ECHOES

Punk Rock Life

DRELLA IN JAPAN

2009-01-27 12:07:03 | Weblog
ちまたではルーリードのベルリン再演ライブのCD、DVDが話題のようで。


正式音源が出回る前にエアーを聴かせてもらい、またDVDも見せてもらい、確かによく練られた演奏だしプロデュースも完璧、素晴らしいのだと思う。


で、ロックも音楽の良さもわからない感性の乏しい俺、全く興味が起きないのです。


今更ながら言ってしまうと、なんで今更ベルリン再演、なんですね。


オリジナルのアルバム「ベルリン」にあった、ヒリヒリするような緊張感やスリルのある空気感。


計算され尽くした再演でそれを再現するのは無理だろう。


北海道の友人から送ってもらった一枚のエアー音源。


1990年8月6日NHKホール、そこには俺も行きました。


モーリンタッカーを伴ったルーリードの来日公演直前だったろうか、新聞に突如掲載された告知。


急遽ジョンケールが来日し、日本で一夜限りのDRELLAの再演ライブが行われると。


早く反応した俺は比較的良い席で見る事が出来ました。


ルーリードとジョンケールがアイコンタクトを取りながら淡々と演奏をこなしていく、それを固唾を飲み込みながら凝視する観客。


もの凄い緊張感とスリルのある演奏でした。


そしてアンコールで演奏されたのがVUの「Pale Blue Eyes」。

ジョンケールが歌ったわけですが、この曲が収録されたVUの3枚目、既にジョンケールはバンドを抜けているのです。


目頭が熱くなるのを感じる瞬間でした。

皆さん、満面の笑みを浮かべ頬を紅潮させベルリン再演DVDを熱く語って下さい、俺はハングルが溢れる新大久保の雑踏にスリルのあるロックを探しに行きます。


それでいいのだ!

GRATEFUL DEAD/Rord Trips

2009-01-24 12:26:28 | Weblog
さて相変わらずデッドを聞き続けてるわけですが、そんなつもり無かったのにいつの間にか全部揃ってしまった「Rord Trips」シリーズ。


71、77、78、79、90各年代のライブ音源を集めたもの、または単独のもの。


個人的には71年の古い時期の音が好き、普遍的なイメージを持っているバンドですが、90年の音源は70年代の音より洗練された印象もある。

むか~しですね、サラリと聴いてしまったスタジオ録音盤と比較して、やはり録りっぱなしのライブシリーズはスリリングで面白い。


一聴してつかみどころが無い印象を持ってしまうのが日本で比較的評価されない原因か、ところが逆で掴む要素がこれほど多彩なバンドもないわけで、一度ハマると出口が見えなくなる。


人間もそうですよね、単純でわかりやすい人より多少複雑な性格でも引き出しの多い人間の方が面白い。


俺の場合は複雑な性格のくせに引き出しが少なく中味空っぽ、そういう人間が一番困るんですね(笑)

M.S.Subbulakshmi/Live at Carnegie Hall

2009-01-20 10:12:56 | Weblog
音楽の起源をたどると宗教にぶち当たる事がしばしば。


宗教行事の祝祭空間で演奏される歌や楽器が、一般に浸透して聴きやすく変化していったり。


西欧諸国以外の音楽は、そういうカラーがピュアに残っている事が多く、新鮮でそれが15年前のワールドミュージックブームになったわけです。


ブームに押し流され西欧諸国にすり寄った演奏者も沢山出て来たわけですが、そういうのと無関係な音楽が実は面白い。

20世紀の代表的な南インドの声楽家「スップラクシュミ」もそう。


ヒンドゥー教の宗教歌なわけですが、宗教云々から抜き出して音楽そのものの存在感が凄い。


独特の磁場、求心力を持った音楽だと思う。

藻の月@新大久保EARTHDOM

2009-01-17 05:48:18 | Weblog
昨夜はEARTHDOMで藻の月のライブでした。


なんだか流行ってるみたいなんで看板を撮ってみました。


メンバーも客席も楽しそうな雰囲気の中50分ほど一気に演奏。


俺みてえに無駄に長くロックとか聴いてると、バンドの中がバッチリで勢いあって上昇してるとか感じるもんで、藻の月は今そんな感じ。


客席の誰かが言ってたけどベストメンバーなんじゃねえの。

こういう時期のロックバンドは見といた方がいいよ、マジに。


個人的にはいち君が本当に楽しそうにギター弾いてて、その様子見てるだけで良かったなと。


ギター持たせるとイキイキってやつですね。


そんな夜でした。

「藻の月」16日にライブです~I Like This!

2009-01-11 05:05:49 | Weblog
先月の曼荼羅、「I Like This」でオスも飛び入りした「藻の月」のライブ、見られた方の評判は一様に良かったようです。

テレビやラジオ、雑誌で露出する商品化したロックの模造品とは違う、ヤバイ香り漂うロックを聴きたい知りたいなら16日金曜日新大久保EARTHDOM 。

「藻の月」2009年最初のライブとなります。


EARTHDOM はステージがやや高くなっていて、客席も後ろに行くと段差がありとても見やすいライブハウスで大好き。

ただこのあいだフールズ見に行ったら天井から水が漏れてきたな~(苦笑)

上の焼肉屋で水こぼしたんでしょうね。


対バンは、ねたのよい、KORAKORA、サダ&モンゴロイドスポット 。


写真はジョージ氏と中村清さんがオスとやっていたカノンのEP「I Like This」、20年前に出たものです。

持っていなかったのですが、親切な人にプレゼントしてもらいました。


I Like This!


10インチレコード

2009-01-08 09:59:34 | Weblog
10インチレコード、ロック系の店などでは「じゅうインチ」と呼ぶ事が多いのですが、ジャズのオリジナルを扱ってる店や、コレクターの間だでは「とうインチ」なんて呼び方をします。


元々はSP時代の名残のサイズ。


33回転のLPに移行しても、このサイズは残され、ブルーノートの1500番台以前の、5000番台は10インチでした。


1500番台の最初、マイルスの作品などは、5000番台の10インチを再編したもの。

最近は10インチのレコードも出てないでしょうが、パンク時期から80年代あたりにはかなりリリースされてます。


LPより小ぶりで収録時間も30分弱という微妙な物なのですが、こだわりを持つ演奏家はあえて10インチレコードをリリースする事があったりします。


博多のお友達が探していたというのがSonic YouthのStarpowerの10インチ。


無くなってしまった六本木WAVEはこういうレコードに強くてゴロゴロ転がってたもの。


写真はサーストンムーアのソロ10インチと、クラプトンのヤードバーズやブルースブレーカーズ時代のコンピ10インチ。

これなんかも六本木WAVEで買ったと思う。


日本の自主制作盤も10インチで出されたりで、フリクションのライブ、ノンバンドなんかもそうでした。

GRATEFUL DEAD/Rocking The Cradle

2009-01-06 09:55:10 | Weblog
音楽というのは、ロックに限らず演奏する環境によって特別なものになったりします。


環境に演奏が作られる、なんて言い方してもよいかなと。


フロイドのポンペイ遺跡でのライブなんてまさにそれ、あの場所でこそあの演奏なんですね。


ブログタイトルのECHOES、もちろんフロイドのその曲からつけたのですが、イメージとしてポンペイでの演奏が頭にあったのです。


でもポンペイのDVD持ってないのですが(苦笑)


悪い予感してずっと避けていたデッド、年末年始にズッポリと入り込むきっかけになったのがこのタイトル、Rocking The Cradle、1978年のエジプトはピラミッド前で行われたライブ。


これを2枚組CDとDVDで立体的に捉えたもの。


ブログのお友達ハリーさんが書かれていた、演奏はじめてみたらお客さんはラクダばかりなんて冗談話。


俺はそういうのが大好きで、頭の中の妄想はどんどん広がるわけです。


ラマダン時期にピラミッド前の特設ステージに集まったお客さん、交通手段はもちろんラクダ。


ステージ後方ピラミッド前にはお客さんが乗って来たラクダの群れが!


夏時間でいつまでも日が落ちず、演奏開始時に遅い夕闇が迫りつつある、そこで繰り広げられるユルユルのロック!


もちろんお客さんは車だろうからラクダの群れは見当たらないし、ラマダンだかどうだか知りません(笑)


DVDで見ると演奏開始時から真っ暗で、迫る夕闇の雰囲気はなし、だいたいエジプトに夏時間はあるのか、これって夏だかどうかもわかってねえし(笑)


ただ、バックにライトアップされたピラミッドがあるのは確かで、スフィンクスは現地のピザ屋を真っ直ぐ見つめているはず。


そこで演奏するデッドは特別な雰囲気が溢れてる。


このアルバム初回にはボーナスディスクが付いたそうで、注文した時にはHMVはボーナスディスク付きの盤を受け付けてたんですね。


待てど暮らせど届かぬ初回盤、最後には入手不可でキャンセル通知が来ました。

ならば通常盤をと検索するとそれも無くなっている、結局はアマゾンで購入出来ました。


開くとピラミッドとスフィンクスが浮き上がる、飛び出す絵本風のジャケットも面白いのですがちょっと安っぽい出来。

これ日本で制作したらかなり立派な物になるでしょうね。


でもこういう発想仕掛けは大好き。


音だけがあればいいなんて輩には関係ないだろうが、ジャケットも含めてひとつの作品となってるCDなのです。

鵺院、花&フェナミナンのライブがあります

2009-01-03 21:15:58 | Weblog
鵺院、花&フェナミナンのライブがあります。

1月23日 新大久保EARTHDOMです。


「鵺院」はギターが小山耕太郎さん、ドラムが中村清さん、そしてdipのナガタさん、そしてヴォーカルが土肥さん。

個人的にとても興味を持っている「花&フェナミナン」が対バン。




実はちょっと微妙な日程ですが・・・

藻の月のライブ予定~追加ライブが決定です

2009-01-03 20:22:35 | Weblog
藻の月の追加ライブが決まったそうです。

バレンタインデイですね、メンバーにチョコのプレゼントが殺到か!

■090214@代々木マイバックページ

 w/石井明夫
 netanoyoi


それ以前に決まってるライブ予定を念のため。

--NEXT LIVE--
■09/01/16(fri.) @新大久保EARTHDOM
w/ねたのよい、KORAKORA、サダ&モンゴロイドスポット
■09/02/27(fri.) @高円寺showboat
w/waterloo、タケマル&ニューソウルバディ
■09/03/21 (sat.) @新宿ロフト
『稲生座30周年』
■09/03/28 (sat.) @大阪十三クラブウォーター
w/タケマル&ニューソウルバディ、がらんどう
■09/03/29(sun.) @京都烏丸丸太町 陰陽(ネガポジ)
w/タケマル&ニューソウルバディ etc


一番気になる日本のバンドです。