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ECHOES

Punk Rock Life

The Pogues/The Ultimate Collection

2005-07-16 06:27:02 | Weblog
アイルランドのバンドと聞かれてどのバンドを思い出しますか?

U2ですか・・・
私はすぐにポーグスを思い出します。

ポーグ・マホーンという、ケルト語で「Kiss My Arse ケツにキスしやがれ」という上品な名前でデヴューした彼等、上品すぎてBBCでは曲をかけてくれないという事で、このバンド名になりました。

アコースティックの楽器を多用、アイリッシュ・トラッドをパンク・スピードに乗せ演奏する彼等、ロンドンのセカンド・パンク・シーンでも独特な存在感を誇るバンドです。

ヴォーカルのシェイン・マガウァンは、パンク・ファンなら避けては通れないフィルム、「パンク・ロック・ムービー」の冒頭シーンで、クラッシュのホワイト・ライオットに乗り暴れまわっていたあの男です。

私は最初気が付かず、ポーグスがある程度有名になりシェインの顔も認知された頃、改めて「パンク・ロック・ムービー」を見ていてシェインと気が付きました。
それではじめて興味持ち、ポーグスのレコードを買ってきたというしだいです。

ポーグス結成以前から札付きの人物として知られていたシェイン、ポーグス結成後は過度の飲酒癖で、ライブでまともに歌う事も出来ないなんて事もあり、最終的には自分で作ったバンドを辞めさせられてしまうという事になりました。

ポーグスがシェインを含めて再結成したという話は聞いていました。
そんな彼等がフジ・ロックで来日するという。
シェインはいったい大丈夫なのか、酒どころ新潟で酒の誘惑に負けずに歌えるのか、行動力の無い私は確認しに行く事が出来ません。

それに合わせてか発売になったのがこのベスト盤です。
ただのベスト盤ではありません。
2枚目のCDには2001年のロンドンでの再結成ライブがフルで、なんと22曲も入っているではないですか。

ライブのはじめの方は声も良く出ておらず、これはかなり厳しい状態なのかと思わせてくれたシェイン、曲が進むに連れて結構しっかり歌えてます。
このように歌が安定しないところもシェインの魅力のひとつと言ってもいいのかも。
行儀の良いシェインなんてつまらないしね。
終盤ではお客さんとも大合唱、いかにポーグス、シェインがみんなに愛されているか判ります。

ベストの方も22曲入り、はじめてこのバンドを聴いてみようという人にはうってつけの内容です。

ベストの1曲目、ライブでも披露された「レイニー・ナイト・イン・ソホー」、この曲が大好きです。
いつ聴いても胸が締め付けられるような曲です。
精神的に決して強くないシェインだから、いつも上にいないでストリートにいるから、だからシェインの歌は心に届くんだろうな。

シェインが体調崩して引退状態だった時、ニック・ケイブがシェインを引っ張り出してシングルを録音しました。
二人でルイ・アームストロングの「What A Wonderful World」をデュエット。
そしてニック・ケイブが「レイニー・ナイト・イン・ソホー」を歌いました。
ニックのシェインへの友情溢れる素晴らしい内容のシングルでした。

フジ・ロックに行かれる方、ポーグスの時は暴れちゃって下さい。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (TK)
2005-07-17 21:25:42
>「What A Wonderful World」を披露宴で使用した



さすがです、一本取られました。



ジョー時代のポーグスのブート今度探してみます、あるかな。



クラッシュがメチャ好きな私ですが、クラッシュ以降のジョーの作品まともに聴いた事ないんですよ。

ミックが抜けた後のクラッシュも含めてです。



ミックのBADは一時期結構気に入っていたんですけどね。



今度最後の頃のジョー作品も買ってみよう。



いつぞやハリーさんと話したポール・ウエラーのスタンリー・ロードのデラエデ、輸入で出てましたよ。

DVDの字幕が欲しいんで、日本盤をと思ったんですけど、まだ発売日決まってないんですよね、輸入でいったろかい!てな気持ちになってきてます。
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Unknown (ハリー)
2005-07-17 10:54:22
あっ、私、件の「What A Wonderful World」を

披露宴で使用した厚顔野郎です。



休みの日で相方がいないと、朝10時から

ビールを飲んでしまうダメな私ですが、

シェーンほどの無茶はしないよう心がけております。



相方が大昔にロンドンに行ったときに5ポンド

たらずでポーグスのブート・カセット(!!)

をマーケットで買ってきました。

白黒コピーの粗雑なつくりで、音も悪い代物。

シェーンのかわりにジョ^・ストラマーが

ボーカルを担当していた時期のものでしたが

演奏はシェーン時代と変わらず、熱いものでした。ポーグスをバックにジョーが歌う

「STRAIGHT TO HELL」はグッときましたよ。





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