坂野民枝・インテリアコーディネーターの目線:    心地よい空間作りのヒント探し:四方山話

  

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水うちわ:家田紙工さん

2009-07-12 | Weblog
手漉きの美濃和紙です。
製作工程を見せて頂きました。

両側から貼っていますが、透明感があります。




均一な質感で、丈夫かつ薄く、緻密なので色がにじまない!

 骨組みの竹は、四国で作られます。
紙を貼り、ニスを塗って乾かしているところです。
 完成。団扇を煽ぐと金魚が泳いでいるように見えます。
水を描くブルーも揺れると涼感がでます。日本の感性!


提灯の印刷です。シルクスクリーンの技法、一つのデザインに色別、複数の版です。

版を置いて、ピンクの色を載せているところ。
 版をはずしたところです。
 色ごとに繰り返し、完成です。
 パソコンでデザインを起こし、プリンターで印刷。
通常、こう言う工程は見せていただけないのですが、ロールになっている紙は
和紙で、インクも特殊なので、他ではできないと言うことです。

岐阜:後楽荘(料亭、茶室)

2009-07-10 | Weblog
昼膳[ランチ]タイム 食事をしました。
食事をしたのは、蔵を改装したところで、椅子席、和の創作料理です。

(料理の写真はあまりにおいしそうで、写すのを忘れてしまいました。)

遅い時間で、他のお客様がいらっしゃらないと言うことで、
色々お部屋を見せていただきました。

本格的な茶室もあります。
 
パンフレットより:蝋燭、油商の4代目が明治後期に、茶室と庭園を築造。
 
道路からは奥に600坪も続くとはわかりません。
この写真は最後に御見送りをして頂いた時のものです。
 
寄り付きは、非常に明るく茶事に招かれた人たちは色々な会話を楽しんだのでしょう。
銅鑼もあり、茶事が始まるときの静寂を広い庭に作った事と思います。

 
床の間にも窓があります。床柱の下部も大きく削ってあります。
赤み掛かった土壁が粋ですが小間の室内が暗くならない工夫とデザインがされてるようです。
   
棚の飾りが客にも見える位置までOPENです。襖の上方に明り取りがあります。

水屋になっています。(屏風の後ろ)

普段の私の仕事でもエアコンと言う存在をどこにするか・・・・。
茶室まわり・・・水屋棚の上に見つけました。


手水鉢に鮮やかな紫陽花:季節感と涼しさを感じる 気配りです。