三州瓦・・・高浜に【かわら美術館】そのうち、・・が、昨日になりました。
お客様から戸建ての外観のご相談を受け、建築地が関東で大工さんからの指定は、高浜の会社の瓦です。ハウスメーカーにいた頃、標準品の中に高浜産はありましたので、全国で使われているのは理解しています。遠い地の屋根に載るのは 感慨深いです。
昨日、名鉄名古屋本線に乗ったので、知立で南西方向に乗り換えてちょっと寄り道です。
(三河線、知立から反対の北東に進むと、豊田・猿投に向かいます。頭の中で地図を描くと、その向こうは瀬戸。瓦も焼物、『やきものの土』が続くことを感じます。)
高浜港駅で降ります。
いきなり鬼瓦がお迎え。やきものの街でも、それぞれの産地で色が違います。ここは[いぶし]の色です。
そんなに大きな魔除けでなくてもと思いながら歩きます。
擁壁の水抜きも鬼瓦、歩きながらも思わず微笑んでしまいます。
美術館へ行くまでの10分、道すがらに表情の違う鬼さんたち。
美術館の前には 、地上にあるのが不思議なかんじですが、鯱鉾が一対。
瓦は高浜の港から、江戸へ船で運んでいた・・・一枚でも両手で持たないと持てないのに、こんなに重いものを積める船って?どんな大きさ?別の事にも感心します。
【安土・桃山の城郭革命】開館20周年記念特別展です。
各地のお城から出土した瓦、金箔の残っているものが展示されています。
復元された金で覆われた軒瓦の展示があります。
迫力あります。館内の蛍光灯の下で見ても輝くので、直射日光の下で見たら、遠くからでも威厳があることでしょう。
リアルタイムでこれを見た宣教師が、本国へ 『黄金の国』と報告したことが納得です。
たぶん私が、ヨーロッパの教会に行って、ステンドグラスの美しさを凄いと思うのと同じ?
お城とはいえ、軒先にゴールドって、盗られない? などと思いながら・・・
17世紀の世界地図に見入っていました。
オーストラリアの南や北欧やカナダの北は、合っているのかわかりませんが、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの大陸の形は把握できます。
写すときに日本中心に描いたのでしょう。
中心に書いてあると、点のような姿ゆえ、世界に手を広げ繋ぎたくなります。
戦争して手を伸ばしてはいけません。
楽しいことでつながりましょう。