ECHOES

Punk Rock Life

山口冨士夫/Private Cassette

2014-08-26 20:59:14 | Weblog

山口冨士夫が亡くなってもう一年だ。

つい最近もCDを買ったような気がするのだけど、good lovin'からリリースされた再発シリーズのPrivate Cassetteは迷わずオーダーした。

この再発シリーズでの中村宗一郎のリマスターの音は良い印象を持っているし、今回も間違いはなくて、カセットテープで聴いていたガレージ的な音質とは違うクリアな音。
カセットの音のほうがこのアルバムにはピッタリだ、と、いう意見はわかるし尊重もするけど、一周忌の時期にシンプルな演奏とヴォーカルのこのアルバムを、この音質で聴けるのは良いと思う。

それに、ボーナス・トラックとして収録のメロディのアコースティック・デモの力強い演奏もとても良いし、レーベルからの通販で3曲入りCDRがついてくる。

毎回嬉しく思う送料代引き手数料も無料、迷わずgood lovin'から直接購入するべきです。

またもRolling Stonesの81年北米ツアー

2014-08-22 12:22:12 | Weblog




ストーンズの81年北米ツアーは、昨年WOLFGANG'S VAULT音源で飽きるほど楽しんだつもりだけど、またも手元に2セットのブートレッグ。

半年前に出たらしいけど、久々に行った西新宿の店で目についたのが、STILL LIFEのジャケットの色を変えた魅力的な紙ジャケット。


WOLFGANG'S VAULT音源のようなオフィシャル流出的な音質とは違う、ブートレッグらしい音質のサウンドボード。

それでもかなりの高音質なのだけど、ちょっと拝借的な音質はまた違った魅力があるもので。

Live In Houstonと題されたAstrodome 10月29日のものは、ベースの音がやや大きくミックスされていたりする。

Live in St. Louisというタイトルの
Checkerdome 11月19日のものは、ライブの最初の部分が大幅に欠落していて、オープニングのA列車でいこうはもちろん、Under My Thumbも最後のあたりからやっと収録されている。
でも音質も音のバランスも最高。

多少の音のバランスの悪さ、欠落なんていうのもブートレッグの楽しみのうち。

あまりにも、というのは嫌だけど(苦笑)


Elliott Murphy/Intime

2014-08-21 13:09:28 | Weblog


今年の春先、わざわざエリオット・マーフィーの名前でリリース・インフォメーションのメールが届いたのだけど、遅くオーダーして届いたのが6月だったと思う。

エリオット・マーフィーの5曲入りのスタジオ新録音CD。

5曲とはいっても、ライブ盤を含めると2年に一度は必ずCDがリリースされるのは嬉しい。

まるで、手紙のような感じですね。
今日は、キッチンにいた時にインスピレーションを受けた曲を送るよ、支払いはいつものPayPalでね(笑)

エリオット・マーフィー実筆のサインが入れられた歌詞カードも同封され、知人のところに送られたそれと微妙に違うサインが嬉しい。

同じだったら印刷かよと疑ってしまうし。




Errol Dunkley/Disco Showcase

2014-08-20 20:05:45 | Weblog

暑過ぎですねえ。
メチャ久々ですが、あと半年もすればこのブログも開設10年なのでそれまではなんとか続けようかと(笑)

フランスのレゲエ発掘レーベル、IROKAからのリリースはほとんどハズレ無しじゃないかと思うのだけど、このレコードは最高でした。

Errol Dunkleyが70年代後半にBlack Joyからリリースしたショーケーススタイルの4曲入りアルバムのリイシュー。

全曲、後半にダブ・バーションをくっつけたディスコ・スタイルのアルバム。
45回転12インチの各面に1曲ずつ収録、古い録音だけど45回転の優位さバッチリのぶっとい音にやられます。

4曲中3曲のダブ・バーションにでかい音でミックスされた浮遊感あるメロディカのヤバさはなんなんだ。

レゲエにおけるダブはサイケデリック・ミュージックだと思って聴いているのだけど、このアルバムなんてまさにそれ。

夏だレゲエだボブ・マーレーだなんて感覚のバカどもにはきっと居心地の悪い音だろうけど、俺には最高の一発でした。

Steve Hooker's SHAKERS/Really Gone

2014-08-05 04:30:46 | Weblog

15年ほど前に引っ越しをした時、あまり深く考えずに大量のレコードCDを処分してしまったのだけど、後からかなり後悔したものもある。

Steve Hookerのバンド、ShakersのReally Goneもそんな1枚。

このレコードをはじめて見たのは西新宿にあったウッドストックというレコード店。

自分のレコードを委託販売していた事もあって親しかったのだけど、これは絶対好みだよと出して来てくれたのがこれだった。

ジャケットのSteve Hookerの写真を見た瞬間に間違いないと確信、裏ジャケを見ると10曲のうち4曲でプロデュースをしてるのはウィルコ・ジョンソン。
もちろんその日に購入して聴きまくった。

Steve Hookerのその後の傾向とは少し違うのだけど、ウィルコ・ジョンソンをパンク寄り、ジョニー・サンダースの影響も感じる最高にかっこ良いロックンロール・アルバム。

ジャズばかり聴いていた頃とはいえ、そんなレコードを俺は処分したんですねえ。

気にはしていたのだけど、少し前に友達とSteve Hookerの話題になって、どうしても聴きたくなり探したけど無いんですね。

やっと見つけたのが、このレコードをリリースしたLolitaというレーベルがあった国、フランスの中古レコード店。

少しリスキーだとも思ったけど、思いの外早く、注文から1週間ほどで、厳重に梱包されてレコードは届きました。

盤は少し汚れていたけど丁寧にクリーニングすると盤質はかなり良い。

ウィルコ・ジョンソンやジョニー・サンダースが好きな人なら、見つけたら買って間違いなしです。


鮎川誠/London Session

2014-08-04 20:41:29 | Weblog




ロックや音楽が好きな人の趣味は十人十色、逆にそうでなければいけないと思うのが俺。

ジャズが好きでもマイルスは聴かない、レゲエが好きでもボブ・マーレーはもうたくさん。
ロックが好きだけどビートルズは興味ない、それは俺か(苦笑)
ストーンズなんてかったるくて聴いてられねえ、なんてやつが出てきて当たり前なのです。

日本のロックにおいてシーナ&ロケッツというのは常に評価が高いけど、俺は嫌いです。
正確にいえばシーナというヴォーカリストが苦手です。

お前がセンス悪いから嫌いなんだろと思う皆さん、そうです、あんた達の素晴らしいセンスがわからないイモ野郎です、文句あるか(笑)

それでも鮎川誠のアルバムで最高に好きなのがあって、それが1993年にリリースされたLondon Sessionというアルバム。

鮎川誠がロンドンに渡り、ウィルコ・ジョンソンに彼のバンド、それにルー・ルイスを混じえてのセッション。
ロックンロールのスタンダード、ウィルコや鮎川誠の曲をたっぷり2集のCDに収録。

時々、シーナ姐さんのヴォーカルも聞こえてくるけど、この程度なら他の演奏の格好良さに紛れて気にもならない。

もちろん、最初にこれを買ったのはウィルコ・ジョンソンが目的だったけど、鮎川誠のロックンロール・センスの素晴らしさには何も言うことなし。

今回、紙ジャケットで再発されたけど、それとは別にもう一枚の鮎川誠のアルバム、DVDを含むボックスも発売された。

俺にはそれは必要ないので2枚の紙ジャケットで購入しました。

13th Floor Elevators/Live Evolution Lost

2014-08-04 19:51:13 | Weblog

このジャケットを見た占いをする知り合いの女性、この人は、健康状態はあんまりよくないというか、弱い。
愛情は割と現実的、仕事としては、結構、霊感、直感強そうなので、そちら方面のサイケな感じにいってしまって、世捨て人になっちゃうかも。
でも、人気はあるというか、異性にはもてる。お金も結構あるはず。
と、手相占いをしてくれました。

これがロッキー・エリクソンの手相をイラストにしたものだとしたら、大部分が当たっているではないかと(笑)

13th Floor Elevators、
67年2月18日、テキサス州ヒューストンTHE HOUSTON MUSIC THEATREでのライブを収録したもの。
1ST『THE PSYCHEDELIC SOUNDS OF』からの曲を中心に、リリース直前の『EASTER EVERYWHERE』の曲も織り交ぜてという前半。
後半はトリップ度の高いジャムという内容。

発掘ライブ音源なので特にアナログに拘る必要もないと思ったのだけど、3枚のレコードそれぞれジャケットが用意され、しかもグリーン、ブルー、レッドのカラー・ヴィニールという魅力的なリリース。




元々リリースが予定されていた音源じゃないだろうし最高の音質とは言えないけど、とてもよく録音出来た生々しい音質だと思う。
エレクトリック・ジャグを含む音の混ざり具合がとても絶妙で気持ち良い。

このバンドの一番ヤバい時期の音そのものなんだろう。

もちろんCDでもリリースされてます。