私の仕事の中でインテリアの提案と選定をさせていただき、
お客様のご要望で『購入は○○の外商へ』と言われることもあります。
外商の方の博識は、尊敬に値します。
この小説は関西が舞台。京都、奈良、堂島・・
デパートの外商に勤める二人が主役の人間模様です。
『何を売る』かではなく、『お客様の興味がどこに』『興味を造るには どうする』のか。
常に工夫をしていかないと 残れない。
アンテナを自分自身で立てて、受信し、発信する。
主役やそのまわりの人たちの動きが 読み進むごとに楽しくなります。
人がうらやむような生活でも『有る』ところには、相応の苦悩も『有り』、打開を探っていく様子も楽しめます。
エネルギッシュな小説です。
たまに小説を読むのも楽しいですね。