ECHOES

Punk Rock Life

Almost Blue/Elvis Costello

2010-06-28 10:43:22 | Weblog
俺の大好きなドラマーがいるわけ。


ドラマーはサッカーのゴールキーパーみたく、一番後ろで全てを見渡しているわけで、彼は日本のパンクロック黎明期からその世界を見渡してたことになる。


そんな彼がコステロがバーズのグラムパーソンズをカヴァーした曲が好きだそうで、ウルッと来たりしたそう。

あ、あのアルバムだよな思ってたのが「Almost Blue」


近所のブックオフに散歩に行くとあるんですね、紙ジャケで。

ちょっと古い世代の紙ジャケは値段も安く950円、しかもその日は20%オフの日で760円でした。


日本盤の帯部分を読んでみると確かに書いてありました、カントリー曲のカヴァーアルバムでグラムパーソンズの曲もやってるよと。


家に帰ってまずはそのグラムパーソンズの曲を聴こうとすると、2曲入ってやんの(笑)


ど、どっちを聴いて彼は潤んだのか!


4曲目に入っているI'm Your ToyかラストのHow Much I Lied


まあいいや、自分の好みで彼が好きなのはI'm Your Toyと設定。


すっげえ良い曲で俺も大好きになりました。


俺の音楽の聴きかたはこういうので、友達のハートに響いた曲が俺にも反響、その逆もあったら嬉しいなと。


反響、ECHOESというわけです。

The Stooges

2010-06-27 03:09:50 | Weblog
ストゥージーズの1枚目が、ライノハンドメイドからCD2枚組、7インチシングル付きで発売されたのですが、数年前に出た2枚組デラックスエディションより僅か6曲多いだけという、実に微妙な内容。


デラックスエディションを持ってる人にとっては、改めて安くない値段のこれには手を出しにくいでしょ。


しかしです、このアルバムのプロデュースをしたジョンケイルはいったいどこを見てたのか、感性の鈍い私は今回やっと気付いてしまった。


後のイギーのインタビュー記事で、このアルバムでジョンケイルがしたことは、サイケデリックなヴィオラを弾いただけだと書かれてたのだけど、ジョンケイル ミックスの全容と未発表曲を聴いてみてなるほど、と。


ヘビーでストレートなロックバンドだったストゥージーズの本来の音をレコードに残したかったイギーだけど、ジョンケイルはヘビーサイケなレコードを作り上げようとしたんでしょね。


ピストルズでジョニーロットンががなり立てるように歌うノーファン聴いて、それを求めてストゥージーズを最初に聴いた時の微妙な物足りなさ。

それはイギーとジョンケイルの引っ張り合いによって出来たのじゃなかろうか、なんて想像してしまう。


ジョンケイルのオリジナルミックスが採用されてたらこのレコードの評価も違ったものになったんじゃあないか。


わざわざ7インチシングルにも収録、もちろんCDにも入っているAsthma Attackの混沌さには、次のアルバム「ファン ハウス」も見え隠れ。


I Wanna Be Your Dogのモノシングルヴァージョンの圧縮されて歪んだ音にはストゥージーズ本来の姿を思わされたり。


とにかくどこを聴いてもヤバいし凄い!

なんとこのセットが楽天で買えてしまうんですね。

何も迷う必要はありません、無くなってからでは遅いのです。

ゴクラクで見つけたブツ~Seedsのビクチャーレコード

2010-06-25 10:31:17 | Weblog
さて、当ブログECHOESの新機軸です。


私が親しくしている横浜白楽の「ゴクラクレコード」

そこで見つけたけど俺は買わないぞ、的なレコードやCDを紹介して行こうと思います。


東急東横線、白楽駅から六角橋商店街方面に出て、六角橋商店街を渋谷方向にゆっくり3分ほど歩くと、右側にあるのがゴクラクレコード。

電話番号は0454314167、月曜は定休日です。

ECHOESに付き合ってくれてる皆さんならきっと楽しめるので、機会がありましたら是非お立ち寄り下さい。

無理してレコードCD買う必要ありません(笑)


ゴクラクも出来て25年。
都内から少し離れた場所にある事もありやや回転が悪い、そんなわけでアレと思うブツが残ってたりします。


これはUSサイケのSeedsのビクチャーレコード。

アナログレコード末期の頃はビクチャーレコードが流行ったもので、日本盤も含めてかなり出回ったもの。


これなんかもその当時入荷したのだけど、いまだに売れないで寝てしまってるレコードでしょね。


時々気にして眺める事20年、でも手が出にくいブツだったりします。

Hollywood High EP/Elvis Costello

2010-06-24 21:59:27 | Weblog
かれこれ20年以上前、ちょっとカラダを壊して池尻大橋にある病院に入院することになったんですね。


入院することが決まり、落ち込んでぼんやりしながらバスに乗り、渋谷で降り向かった先が当時渋谷にあったWAVE。

ワゴンセールで500円で売られていたコステロのCDをほとんど無意識で買いました。

そんな時にもCD(苦笑)


家に持ち帰りそんな気分で再生してみても楽しめなくてね。
それからなんですが、コステロの独特な歌声を聴くと嫌な気分になりまして、嫌いなアーティストになってしまいました。


それは今もで、まあ他にも沢山聴きたいものがあるし、無理して聴く必要は無いわけで。


拡大版で再発されるCDにも全く心動かずなのですが、先日見つけたこのEPに何故か惹きつけられました。


お友達のサイケデリックレコードショップ「ゴクラク」で買いました。


元々は79年に発売されたサードアルバムに同梱されたEPだそうですが、ちょっと変わった経緯でゴクラク店主が入手したのだそう。


当時発足したばかりのスマッシュが、まだ若いコステロを招聘。
それの警備のバイトに駆り出されたのがゴクラク店主。

その時にバンド側がこのEPを持参して、日本側スタッフに配ったのだそう。


それを店に出しちゃったわけ。


今は紙ジャケCDでこの時のライブ音源はバッチリ出てるのですが、7インチEPで僅か3曲を聴くという行為はCDとは違うんですね。


じっくりと歌い上げる3曲を選んで収録、ピアノだけをバックに情感たっぷりに歌う「Adcicents Will Happen」の素晴らしさ!

続く「Alison」もグッと来るし、「Watching The Detectives」も良い!


苦手だったコステロだけど、このEPを何度も繰り返し聴いてるうちに他の曲も聴きたくなりますね。


新素材CD紙ジャケで販売してるそうです。

皆さんの想像するとおりの行動を取ってしまうんでしょうね、俺。

鵺院企画キメラ座に藻の月が出演します

2010-06-24 06:28:07 | Weblog
シングルCDも完成した鵺院の企画「キメラ座〜chimera freedom selection~vol,4」がおこなわれます。


7月5日(月)@EARTHDOM
「キメラ座〜chimera freedom selection~vol,4」
*鵺院
*SPEARMEN
*藻の月
*los doroncos
(吉祥寺OZの、裸のラリーズの、どろんこ氏! &らりは氏! &川口氏!)

なんと、藻の月がキメラ座に登場です。

藻の月がトップで鵺院が最後だそうで、レコード店によって計画的な遅刻常習の私も最初から行きます!


鵺院、藻の月それぞれ10日にもライブがありまして。

7月10日(土)@荻窪velvetsun
[暁雲(gewoo)第三幕]
*鵺院
*浮遊

7月10日(土) 新宿 URGA
藻の月/Pyano/(RSK)2/After The Sludge


そういう私はその日、横浜西口某所でサッカー的な集会で飲んだくれる予定、絶対に新宿にも荻窪のもたどり着けないと思います(笑)


Hawaiian Muzic #2

2010-06-21 20:36:58 | Weblog
前回ブログった「Pakaroro」のマスター、MU-CHOさんミックスのハワイアンレゲエのCDです。


シリーズとして何枚か出されていて、ルーツレゲエが好きという私に勧めてくれたのがこれ。


とはいえかなり緩い印象があって、最初はアララ状態だったのですが、ノンストップで繋げられた音を聴くにつれカラダにじんわり浸透してくる気持ちよさ。


全く未知の曲に演奏者ばかりなんだけど、MU-CHOさんというフィルターを通して新しい音楽に出会う楽しさがありますね。


以前ゴクラクで借りたミックスCDはほとんど興味持てなかったんだけど、ミックスした人の顔が見えると入っちゃいます。

Pakaroro

2010-06-20 06:32:26 | Weblog
サイケデリックレコードショップ「ゴクラク」から妙蓮寺方向に5分ほど歩いた場所にあるのがレゲエショップ「Pakaroro」です。


格安Tシャツ、アクセサリー、何に使うかわからないペーパー、何に使うかわからないパイプ、マスターがミックスしたCDとか売ってます。

マスターのMU-CHOさんも柔らかく感じ良い人。


何に使うかわからないものは置いといて、MU-CHO mix CDと子供のTシャツを買いました。


Tシャツは全て1000円、mix CDはハワイのレゲエバンド中心らしいけど緩い感じの音で、かなり丁寧に作ってあります。

Zero Zero One/Adrian Sherwood

2010-06-19 04:55:25 | Weblog
梅雨、ですか。

その合間の暑さが年々キツくなってきて、あぁ、若くはないんだなと。

そんな日は程良く空調の効いたレコード店とかが一番の避暑地。

皆さんもそうですよね、わかります。


先日新大久保に鵺院を見に行った時、運転も疲れたし会場入りする前にダブストアーレコードに休憩に寄りました。

その時に買ったのがこれ。


ON-Uの総帥、エイドリアンシャーウッドのソロシングルですが、これはPressure Soundsから発売されている10インチです。


ジャズ廃盤世界ではトオインチと呼ばれ、廃盤店でそう呼ぶとツウっぽく聞こえますが、レゲエ店でそう呼ぶとジジイみたいでダサいかもしれない。


レゲエの世界ではディスコプレートと呼ぶそうですが、なんだか気恥ずかしくて言えない俺はやはりオッサンだ(笑)


元々はSPレコードのサイズなのです。


12インチシングルと同じで、余裕を持って溝を切れるんで音質にアドバンテージがあるわけです。


7インチシングルの収録時間では絶対に物足りないはずのエイドリアンシャーウッドのシングル。


A面の疾走感のある「Zero Zero One」という曲が強力で最高!


B面の「Pass The Rizla」も悪くはないけど「Zero Zero One」に完全に消し飛ばされてる印象。


1曲が印象に残り過ぎて他の曲が思い出せない、良いシングルってそういうものですよね。

Rough Power/lggy & The Stooges

2010-06-17 12:08:12 | Weblog
最近思うんよね。

人間関係を保つというのは、相手に好意を持つのでなく、お互いに許し合うとい事だなと。


う~む、今日の俺は冴えている。


ストゥージーズが再結成ツアーをはじめる時、ジェームズウィリアムソンも加わりたかったそうだけど許されなかったそう。

許さなかったロンアシュトンは亡くなり、今はジェームズウィリアムソンが参加してツアーしてるそうですが。


人一倍カラダに気を使い過去の淫力魔神ぶりをパフォーマンスするイギー。

でもまあいいじゃん、淫力魔神の頃は映像でも見れないわけで、過去を演じるイギーでも見たいと思う今日この頃。


そりゃそうでしょね、一気に集まってしまったストゥージーズの過去音源を毎日のように聴いてますから。


数年前にイギーがミックスしなおした「Raw Power」でも、デビッドボウイがミックスしたオリジナルの「Raw Power」でもない。

デビッドボウイがちょっと目を離してる時にイギーがサクッとミックスした音源なのだそう。


イギーのこの時期のアウトテイクを数多くリリースしている「Bomp」から、たぶん20年くらい前に出たと思うのだけど、これのアナログ重量盤をジャケットの圧力に負けて、発売当時からサイケデリックレコードショップ「ゴクラク」の片隅で眠っていたものを買ってしまった。


CDで曲数を増やして発売されてるはずだけどあえてレコードで。


元々がラジオで流された音源のようで、イギーのインタビューをはさみ8曲。

音もかなり荒っぽいもので、アナログ重量盤だからといって良い音でもない。


「Raw Power」拡大版のようなクリアーな音ではないけど、元々の音が持ってる暴力的なエネルギーは当然こちらが上。


ボウイのミックスは暴力的なエネルギーをえげつなく聴こえるようにしたって感じかな。


感性が低く稚拙な俺の比較ですがね(笑)