しになってしまいます。
何事にも 順番がありますね。

背面の一面のみ張り合わせ、床の間も上がり部分、炉を切った部分すべて
平らに畳むことができます。
この写真は全部平面状になって 後ろを少しだけ起こしたところです。 


組み立てたところ にじり口も 炉もちゃんとあります。

唯一 くっついていないのは 床柱だけです。
最後に上から通してあります。


組み立ててみての感想は!

設計図面の無い[如庵]を 平面から 立体に組み立て、平面状で保存できるように、
どこでどれをを留めると形になるのかを考えるのはすごいことです。

これを 作図された 日本インテリア総合研究所の山崎先生が素晴しいです。

[色彩について]中学生の取材を受けました

2013-08-28 | Weblog
7月の下旬 愛知教育大付属岡崎中学校の女の子から 突然電話がありました。
ホームページで私の事を知ったということです。

『色彩について取材をさせてください。』という主旨でした。

そのときの電話はでは、夏休みの宿題かな?・・・
電話内容をFAXしてくだされば、後日電話でお答えしますというと事でOKしました。

後日 その担任の先生からのFAXに ライフワークのテーマの追求・・・
という挨拶文と、本人からの質問内容が届き、
これはきちんとお話しないとと思いました。

中学2年生とは思えないようなきちんとした文章です。

とはいえ、中学生の子にどう話そうかと思いつつ 忙しさの中で日も過ぎていき、
半日 時間の取れた先日 お会いしました。

あらためて 【色】についてお話しするとなると、事前に家の書棚の
あちこちにある色彩に関係する本を集め、自分の中でも確認です。
駆け出しの頃に読んだ本、セミナーで購入した本、スクールで教えたときのテキスト、
お花の先生に勧められて読んだ本、仕事先で戴いたインテリア雑誌・・・
内容だけでなく、その時々の記憶と共に思い出します。



このほか 内装材メーカーの作成したカタログや資料も含めると 結構な量になります。
読み始めると楽しいので読んでしまいますが 時間も無いのでザッと目を通します。

普段 お客様にその時々に色々お話しするのは これらのことが頭の中にあるから・・・頭の中の整理も兼ねます。

1時間半ぐらいお話しました。いわゆる色彩論ではなく もっと身近な部分、
生活の中での色のお話です。

色は 色々・・・楽しんでほしいです。







最近読んだ本

2013-08-07 | Weblog
ここしばらく あわただしく 過ごしています。
仕事や用事で出かけても、寄り道せず まっすぐ帰る・・・

寄り道したのは 映画ぐらい。
ちょっと前の木曜日、名古屋駅にいた時にレディースデイを思い出し [華麗なるギャッツビー]
豊かで勢いのある時代のアメリカ、愛情表現が 【家】って・・・
ディカプリオ・・・豊かさと切なさ
・・・もう一度 DVDで 見たい!

本屋さんで見つけた本を手にして、電車や地下鉄に同行。
本を読んでいないと 寝過ごしてしまいそうなのも理由ですが。


その時々に選んでいたのですが、気が付くと
 自分の中の足りないものを埋めようとしたのでしょうか。


私達 インテリアコーディネーターの仕事は、お客様の望むことをどれだけ聞き出し、
形にできるかで、【聞く:話す:伝える】は、商品知識以前に重要なことです。
これらの本が売れているということは、私達の職種に限らず 
今の世の中の大きなテーマということでしょう。

    

本屋さんやKIOSKで買うときは包装カバーを御願いするのですが
今日 外して見たら、2重カバーになっていたり、
帯が2枚重ねになっていたり、伝える方法も色々です。