先日、愛知県美術館のエルミタージュ展で見た作品が、記憶の中で鮮明です。
この美術館そのものもテレビのドキュメンタリーでたびたび見ています。
それでも尚、見たくなります。
冒頭の解説で、
ロシアの国力、財力。
芸術品の理解と収集力
250年前に美術館として建てられた・・・
250年って、アメリカは独立戦争の頃!
エカテリーナ2世が、芸術作品を買い、公開した。
その後の女王の孫の時代、芸術に興味がないも『高い』が理由で買った。
理解がなくても『買う』プライドも時には 後世に 財産を残す。
ある意味 教訓です。
ルーブルもオルセーも城や駅の転用。
美術館として建設し、重蔵品の増加で建て増ししていく。
映画は美術品の解説と言うより、館の成り立ちや、
いくつかの争い、戦争の中での存続 のために 人は何を成してきたか。
『美術品は公開されるべき物』
イギリスの貴族からコレクションが渡り、現代のイギリスとロシアの関係。
戦争を挟んだドイツとの美術品の関係。
日本もロシアとアートで繋がる。
館長室は、壁にゴブランのタペストリー。
大きなデスクにはA4ファイルと封筒、書類が平積みの山積みに。
世界中の美術館から、貸出や買取りの依頼があるのでしょう。
今回の 東京、名古屋、神戸 半年間の貸し出し。
他国の美術品が日本の美術展に来るときは、
貸主の美術館が修理、改装で閉館中も多々ありますが、
さすが、エルミタージュです。
ちょっと貸し出したぐらいでは、何ということはない。
でも、これだけの建物、作品を維持するための維持費。
捻出のため、日本は大事なお得意様?
私が、一度は行って見たいと思う美術館。
桁外れすぎて、参考になるインテリアではないけれど・・・
感性を磨くには『美しいものを見る』
これしかないと思っています。