坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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ライティング:光の色と食事

2008-03-28 | Weblog
コイズミ照明のショールームで、シュミレーションを見てきました。
和食、洋食それぞれ2セット用意し、ランプの種類を変えています。

  蛍光灯昼白色 ダウンライト
       
  白熱灯ダウンライト  

  蛍光灯昼白色ダウンライト

  蛍光灯電球色ダウンライト+クリプトン球

料理の温かさを照明で、感じることができます。
店舗では、素材・料理によって、ケーキなど冷えた状態か、
暖かさを感じるか使い分けますが、
家庭では暖かさを感じるライティリングを希望されることが多いです。
洋食では、紅茶、パン、ソースは温かみ、
サラダはさわやかな光がおいしく見えます。
和食は光の色だけでなく、お味噌汁の具、
ご飯、煮物など立体的に見えるのがおいしく感じます。

  複数のライトを部分的に当てています
同じテーブルクロスでも、光の色で、ピンクの色が違って見えます。
・・・・甘い色に見えたり、汚れて見えたり。
まず、クロスを選ぶ時、買う時に そこの光の色を確認し、
使うときの光の色も考慮します。
買ったときと、家で開けたときの印象の違いは、光の違いです。
お店で見るときは、黄色っぽい光、蛍光灯の白い光、それぞれで
見ておくと失敗はないと思います。
       

安土城址:人に見せる究極のインテリア

2008-03-14 | Weblog
織田信長が琵琶湖の東岸に建てた安土城。
本当の姿は、ローマ法王に渡した絵にあるはず。
その絵の行方が今もわからないから、ロマンを感じます。

 礎石のある部分が、地下になり、周りの部分に一階
 1/20の模型で、よくわかりました。
      本で読んでも、実感がないのですが、“模型”はよくわかります。
      普段の仕事でも、お客様が模型を見て納得されるのも理解できます。

 スペインの万博に出展した、実寸の天主の部分です。

 天主の1層目(5階?)
        漆の朱というより、反射しあって赤です。
         フラッシュ禁止でも、十分赤です。
         その中に金襴の襖絵、テーマは仏教です。
        仏様に全体が包み込まれるようです。    

 天主の2層目(6階?)
       金襴の中に建具は、象嵌細工(黒に赤と白の花柄がアクセント)
       テーマは、中国の儒教の教えです。

ここに上がるお客様はそれなりの身分の方。
その人たちを驚かせ、『すごいでしょ!』と、思わせるためのもの
だと想像します。長時間はいられない。
建築と付帯物のインテリアで、ここまでつくるのは 思い切りの良さです。
赤と金 それぞれに使うアクセント色 
時の第一線の芸術家、工芸家たちの力強さを感じます。

信長は 神仏さえも恐れぬ と言うイメージですが、
東洋の思想も大事にし、宣教師たちにも示したかったのでは?

       
 琵琶湖を眺めて。
        もっと高いところから見る景色は、さらに西を意識したのでしょう。

 
 滋賀県立安土城考古博物館 http://www.azuchi-museum.or.jp/main.htm 
      イタリアの教会の中庭風です。
      イタリアやフランスで感じるやわらかい空気とは違う。
      均一なタイル張だからでしょう。
      日本の公共の建物なので仕方がない
              レンガの風合いがあれば・・・