ECHOES

Punk Rock Life

来年「藻」よろしく お願いします

2009-12-31 04:08:07 | Weblog
一年なんてあっという間、今年もいろいろな音楽に出会い、たくさんの人と遊んでもらい、横浜FCのゴール裏で狂いまくりました。


今年一番印象に残ったCDはデッドのウィンターランド73、一番やられちゃった曲がマディフランケンシュタインのアセンションプリーズ、一番沢山観たライブが藻の月、そして心はいつも三ツ沢15ゲート。


写真は昨日アースダムでの今年最後の藻の月。
対バンのトラッシュも最高でした。


アホで偏屈な俺ですが、来年「藻」よろしくお願いします。

皆さん良いお年を、読んでくれた全ての人を愛してます。

The Official Method of Pogo Dancing Vol.1

2009-12-30 06:50:02 | Weblog
世の中に溢れる善人面した偽善者、ガラス細工の階級意識を振りかざして上から目線の皆さん、今年も押し詰まって来ましたね、どうお過ごしでしょう(笑)


そんなヤツらに悪態ついて、唾を吐き出しながら世の中に広まったパンク。

30年以上たつと怒りも風化して違った楽しみかたも出来るわけ。


俺なんかにすれば若き頃の懐メロで、聴いていると胸がキュンとしたりね(笑)


ヴィニールジャパン制作の初期パンクのコンピレーション、1枚は海外制作、もう1枚はヴィニールが独自に選曲したものだそう。


収録曲を見るとほとんど知っているようで、実際に聴くと知らない曲も多く新鮮。


初期パンクのコンピレーションというと、年代順に曲を並べたアナログ2枚組の名盤、「Burning Ambitions」があります。


「The Official Method of Pogo Dancing Vol.1」は数曲を除いて、1977から1979年の曲を、メジャーバンドを含めてランダムに入っているのがミソ。


最初から聴いても、シャッフル再生しても、どこからでもポゴダンスが出来ちゃうわけですね。


こういうコンピレーション企画、実は作ってる人が一番楽しいのかも。

自分でも今年パンクコンピ作って、友人に強引に送付。

たぶん誰も聴いてねえだろな(笑)


俺のしょぼい選曲と違って楽しめるし、このCDから興味は広がるはず。

そういう自分も沸々と(笑)

藻の月 2009年最後のライブ

2009-12-27 06:49:39 | Weblog
今年も押し詰まってきましたが、皆さんどうお過ごしでしょう。

寒い、仕事が忙しい、仕事がねえ、金がねえ、とにかく面白くねえ、人生いろいろです。

そんな今年もおさらば、来年にむけて今年最後の「藻の月」のライブで盛り上がりましょう。


12/30(水) 新大久保 EARTHDOM
EARTHDOM PRESENTS『年末スペシャル』
OPEN18:00/START18:30
前売1,500円/当日2,000円
w/THE TRASH/RADIO ACTIVE STARS/CAPSULES/
ワルサーP44/小心者 or CALIFORNIA LOVERS
http://www1.odn.ne.jp/shinjuku-dom/


藻の月は5番目、9時過ぎの出演だそうです。

The Rolling Stones/Altamont Free Conceart 1969

2009-12-26 13:13:25 | Weblog
密かに自室に閉じこもり繰り広げられているストーンズ祭り。

テイラー在籍時のストーンズは自分のロック的興味の原点なわけで、Get Yer Ya-Ya’s Outの拡大版で原点回帰しちゃったわけです。


通称ゲット屋(自分の周辺で)、Get Yer Ya-Ya’s Outから40年なら、あのオルタモントからも40年なわけで、ゲット屋に呼応するように発売されたのがこのブート。


イベントとしての大規模なロックコンサートへの備えが未熟だった時代、ロックの闇の部分を際立たせる事件が起きてしまったわけですが、反面、緊張感溢れる演奏にスリルを感じるのはロック者なら当然のこと。


かなり良質のエアー音源とラジオ音源を組み合わせ、欠損部分をつなぎ合わせて出来る限りライブの全容が再現されていて、当日の共演バンド、サンタナ、ジェファーソンエアプレイン、CSN & Y等のエアー音源含め、生々しい音で聴くことが出来ます。


そう、生々しいんよね。
生でするのが大好きな俺、中途半端に整理したきれいな音より、録りっぱなしの生の音が気持ちよい。


ライブ音源なんて編集すればするほど生々しさは失われるわけで、ヘタな編集は分厚いコンドームかぶせたみたいで感じなくてね~


このブートなんて最初のサンタナで既にガマン汁が、JJFのイントロで一発目、その後もヌキどころ満載。


ゲット屋の40周年エディションと全く同じ、3枚のCDと1枚のDVDというセット。


発売時期を考えると、40周年の表と裏を狙って出してきたんでしょうね。

HALCYONのストーンズ

2009-12-22 11:29:42 | Weblog
Get Yer Ya-Ya’s Outを聴いていて、まあ思うわけですよ、テイラー時期の無編集のライブを聴きたいなと。


作れば売れるバンドのブートはちまたに溢れていて、自分もそこそこ持っていたけど引っ越しや何やらでまとめて処分済み。


鵺院観に行ったついでに西新宿で漁って来たのが写真のブツ。


ミックテイラー加入直後69年のライブと、馴染んで来た72、73年頃とは別物と考えてるけど、今回は西新宿某店製のHALCYONの手堅い音源を2枚。

73年のブリュッセル、ナスティの一部になった音源、それに映像でも残ってる72年のテキサス
ね。

ここで手堅い音源に 手を出すのは、やはりブートに疎くなってる証拠(笑)


以前ギャンブルを一切やらない俺に、「ギャンブルやってるじゃん、ブート」と言ったのは藻の月のギタリストだったけど(笑)


ブートってねえ、買い続けてるとあたりがつくんだけど、あいだ開けると見当つかなくなるんよね。


まあこの辺の音源は出尽くしてるだろうし、新装で出ればなんでも拍手して喜ぶほど間抜けじゃないもんで、まあじっくりと、来年はギャンブルもしますか(笑)

木工用ボンド

2009-12-20 07:04:19 | Weblog
ジャズ廃盤店はレコード店の中でも極北的に特殊なわけで、その店主になると当然その道のマニア、レコード再生やメンテナンスの達人なんですね。


取っ付きにくい人が多いけど、仲良くなると色々な事を教えてくれる師匠みたいな存在。

横浜日ノ出町にあった、日本一高い店ディービーズの店主もそうでした。


コンディションの良いオリジナル盤を売る店で有名で、扱ってるレコードは骨董品。仕入れたレコードのジャケットにダメージがある場合が多く、修繕が必要だったりするわけです。


そこで活用するのが木工用ボンドだそう。
塗った時は白くて不安なのだけど、乾燥すると透明で見えなくなるのです。


レコードのジャケットの剥がれなら、木工用ボンドで張り合わせ形を整え、洗濯ハサミで挟んでおけば翌日にはきれいな状態になってます。

実は先日買ったデッドの箱が小さく剥がれていて、剥がれた部分を張り合わせ、重しを乗せ圧着、良く朝にはキレイになってました。


もうひとつ、JLC野音の限定箱のデジパックが剥がれてしまっていて、それを修繕したいのだけどブツは友達の手元に。

早く直さなければ。

皆さんも是非お試しあれ。

Bunny Wailerのドーナツ盤

2009-12-19 13:08:29 | Weblog
ドーナツって好きですか?

俺はアルコールを全く受け付けない体質なんで、その代わり甘いものを少し多めに食べたりすんのよね。

以前は子供とふたりでミスタードーナツ に入って、一度でポイントたまり景品もらってくるくらい、数にして10個くらい食べたかな~


最近はあまりドーナツ買ったりしないんですが、先日ゴクラクで久々に買いました。


以前はセンターホールを大きく開けた7インチシングルをドーナツ盤と呼んで、日本盤シングルはこれが主流でした。


最近は7インチシングル自体あまり売ってないですから。


アダプターが必要で面倒なのに、何故ドーナツ盤が存在していたかというと、俺が思うに持ちやすいからかなと。


わずか3分程度しか 収録できず、12インチのように音質にアドバンテージがあるわけでもないけど、アルバムからカットして曲を短くまとめ放送局でかけやすくしたり、価格が安いので売りやすいとか、昔はレコード文化の中心的存在だったのです。


久々に買ったドーナツ盤、手に持ってみると独特な雰囲気があるし可愛らしいですね~


Bunny Wailerの12インチと同じ、Dub Store Recordから発売されてるのですが、1987年に同名アルバムからカットされた「Roul Dance Hall」、B面はダブバージョン。

もう一枚は、ソロデビュー作Black Heart Manに収録された曲「Bite Up」の、それ以前に録音リリースされたファーストカット。

B面は同曲にBig Youthが参加したバージョンです。


これもまたCDで聴くのと全く意味合いが違う、12インチとも違う音楽の聴き方でしょう。


中学生の頃みたいに、片面3分の曲を何回も繰り返して聴いてしまいます。


中学生の頃、小遣い貯めてドーナツ盤買ったはいいけど良くなかったりね。

それでも仕方ないから繰り返し聴いて、 そうしてるあいだに好きになったり(笑)


この2枚は最初から最高でした。

The Rolling Stones/Get Yer Ya-Ya’s Out!

2009-12-17 11:19:01 | Weblog
それ以前にもディープパープルやらアリスクーパー、それにストーンズも聴いていたのだけど、今につながる自分が好きなロックの格好良さ、魅力を自覚したのが、FMラジオで流された「Get Yer Ya-Ya’s Out」を聴いた時。

まだまだ素直な中学生の頃ね(笑)


ストーンズはリアルタイムでアンジーのシングルを買っていたけど、ジュリーもテレビで歌っていたロック曲とは、全く違う興奮をJJFからはじまるライブに感じたわけ。


40周年記念デラックスエディションだそう、あのFMラジオからも35年以上経過してる。


本編に加えて共演のBBキング、アイク&ティナターナーの音源収録のディスク、それに本編に収録されなかった未発表テイクをまとめたディスクが付け加えてある。


問題の未発表テイクは、放蕩むすこ、ユーガッタムーヴ、アンダーマイサム、アイムフリー、サティスファクションの僅か5曲、時間にしてたった18分26秒。

声を大にして言います、されぞ18分26秒なのです。

濃さは半端じゃありません。


アンダーマイサムからアイムフリーに同じリズムでつながる3から4曲目、これなんて泣きそうになりますよ。


この未収録テイクを、本編の後ろにボーナス的につけなかったのは正解だと思う。

反面、本来のセットリスト通りに収録したものを聴いてみたくもなる。


ボーカルの入れ替え等編集した音じゃなくて、録音したままの音源を聴いてみたくなるな~


レココレの特集がこれだったので買ってみたのだけど、なんたらって姉ちゃんが、この時期のストーンズを感じさせる日本のバンドとして、村八分、ルージュ~スクリューバンカーズ、山本翔のパフォーマンス等、昔のバンドばかりをあげていて、さて今は的な事を書いてんのよ、大爆笑したぜ。

俺の昔の知り合いの女房らしいけどな、そんなとこだろ。


当時のストーンズを感じさせてくれるバンド、それは藻の月よ。


中学生の時、FMで流れたこの音をカセットに録音した時、それから35年後に藻の月と知り合いになる運命が決定したのかも。


赤い糸じゃなくて、黒い荒縄で結ばれちゃったのかな、僕たち。


当然の事、藻の月に興味がある人はこれを聴いたほうが良いし、同時のストーンズが好きならば、是非藻の月のライブに接してみてほしい。

Grateful Dead/Winterland June 1977

2009-12-15 21:40:59 | Weblog
今年もすっかり押し詰まったわけですが、この1年で一般的な人よりちょっとだけ多くCDレコードを買ったような気がします。


1年間で一番沢山買ったのがデッド、そのライブ音源シリーズですね。ここに更に追い討ちを掛けるように、Road Tripsの3クール目の1番目、1979年オークランドでのライブ音源 、そしてWinterland June 1977の箱が到着。

今回はそれぞれボーナスディスクも付いていて、もうこれだけで年内腹いっぱいかなと。


そんなにデッドのライブ音源買って聴けるの飽きないの、なんて思う人もいるでしょう。


セットリストが変化に飛び、一回として同じ演奏をする事の無いバンドなんで、車の中で家で、ダラダラ聴き続けて全く飽きなしい、聴くたびに新しい魅力に気づくって感じ。


1カ月くらいデッドしか聴かない時期もあったしね。


バニーウェイラーの12インチみたいにたった1曲の至福感もあるし、WinterlandのCD10枚の至福感もあるんですね。

まだ1枚目しか聴けてないけど(笑)


ビートルズボックス買った人、聴いてますか~
飾って満足して埃かぶってない?(笑)


俺はデッドを聴き倒します。