ECHOES

Punk Rock Life

Bob Dylan  30選

2009-04-30 15:50:28 | Weblog
HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGEのハリーさん、彼からある課題を出されて1ヶ月。

http://blog.goo.ne.jp/pureandeasy/

ボブ・ディランの30曲を選ぶ遊びをしようよと・・・・
あ、遊びになりません(涙)

レギュレーションは次の通り。

好きな曲を順に5曲ずつ、6つのブロックにわける。
ポイントの給付も同じ、ブロック1の各5曲は均等に6点、ブロック6の5曲は均等に1点。
複数の選出者がいた場合、その人数分のポイントを加算する。
ライブ盤のテイクも選考対象で、収録アルバムを明記。
コメントと一番好きなアルバムを明記、だそう。

かなりキツいので友達の選曲も混ぜさせてもらいました、なにしろ私なんかよりずっとディランや音楽に詳しい友人が多いので。
私でなくて、ECHOESとしての選択になりました。

私が選んだのはあくまでもベストじゃなくて、改めてこの4月に聴いてみて好きな曲という事で。

ブロック1

Like A Rolling Stone/LIVE 1966
「ユダ!」
「お前の言うことなんて信じないよ、お前は嘘つきだ」
「でかい音で行くぞ」という、ロビーロバートソンの言葉に合わせて始まるのがこの曲。
数あるロックのライブで、最もスリルがあった瞬間か!!

Blowin' in The Wind/The Freewheelin'(モノラル)
皆さんが選ぶだろうけど、モノラルのアナログ盤の臨場感は異次元

It's All Over Now,Baby Blue/Bringing It All Back Home
私より100倍ディランを愛する友人、Nariさんに選んでもらった曲、もちろん私も大好き!

Tangled Up In Blue/Blood On The Tracks
これもNariさん選択、Blood On The Tracksは友人の中でとても人気が高い事が判明。

Simple Twist Of Fate/Blood On The Tracks
私の大好きなバンド、藻の月や鵺院のドラムをやられてる、中村清さんに選んでもらった曲です、もちろん大好き!!


ブロック2

Forever Young/Planet Waves
年齢を重ねるごとに胸に滲みてくる曲、アナログ盤でいうA面最後のテイクを。

A Hard Rain's A-Gonna Fall/Live at The Gaslight 1962
アメリカスターバックスだけで限定発売された盤、若きディランのカフェでのライブ、その初々しさや店内の雰囲気がわかる録音。

Don't Fall Apart on Me Tonight/Infidels
北海道の友人、鮎門さんが選んでくれた曲。ミック・テイラーやスライ&ロビーが参加したこのアルバム、地味だけど好きな曲沢山!

Visions Of Johanna/Blonde On Blonde
Nariさんが選んでくれた曲、Nariさん今はディランを追いかけアメリカにいるはず・・

Mozambique/Desire
Nariさんに選んでもらった曲、Desireアルバム通して私も好き。


ブロック3

Watching The River Frow/Greatest Hit Vol.2

Don't Think Twice, It's All Right/Greatest Hit Vol.2
この2曲ですが、私がはじめて買ったディランのレコードがGreatest Hit Vol.2で、冒頭の2曲の流れに思い入れありです。
くよくよするなよは、オリジナルでなくて私的にはGreatest Hit Vol.2なんですね(笑)

Ballad of a Thin Man/Highway 61 Revisited
これもモノラルのアナログ盤を好んで聴いてます。

Buckets of Rain/Blood On The Tracks
これも北海道の鮎門さんが、やはりBlood On The Tracksは人気。
彼の推薦するシベールの日曜日というバンドのライブが、6月8日高円寺ショーボートで行われます。俺は行けないのですが・・・

Day Of The Locusts/New Morning
これもNariさんが、ありがとうございました!


ブロック4

License To Kill/ Infidels

Jokerman/ Infidels
ミック・テイラーやスライ&ロビーなど、豪華なメンバーで録音されたわりにプロデュースがいまいちな/Infidels、メンバーを活かしきれてないと思うアルバム。
だけど良い曲が揃ってるんですよね。

Tonight I'll Be Staying Have With You/Live 1975
ローリングサンダーレヴューなるライブ、白塗りの顔で現れたロックシンガーのディランは、冒頭のこの曲で絞り出すに歌い出すんですね。
ロックだけを聴いていて、このアルバムからディランに入る人はいると思う。

Maggie's Farm/Hard Rain
Live 1975の翌年、1976年のライブ。ラフさではLive 1975より上。

Going Going Gone/Planet Waves
バンドのロビー・ロバートソンの胸を引っ掻くようなギターが最高です。リチャード・ヘルもカヴァーしましたね。


ブロック5

Highway 61 Revisited/Real Live
ミック・テイラーを加え、まるでストーンズをバックに演奏してるようなディラン、かっこいいです!
この日の完全版を聴いてみたい・・・エアー録音ブートでは存在します。

Tombstone Blues/Highway 61 Revisited
アルクーパーとマイクブルームフィールドがさぁ、ウヒョヒョヒョ・・

Shooting Star/UNPLUGGED
賛否両論のUNPLUGGEDですが、私的には好きです。ただTV収録故のワザとらしい観客の声に引きます。
亡くなったロイ・オービソンを偲ぶ曲を情感たっぷりに歌っていて胸に来ます。

Mississippi/Tell Tale Signs
Love And Theftに収録されたけど、実はTime Out Of MindのアウトテイクだったMississippi。
昨年多くのディランファンに、期待と挫折感を味あわせたTell Tale Signs限定盤ですが、各CDに3テイク振り分けてあり、そのどれもがLove And Theftに収録されたテイクより好き。
特に1枚目のトップに収録のギターだけをバックに歌うテイクが好き。

Ring Them Bells/Tell Tale Signs
Oh Marcyに収録された曲ですが、Tell Tale Signsには2テイク収録。
3枚目のCDにピアノ弾き語りテイクが入ってるけど、2枚目に収録されたライブが凄く良い。
比較的小さな箱でのライブだと思うけど、客の反応も含めて雰囲気最高です。


ブロック6

Dignity/Tell Tale Signs
Ring Them Bellsと同じくOh Marcyに収録された曲。ディランのピアノの弾き語りデモだけど、情感たっぷりなディランの声がストレートで素晴らしい。

The Time They Are A-Changin'/CARNEGIE HALL 1963
非売品だけど一応オフィシャルで出たもの。若きディランの熱気感じるテイク。

Caribbean Wind/Biograph
CD初期の編集盤に収録された曲、目立たないけど好きで、自分で編集したカセットテープを女の人にプレゼントする時に挿入する定番曲でした。
Caribbean Wind聴きながら、第三京浜保土ヶ谷SA近くのラブホCaribbeanで挿入だ、イエ~イ!!

Senor/Not Dark YetCDシングル
思い出の場所で録音されたライブというのは格別で、フィレンツェから電車で1時間ほどの城壁のある街ルッカでのライブ音源。
いわゆる観光地とは違う大学のある落ち着いたきれいな街で、ルッカを思い出しながらこれを聴いたりです。

Seven Days/Bootleg Series
ロンウッドがソロで取り上げたSeven Daysという曲は、ディラン自身はローリングサンダーレビューで数回演奏したのだそう。
そのうちの1回が「Bootleg Series」に収録され、これがまたかっこいい!
クラプトンのレコーディング時に顔見せたディラン、クラプトンとロンウッドにこの曲を使っていいよと言ったそう。
なんとクラプトンは断るというセンスの悪さ、ロンウッドがレコーディングする事になったわけです。


最後に好きなアルバムを・・・

The Freewheelin'

数年前に出たモノラルのアナログ盤の臨場感が素晴らしいです。
ステレオは横への広がり、モノラルは奥行きです。
まだユニオンあたりにくすぶってる可能性もあるので、見つけしだい確保しましょう


もちろんまだまだ好きな曲はあるわけです。
でもね、もうこういう企画を振らないでね、ハリーさん(笑)


The Rolling Thunder Revue

2009-04-29 12:47:41 | Weblog
この1カ月、ボブディランの曲を30選ぶ企画に参加させてもらい、家ではディランだけを聴き、その他のCDは車の中で聴くという生活でした。


堕空というバンドで活動している、藤井君という友人。


私よりかなり若いけど、私なんか足元にも及ばないくらい音楽に詳しい人で、自分の目と耳で音楽を判断でき、吸収した音楽を自分の音楽に変換できる、感性才能ある人です。


彼曰わく、 Rolling Thunder Revueでのライブの歌い方には違和感を覚えたと。


伝説的なライブでのディランですが、確かにこの時期のライブは明らかにいつものディランと違う印象。


ディランが自分の音楽を無理にロックに当てはめてあの歌い方になったのかなと。


ロックにすり寄っていったという感じか。


逆にRolling Thunder Revueのライブを聴いてディランに興味を持ったという友人も複数います。


純然なロックばかりを聴いてた人にとって、取っ付きやすい時期のライブだけど、それ以前から聴いてた人は、白塗りの顔でがなりたてるディランに面食らっただろうな~


Rolling Thunder Revueでロックにすり寄ったディランですが、その後はロックがディランにすり寄ってくるのです。

5月、6月、藻の月 ライブ情報

2009-04-28 21:14:46 | Weblog
4月には関西ツアーも行った、藻の月のライブ情報です。

5/1(金)@高円寺稲生座
w/ナマステバンド
¥1,570(当日のみ)

藻の月は21時頃~の予定だそうです。


5/7 (木)
EARTHDOM presents
18:30/19:00 \1700/\2000
w/
Ijar connect(HIGO HIROSHI,BOY,BRAVO KOMATSU,TATERYAMA)
http://blog.meki-higon.com/?cid=25532
vais
maisamm(YAMP KOLT x サム・ベネット)
http://www.cemetery-records.com/mai/cb3.cgi
etc


私はどちらかに行くつもりです。


6/11(thu.)@高円寺ShowBoat
・藻の月
・THE PANTZ http://6030.teacup.com/foolpantz/bbs
・Wabo-Chao(宮下敬一+田畑満+藤掛正隆) http://www.myspace.com/wabochao
・セレブス


参上予定です。


今観るべきバンドです。

このデザインの正体は?

2009-04-27 17:58:54 | Weblog
横浜FCの、いつも一緒にいるサポーターが手作りしたフラッグです。


デザインは有名なバンドのジャケットを参考にしたそうですが、はたしてそのバンドとは?


見たところデッドベアとスカルを組み合わせたような。


皆さん、こんなジャケット見覚えありますか?

GRATEFUL DEAD/To Terrapin:Hatford '77

2009-04-26 20:18:53 | Weblog
今年のはじめ西新宿に行った時、つい探してしまったのがデッドのブート。


あれだけ沢山のライブ音源がオフィシャルで出てると、ブートレッグの存在価値も薄れるのでしょう。


ちょっと寂れ気味のあの界隈で、食指を動かされるようなブツはあまり無かったな~


しかし、気になるバンドがあるとすぐにブートに走る俺の悪癖。


「Winterland 1973」と同時に出たのがこの「To Terrapin:Hatford '77」


気持ち良さそうな77年物ですが、Winterlandがあったのでスルーしてたんですね。


しかしアマゾンのインフォメーションを見ると、3枚組のこのセットが1960円!

2000円切ってるわけで、ポチするのに迷う要素無しでした。

手元にあるだけで今年いっぱいデッド浸けの生活送れると思うのですが、ですが(笑)

GRATEFUL DEAD/Winterland 1973

2009-04-25 16:19:28 | Weblog
昨年末からデッドのライブCDを相当数入手したのですが、それまであえて避けていたわけで、刺激を覚えてしまえば次々に更なる刺激が欲しくなるスケベな俺(笑)

そんなに買ってどうすんのと、周囲の蔑みを感じはじめた頃、HMVやアマゾンからインフォメーションが届いたのがこれ、「Winterland 1973」という箱。


コアなデッドファンは昨年のうちにボーナスディスク入りのセットを入手してるはずですね。


ざっと各年代のライブを聴いてみて、一番気持ち良く感じたのが70年代、もしくはそれ以前のもの。

入手出来るのをすべて買ってしまうほど資金も聴く暇もないし、これからはその時期のライブを的を絞って、と、思ってた矢先の「Winterland 1973」です。


迷わずポチしてしまいました。


1973年11月に3日間行われたWinterlandでのライブを収録した9枚組、刺激だらけでイキどころ満載。


3日間連続のライブと言っても、最近のパッケージライブと違って連日内容が違うわけで、3日分がひとつの長いライブと言ってしまってよいのかも。


ここ暫くはこの9枚を車に入れ、ダラダラと聴いていました。

俺的にスリルを感じるのは、2日目の2枚目のCD。


全ての曲を切れ目無く連続で演奏してるのですが、「Morning Dew」に入った時のダウナーな感じが最高!


それに3日目の35分に及ぶ「Dark Star」か。


音質の微妙なバランスの悪さがまたリアルなんですよね~


きれいに揃えた音より全然好き。


このパッケージに9枚組を入れて9千円ほどで買えてしまう安さ、ボーナスディスク付いてないけどね。

Lou Reed/METAL MACHINE TRIO

2009-04-23 17:33:47 | Weblog
昨今のCDはずいぶんとクリアーで上品な音質になったなと思うわけです。


昔の作品の再発でもそう。


テクノロジーを駆使し、元々ノイズが混じるマスターを、誰にでも飲み込みやすく磨き上げていく。

確かに聴きやすいCDが出来上がるのだけど、それと同時に何かを落としていくように感じるわけ。


クスリなんて副作用があって苦くてあたりまえ。


副作用の無いクスリなんて効きはしないんだよね。


音楽もそう、聴きやすくて誰にでも受け入れられる音楽は効きが悪いね~

本当に面白い音楽は毒があって聴き手を選ぶもの。


果たして全ての人がオリジナルのベルリンの凄みを知っていたのか。

再演ベルリンは沢山の人々の絶賛を浴び、映画になり、ライブCDになり、話題になりました。


そのパフォーマンスに違和感を覚え、興味を無くした人は私の周りに何故か多い。


友達に教えてもらい、Lou ReedのHPからだけ購入出来るのがこのCD。


「METAL MACHINE TRIO」というタイトルにアレを思い出し身構える人もいるかも。


無機的なアレとは全く違い、Lou Reedを含め3人のメンバーによるノイズインプロゼーションは、とても人間臭くて味わい深い音。


2夜で合計4回のセットはもちろん全て異なる演奏。


3人による音の重層感の心地よさ。


サブタイトルにはSister Ray Recordingと。

そう、Lou Reedのあの部分を堪能出来るのです。


ある意味Lou Reedの集大成的なCDだと言える。


再演ベルリンで顔を紅潮させ絶賛した人のうち、何パーセントかの人は困惑すると思う。


聴き手を選ぶ音なのです。

笠松運動公園

2009-04-23 08:34:02 | Weblog
先日の日曜ですが笠松運動公園に行きました。


コメント書いてくれるラモスカさんの近所か(笑)


諸処の問題があるのですが横浜FCはとても苦しいシーズン、天候に恵まれた笠松で今シーズン初勝利。


試合が終わりサポーター席に向かう笑顔の選手達を見ていたら、思わず泣いてしまいました。


うむ、俺ってけっこういいヤツじゃんと思う。


聴いて泣いてしまうほどの音楽に死ぬまでに出会えるかな。

今のサッカーで一番重要なのはボランチ。

akajam@国立地球屋04.17.

2009-04-18 07:07:31 | Weblog
はじめて行く国立と、はじめて入るライブハウス地球屋で、はじめて「akajam」というバンドを観ました。


でもメンバーも客席も知った顔が多く、気の弱い私も硬直せずに演奏を楽しむ事が出来ました。


フリーなジャムは展開の変化も多く時間を感じさせず、気が付くと45分の演奏時間が過ぎてた感じ。

ベースのakaさん、小山耕太郎さん中村清さんが基本メンバーだそうですが、昨夜はヌエインの土肥さんも参加。


彼のエフェクトヴォイスが効果的でよりスペイシーな雰囲気を出していたと思う。


ちょっとビール引っ掛けてakajamの音に身を委ねると気持ち良いな~


行き帰りの車中ではデッドでアップとクールダウン。

FRICTION/DEEPERS

2009-04-16 09:35:57 | Weblog
買ってどのくらい経ったかな、フリクションの久々の新作。

レックと中村達也ふたりになってからの音は、ライブDVDや秘密の音源などで聴かせてもらっていて、そのメンバーでの新作はある程度予想がついていて、良くも悪くも予想を裏切らない音だった。


皆さんが両手を上げて喜ぶカヴァー3曲が特に予想範囲内、俺的にはオリジナルの「DEEPERS」が好き。



以前知人から聞いた話。


チバなんとかってギターがフリクションに入った時、レックからスタートレックの時計を貰ったのだそう。


レックとスタートするという意味で(苦笑)


知人に勧められてチバなんとかさんのロッソというバンドのCDを買った事があって、一度だけ聴いて旅に出してしまった。


「DEEPERS」は本当に良いロックミニアルバムだと思う。