坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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飯田市: 工芸工房 [藍風]

2007-10-31 | Weblog
秋晴れの1日、飯田まで出かけました。


       古民家を移築・再生し、工芸館として甦りました。
      梁の太さ、長さが広い空間を支えています。

以下、吉沢さんのお話・・・【小紋は、産業を育てる証】
              室町末期、男性の衣装です

小紋を作るには
   ・金属産業:型紙を切る刃物・・・武器の技術
   ・木工  :摺ったときに木目が出ない、6mの良質なサワラの板
   ・紙   :型紙を作る、和紙(彫った後で2枚に裂いたとき均質)
   ・農業  :きれいに染まる布を作る、お蚕の食べる桑の生産

技術力の集大成として、身に付ける。
江戸時代は、大名が登城するときの正装とされました。
この着物は、吉沢さんの作品です。
小紋の柄のアップ。

その型紙、型紙のアップです。

型紙を彫ったあと、2枚に紙をはがし、摺ったときに柄がずれない様に、
糸を入れます。よく見ると横に見えます。糸を入れた後、もう一度張り合わせます。・・・・もうこの糸入れの技術を伝える人は居ないそうです。
      途絶えた、日本の技術、貴重な型紙です。   

飯田市: 小笠原資料館・旧小笠原家書院

2007-10-31 | Weblog
建築家・妹島和世さんの設計
妹島さんのお母様の御実家が小笠原家で、所有していた歴史的なものを資料館として、収める建物です。屋敷を山から守るようにカーブしています。
収蔵品は、あいにく展示スペースの3分の2ぐらいでした。
日常の暮らし、領民との関係を垣間見る事ができます。

資料館の向かい側
【重要文化財】:寛永初年(1624)、10万石の領主の屋敷です。



本物です・・・水戸黄門のドラマで見る、領主と家来の座る座敷。
畳の敷き方がすべ同じ方向の広間です。
殿様の座する部屋の天上高が一番高い!
奥の座敷には、書院が付いています。

座って感じる椅子展覧会 :10.26~28

2007-10-28 | Weblog
デザイナーズ ウィーク に合わせて、名古屋:ナディアパーク2階

インテリアコーディネーターの講座に昨年参加されていた、
青木さんに案内状を頂いていたので、見てきました。
クリエーター達の発想のユニークさに、楽しくなります。



オープンスペースで展示されました。デザインを見ている人、
座るという感触を確かめている人、お買い物途中の人、
思い思いに座っています。

中央右が青木さんの作品
   マルセル・ブロイアーのワシリーチェアはパイプですが、これは木製です。
       ・・・・・ 座り心地は ◎