坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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高山:フィン ユール邸

2012-11-21 | Weblog
金沢を9時に出発して、高山に11時着
デンマークの建築家 フィンユール邸(日本で言うところの゛写し")が今年1月に建設されました。
NPOになっていますので、入場料ではなく 協賛金です。
道路から見たところ
庭側

ベンチのフレームは外壁に留めてあり シートは取り外せます 

玄関側  正面 
北欧の国 暖炉はかかせません 



勾配天井にあわせて書棚の上部も傾斜してます 

白い壁面にそれぞれワンポイントの色使い
雑多な生活用品が 見えない工夫があるので 可能なこと











予備室 ベッドを壁面に納めてある状態 
ベッドを下ろしたところ 


住まいの在り様で 住む人が日々を大切にしていることがわかります。

金沢21世紀美術館・鈴木大拙館・兼六園

2012-11-21 | 美術館
オープンから8年、一度は行って見たいと思っていた21世紀美術館。
NIC(名古屋インテリアコーディネーターズクラブ)の企画で 行ってきました。
写真で目にする『円形の上に立方体』は 地上を歩いていると、街中 わからない・・・
撮影OK部分     
 現代アートは見る作品だけでなく、 参加したい!
[音] マイクに向かい声を出し、その振動で送風機をまわし、
さらにその風力で盥の水の中のチュウブを振動させて水がはねる。なんだかリズム的
[光] 心拍センサーのバーを握ると脈拍が電気のパルスになり、電球を脈の周期で点滅させる。
次の人が参加すると順送りになる。 200人以上の生きている証。
[水] ジェームズ タレルの空間は 地中美術館でもありました。
   ここでは雨が降っていて 天井に切り取った空間の上の方に巨大なシャワー水栓があるよう・・・
   床面に張ってある水に溶け込んでいく。小雨もラッキーです。

 記事に良く載っている プールは メンテナンスのため、見れず。

水墨画、写真展、キッズコーナー、地元の方達にも溶け込んでいます。

以前 設立当初のことを書かれた、蓑 豊さんの『超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦』を読みましたが
古都 金沢の地、現代アート、市民が参加できる美術館、 成功です。
人を集めるには 情熱と仕掛けが必要 実感しました。


次に訪ねたのは 昨年完成した、鈴木大拙館 ・・・谷口吉生設計
一呼吸してから入るリンとした空気感はやはり豊田市美術館、佐川美術館に共通します。

 哲学にも共通する 建築 【○ △ □ の構成】


四角の手水鉢に三角の切り込み ・・・イサムノグチ作 四国から作庭の方達も
 


地元の方に道を聞き、裏道(高低差あり)を教えてもらい 中村記念美術館、伝統産業工芸館なども
効率よく回ることができました。6時を過ぎると 暗くて ライトアップも見えます。
センターが暗くて多色使いがはっきりせず少し残念です。


夕食もちょっと贅沢 その中の一つ 器も楽しみです 
どうしてもこういうところが気になります。  
九谷焼の街 襖の引き手が陶器です。

翌日 8時開園 兼六園に向かいます。
バスを待つ高校生を横目に 
 日本じゃ無いみたい! 落ち葉の絨毯の向こうにレンガの建築、増築部分がガラス張り・・・旧制四校

珍しい 1本の木の半分紅葉 

兼六園 早朝のため、見学者より、お手入れしている人のほうが多い
池に映る 紅葉の赤が美しい 
休憩所が舟形 
飛び石の横に南天 坪庭的 
赤松 見事さに圧倒されます 
金沢の街並みがここから見える・・・城下・・・やはり高低差