ECHOES

Punk Rock Life

Deep Count/足音

2009-03-30 06:40:19 | Weblog
これはかなり前、伊藤耕が長旅に出る前、「ブルースビンボーズ」やってる頃に川田良が関わったCD。


たしか「ブルースビンボーズ」の最初のCDと同時期に出たはず。


実際は桑原ノブタカ、ノブさんだよね。
彼のバンドなわけだろうけど、当時は川田良という名前に惹かれて買ったはず。

ノブさんは4人になってからのジャングルズのヴォーカル時代はともかく、山本政志の映画で牛乳配達の兄ちゃんを襲うシーンや、フリークスってかなり危ういパンクバンド時代の印象が強くあまり好きじゃなくて。


まあ、そういう暴力的なイメージに当時は俺は負ける気が無くてね、やるならやってやるぞと思ってライブ通いしてたわけです(苦笑)


フリークスも出た日比谷野音の1回目の天国注射の昼ね、ステージの一番前に薄い板を使って張り出しステージみたいになってたんです。

ライブも終盤になった頃、それを全部蹴り壊したのは私です(爆)


このCDでのノブさんは、昔のイメージより骨太な存在感強い声で詩を吐き出しトランペットを吹き鳴らす、そのバックで川田良含むバンドが演奏するわけです。

どこかの詩人かぶれさんの頭の中の自慰行為と違い、実際の都会の地下室からの叫びであるノブさんの詩は説得力あるし惹きつけられる。


最初聴いた時は冒頭に入っているジャングルズの「Break Bottle」でやられてね、でも全体通して川田良のフールズとは全く違うギターは魅力的。


川田良は抜けたけど少し前にスタジオ録音盤も出て、実は最近それ買いました。
まだ聴いてません。

川田良といえばサイズのCDが出るそうです。

アッパーナイトという4曲入りEPの再発的な事を書いてる人がいるそうですが、少しニュアンスが違うものかも知れません。


あのEP、実際にアッパーナイトと題された屋根裏でのライブからは2曲を収録。

あとの2曲はその屋根裏で演奏されてますが別の日の音源です。


それにロフトでのdrive to 80'の音源を加えたものが発売されるそうです。


さて、今週末は新大久保でフールズのライブがあるんで出掛けて来ます。

MERCY KILLING/Panic In The City

2009-03-28 07:22:36 | Weblog
3月も最後の週末なわけですが、気がつけば今月になってはじめて横浜FCの試合観戦も、ライブハウスにも行かない週末。


おじさん少々遊び過ぎて疲れています。

横浜FCは福岡に遠征、藻の月は関西ツアー、それぞれ大事な友人達が遠くに出掛けてるわけで、道中気をつけてみんな楽しんで来てね(笑)


さて先日取り上げた田中聖一、セイボーのソロですが、聴いているうちにあのCDにもセイボーさん参加してたなと。


ジャケットには92年にレコーディングされたと記されてますが、俺は少し経ってから「ゴクラク」で購入したはず。


「MERCY KILLING」というユニットの「Panic In The City」というCD。


メンバーは鈴木ミチアキ、富岡義広(グリコ)、加部正義という3人。


そう、後に結成される「ぞくぞくかぞく」の雛型、プレぞくぞくかぞく的なユニットなんですね。


4曲入りですがサンハウスのキクさん、セイボーがそれぞれ1曲ヴォーカルで参加しています。


曲作り、ヴォーカル等中心になっているのは鈴木ミチアキさんで、彼のソロアルバム的なニュアンスもあります。


3人のメンバーは私も親しくしているサイケデリックレコードショップ「ゴクラク」と親しく、そんなわけで薦められたのかな。


史上最強のグランジと誰かが評した「ぞくぞくかぞく」より、ダウナーな音が俺には気持ち良い。

もちろん後の「ぞくぞくかぞく」に繋がる音ではある。


わずか4曲30分足らず、目立たないCDだけど凄く良いです。

中古で見つけたら必ず買いましょう。

藻の月/Tiefer

2009-03-26 20:39:14 | Weblog
私がはじめて「藻の月」のライブを観た夜。

演奏を終えて階段に座り込んでいるギターのいち君に挨拶に行くと、「こんなもんですよ」と一言だけ自虐的に吐き出したのです。


そう、「そんなもんなんです」、ロックというのは。


無意味に威嚇をしたり、過剰な装飾をしたり、腹黒い商売気が丸見えな音楽はここには無い。


5人のメンバーの生き様を音に変換した、自然体で等身大のロックンロールが「藻の月」なんです。

メンバーの経歴を考えるとCDリリースの無いのが不自然に感じていたのですが、それは中途半端な物を出したくないというメンバーの気持ちから。


ただ取りあえずは今の音を形に残しておくべきという、周辺からのリクエストもあったわけで、バンドからの挨拶がわり的な音源がCDRで発売されました。


昨年から今年に掛けてのライブ音源を7曲ピックアップしたもので、もちろん選曲はメンバーがしたわけで、今の「藻の月」がコンパクトに潔く収録されています。


近い将来に録音が予想されるCDを、今はこのCDRを聴きながら待とう。


ライブ会場限定での発売ではあるけど、全てのロックンロールジャンキーは手を尽くして聴くべきだと思う。


俺の好きなロックって「こんなもんですよ」


既に発売中、今週末の関西ツアーでももちろん販売されます。


写真はジョージといち君にサインをして貰った私のCD。

あと3人メンバーがいるわけで、もう1枚購入して残りのメンバーにサインをして貰うのもいいかな(笑)

SAYBOW

2009-03-26 09:58:05 | Weblog
テンソウが再結成ライブを行うそうで。

行く気持ちは全く無いのですが、自分が住んでいる横浜の微妙な位置にいるバンドなんで気にはなります。


微妙な位置、メジャーなシーンと横浜ローカルとのつなぎ目的な存在で、おらが街のロックバンドという親しみを持っています。


そんな親しみを持ってるはずのバンド、なんとCDが手元に何も無い(苦笑)


ボーカルのセイボーのソロや、メンバーが参加した「ぞくぞくかぞく」はあるのにね。


実家の蔵から引っ張り出してきたセイボーのソロ、久々に聴いたのですが、ヴォーカルにエフェクトをかけたり楽器的に聴かせてしまうスタイルが気持ち良い。

セイボーを最後に観たのみなとみらいで行われたグッピーのイベントで、「ぞくぞくかぞく」の演奏に参加という形だったと思う。


同行していた詩人かぶれの人間がJBだと言ったのをよく覚えてる。

違うだろと思いながら、面倒くさいから愛想良くうなずいたりだけど、何でも自分の狭い器にはめたがる人はかったるいな(笑)


あまり熱心ではないけど昔から気になる人です。

藻の月~関西ツアー

2009-03-24 08:51:44 | Weblog
稲生座のイベントも終わり今週末は関西ツアーをする「藻の月」です。


28日(土曜)は大阪クラブウォーター

http://www4.ocn.ne.jp/~c.water/


29日(日曜)には京都ネガポジ(陰陽)


http://www.negaposi.net/


それぞれライブが行われます。


関西ではあまりライブが行われないので、この機会に是非観て欲しいです。


藻の月の挨拶代わり的CDR「Tiefer」も1000円で販売されるはずです。


5月まで「藻の月」を観れないのでちょっと寂しくなってる俺です(笑)

『稲生座』の30周年ライヴ 詳細なタイムスケジュール

2009-03-19 04:58:32 | Weblog
鵺院の土肥さんよりお借りしました、『稲生座』の30周年ライヴの詳しいタイムスケジュールです。

これを参考にして効率よく楽しみましょう



◎Afternoon
■A Rock Side
13:30~13:50 鵺院
14:00~14:20 House Of Green
14:25~15:25 かけこみ亭プロデュース60分
(ぼけまる・知念良吉&クーボ・国分寺エクスペリエンス
 ・花&フェノミナン)
15:35~15:55 モンゴロイド・スポッイング&アベフチカムイ
16:05~16:25 カラス&亜侍庵
16:30~16:55 渡辺勝
17:00 ケビン ジュン・アキラと小川
17:30 地球屋プロデュース80分
(China cats ニガヨモギ<中原宙>)

■B Acoustic Side
13:40~14:00トマサ
14:05~14:25 るーずぱんてぃ
14:30~14:50 志田歩
14:55~15:15 辻内紀
15:25~15:45 としまり
15:50~16:10 コンタンズ
16:20~16:40 T-Gang
16:45~17:05 沢登秀信
17:15~18:25 TUBOプロデュース70分
(Ke-co Band・黒クマ物語・Rolling sdows・ちくわぶ)
18:35~18:55 おけいBand
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◎night
■A Rock Side
19:00~19:20 ねたのよい
19:30~19:50 藻の月
20:00~20:30 瀬川洋&Travelin' Ocean Bluebirds
20:40~21:00 秋元圭一with Road Master
21:10~21:30 Kabuto Love Mania
21:40~22:00 石井明夫バンドオブバクシーズ
22:10~22:40 ながしまりいち&小幡バンド・水野たかし
22:50~23:10 Loops
23:20~00:00 南正人


■B Acoustic Side
19:00~19:20 HORI
19:25~19:55 原マスミ
20:00~20:20 加藤義明
20:25~20:55 ソンコ・マージュ
21:00~21:20 佐藤三樹夫
21:25~21:50 Sleepy&lino
21:55~22:15 新井薬師ザントー団
22:25~22:45 The Hot Rocks
22:55~23:15 Fly-Day
23:20~23:40 ショータロー
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◎midnight
■A Rock Side
00:10~00:50 Emi&N-unit
01:00~01:20 トップサルジャー(頂申者)
01:30~01:50 Lowlife Surfer
02:00~02:20 浮游
02:30~03:10 The Fools

■B Acoustic Side
23:45~00:05 神楽亭
00:10~00:30 マッコイ池田
00:40~01:00 けものバンド
00:10~01:35 Eric Jacobsen
01:45~02:05 Blood of Soul
02:15~02:35 WA
02:45~03:10 Barefoot Brothers
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◎Closing
04:00 Emi+水野たかし

Cannonball Adderley Quintet in Chicago

2009-03-18 10:04:46 | Weblog
私はけっこうジャズも好きなんですが、つーか、過去にジャズしか聴かない時期もあったりで。


日本におけるジャズの世界で、とにかく嫌なのがわかりきった顔して気取ってるジャズファンと評論家。

また気取らない事を気取ってるジャズファン(笑)

意味わからないかも知れないけど雰囲気です。


そういう連中がジャズに独特なハードルをつけていて、敷居が高く感じたりするわけです。


気取らない事を気取ってるやつの代表が中山なんたらって先生か。


「ぼくマイルスしか聴かない」でしたっけ(笑)


少しずつ内容変えて何回も発売、歪んだマイルスコレクターを増殖させてるのです。


最初に出たのを読んだのかな。

随所で苦笑いさせてくれる内容でしたが、一番笑えたのが、マイルスは共演者を引き立てる人なので、共演したジャズメンの一番良い演奏を聴きたければマイルスのレコードを聴けば良いと。


大爆笑させてくれました。


マイルスのバンドのサイドメンは、多くの場合マイルスの視線に支配され、緊張して自分を殺した演奏しか出来てないのです。


それ故に修練の場とはなってはいたのですが。


マイルスバンドの金庫番だったり便利屋だったキャノンボールアダレイのこのアルバム、録音当時のマイルスバンドからマイルスを抜かしたメンバーで録音されたもの。


コルトレーンを含むメンバーで、支配的視線がないスタジオで気持ちの良いセッションを繰り広げます。


コルトレーンとキャノンボールのサックスバトルも楽しいし、Stars Fell On Alabamaのキャノンボールのアルトも艶やか。


ジャズらしいジャズとはこういうアルバムか。


因みに私もマイルスは好きです。

藻の月 CDR『Tiefer』発売

2009-03-15 07:07:49 | Weblog
藻の月のCDRが発売されます。


『Tiefer』1,000円(税込)。1CDR全7曲。

昨年から今年にかけてのライブをピックアップしたものですが、ライブでしか聴けなかった藻の月の音源リリースは嬉しい。
音質も良い。


バンドの挨拶代わりか!


来週のロフトでのライブから販売されるので是非!

The Fools & 小山耕太郎@Showboat 3.14

2009-03-15 04:53:28 | Weblog
Showboatで行われたフールズのワンマンライブ。


途中セッションで藻の月の小山耕太郎さんも参加。


フールズも藻の月も頻繁に観るバンドですが新鮮でした。


客席には藻の月のメンバーも揃っていて、終演後のShowboatはまるで藻の月のライブがあったよう。

The Bluesband/Official Bootleg Album

2009-03-12 16:30:03 | Weblog
The London R&B Sessionsに、1曲だけ目立たぬように収録されていたのが「The Bluesband」というバンド。


少し前に過去のタイトルが紙ジャケ再発されていて、そのうちの1枚がちょっと気になっていたんですね。


レコード会社との契約を目論んでのデモ的なスタジオ録音にライブ録音を加えたもので、「Official Bootleg Album」というタイトルです。

マンフレッドマン(聴いたことありません!)のメンバーを中心に、いわゆる年上の世代が年下のパンク世代に誘発されて出来たのがこのバンド。


ストーンズ世代から流れる、R&Bを背負ったブリティッシュビートの次世代への繋ぎ役的印象を持ってます。


そういうThe Bluesbandの初期衝動的なイキの良い音をこのCDに期待したんですね。


オーソドックスながらスピード感溢れるビートは気持ち良い。

余計なボーナストラックを入れず、きっちり10曲35分というサイズも潔い。

よく言うのですが、LP片面15から20分、CDで30から40分というサイズは音楽を聴くのに最高の長さ。

こういうバンドでは特にですね。


The Bluesbandもイギリスのロックの脇の下の香りを持つバンドです。