上映中に見ることができなかったので、ここしばらくの間にDVD で見ています。
DVDで見る利点は 1度目はストーリーを楽しみ、
2度目は 主人公やその周りの人たちにまつわるインテリアを
確認しながら、楽しめることです。
アカデミー賞を受賞したり、候補になった作品で、俳優の方達の
演じる人物の心の移ろいに 引き込まれます。・・・そして、
登場人物の性格・生活を表現するのにインテリアはとても重要です。
架空の人物のストーリーであっても そのポジションに近い人は実在し、
その人たちが映画を見ても かけ離れていない様に空間は造られるので
新たな発見があります。
6作品 インテリアについて書いてみます。
ブラックスワン:
主人公ニナの部屋、ピンク系統でまとめられています。
ママに対して“私はいつまでも12歳ではない”と言い、
かかえこんだ沢山のぬいぐるみをダストシュートに捨てます。
黒鳥に対する葛藤、性格がかわいらしい部屋に現れています。
指導者である男性の部屋は彼女が訪ねるには緊張する モダンテイストです。
そして、ニューヨークのアッパーのマンションのキッチン…
母娘が近い距離で会話をするのは 日本でも…キッチン!
ウォールストリート:
朝のニュースのシーン、若いカップルのベッドルーム ヘッドボード上の大きな抽象画が
青年の成功を表しています。
ウォール街での過去の成功から新たに第一線へ、ビジネスではネクタイスーツ、
講演会では少しラフにジャケットに開襟シャツ、いずれも上質なものを着こなせるのはマイケルダグラスならでは。
ストーリーとともに着る物が変わり、住まいが変わり、インテリアも上質になる。
さらに、家具が無くなった空間に 残された額・・・この額もストーリーの一部です。
【飾るものには 意味がある】
ツーリスト:
ジョニーディップとアンジェリーナジョリー 存在感の強いお二人が背景とする景色も 強い!
旅行だけではここまで見ることのできないベネチアが堪能できます。
ホテルのスウィートルーム、身の置き所に戸惑うジョニーの演技が格式の高さを表します。
舞踏会の会場、ベネチアという歴史のある街のコミュニティのあり方がわかります。
アクションシーンなどでは 水の中に建設されている家々でも、露地に立つ家、
屋敷を思わせる程の家のそれぞれ外観がスピードとともに 目に入ってきます。
マイレージ・マイライフ:
ジョージクルーニー:年間300日以上出張、空港もホテルもエグゼクティブでマイレージを貯める。
非日常のホテルが日常、戻ってくる住まいは いたってシンプル (殺風景とも)
対照的に妹の結婚式は市中にある教会、友人の手作りのごく一般的な結婚式があります。
そして、訪ねて行った人の家は一戸建て・・・家が象徴するものは・・・
ストーリーに関わるのでここまでにします。
人は年と共に色々な物を詰め込んでいく。その象徴に…英語でのメッセージの順が気になりました。
SOFA,CAR,HOUSE でした。 ここにソファが出てくる!
ステータスの象徴を現す意味を込めているのでしょう。
英国王のスピーチ:
今から70年ほど前のお話。住まいがヨーク公としてのお城から国王としての宮殿に変わる…
そして、吃音を直す専門家:お客様を招いたときの家族の食事の様子。身分は無い中流家庭の家族の住まい。
戴冠式の準備のときの 玉座を巡り・・・インテリアの歴史の教科書に必ず載っている ゴシック様式!
ヴィクトリア女王 世紀の愛:
これもイギリス王室、180年ぐらい前・ヨーロッパ中が遠縁だった頃です。
成長し、そして王位継承に伴い 住まいの規模が変わっていきます。
遠距離恋愛をしている ベルギー国王の甥、ドイツにいるアルバート公のすまい。
あるときは日差しが明るく、あるときはカーテンを閉め 心の葛藤を部屋の明るさでも現しています。
日本で言えば江戸時代後期、やはりヴィクトリア朝の時代考証がされ、
イギリス内の宮殿、聖堂でロケがされています。
バッキンガム宮殿内の一室、アイボリーの壁にゴールドのモールディング、燭台に多数の蝋燭
[英国王のスピーチ]でも 同様でした。 と言うことは もしかして 今でも?
想像が膨らみます。
DVDで見る利点は 1度目はストーリーを楽しみ、
2度目は 主人公やその周りの人たちにまつわるインテリアを
確認しながら、楽しめることです。
アカデミー賞を受賞したり、候補になった作品で、俳優の方達の
演じる人物の心の移ろいに 引き込まれます。・・・そして、
登場人物の性格・生活を表現するのにインテリアはとても重要です。
架空の人物のストーリーであっても そのポジションに近い人は実在し、
その人たちが映画を見ても かけ離れていない様に空間は造られるので
新たな発見があります。
6作品 インテリアについて書いてみます。
ブラックスワン:
主人公ニナの部屋、ピンク系統でまとめられています。
ママに対して“私はいつまでも12歳ではない”と言い、
かかえこんだ沢山のぬいぐるみをダストシュートに捨てます。
黒鳥に対する葛藤、性格がかわいらしい部屋に現れています。
指導者である男性の部屋は彼女が訪ねるには緊張する モダンテイストです。
そして、ニューヨークのアッパーのマンションのキッチン…
母娘が近い距離で会話をするのは 日本でも…キッチン!
ウォールストリート:
朝のニュースのシーン、若いカップルのベッドルーム ヘッドボード上の大きな抽象画が
青年の成功を表しています。
ウォール街での過去の成功から新たに第一線へ、ビジネスではネクタイスーツ、
講演会では少しラフにジャケットに開襟シャツ、いずれも上質なものを着こなせるのはマイケルダグラスならでは。
ストーリーとともに着る物が変わり、住まいが変わり、インテリアも上質になる。
さらに、家具が無くなった空間に 残された額・・・この額もストーリーの一部です。
【飾るものには 意味がある】
ツーリスト:
ジョニーディップとアンジェリーナジョリー 存在感の強いお二人が背景とする景色も 強い!
旅行だけではここまで見ることのできないベネチアが堪能できます。
ホテルのスウィートルーム、身の置き所に戸惑うジョニーの演技が格式の高さを表します。
舞踏会の会場、ベネチアという歴史のある街のコミュニティのあり方がわかります。
アクションシーンなどでは 水の中に建設されている家々でも、露地に立つ家、
屋敷を思わせる程の家のそれぞれ外観がスピードとともに 目に入ってきます。
マイレージ・マイライフ:
ジョージクルーニー:年間300日以上出張、空港もホテルもエグゼクティブでマイレージを貯める。
非日常のホテルが日常、戻ってくる住まいは いたってシンプル (殺風景とも)
対照的に妹の結婚式は市中にある教会、友人の手作りのごく一般的な結婚式があります。
そして、訪ねて行った人の家は一戸建て・・・家が象徴するものは・・・
ストーリーに関わるのでここまでにします。
人は年と共に色々な物を詰め込んでいく。その象徴に…英語でのメッセージの順が気になりました。
SOFA,CAR,HOUSE でした。 ここにソファが出てくる!
ステータスの象徴を現す意味を込めているのでしょう。
英国王のスピーチ:
今から70年ほど前のお話。住まいがヨーク公としてのお城から国王としての宮殿に変わる…
そして、吃音を直す専門家:お客様を招いたときの家族の食事の様子。身分は無い中流家庭の家族の住まい。
戴冠式の準備のときの 玉座を巡り・・・インテリアの歴史の教科書に必ず載っている ゴシック様式!
ヴィクトリア女王 世紀の愛:
これもイギリス王室、180年ぐらい前・ヨーロッパ中が遠縁だった頃です。
成長し、そして王位継承に伴い 住まいの規模が変わっていきます。
遠距離恋愛をしている ベルギー国王の甥、ドイツにいるアルバート公のすまい。
あるときは日差しが明るく、あるときはカーテンを閉め 心の葛藤を部屋の明るさでも現しています。
日本で言えば江戸時代後期、やはりヴィクトリア朝の時代考証がされ、
イギリス内の宮殿、聖堂でロケがされています。
バッキンガム宮殿内の一室、アイボリーの壁にゴールドのモールディング、燭台に多数の蝋燭
[英国王のスピーチ]でも 同様でした。 と言うことは もしかして 今でも?
想像が膨らみます。