ECHOES

Punk Rock Life

THE DAMNED/Play It Your Sister

2005-11-27 05:55:24 | Weblog
このブログにお付き合いしてくれてる素晴らしいみなさん、多分お気づきでしょうが、私はパンクなんて音楽が出てきた時すっかりやられちゃった人間です。

ニューヨーク・アンダーグラウンドで産声をあげたパンクなる音楽、それに呼応するようにイギリスでもいろいろなパンク・バンドが登場してきます。

パンク・バンドと、それに近いそれ以前のバンド、どこで線を引くかはとても難しいような気がします。
パブ・ロックと呼ばれるドクター・フィールグッドなんかもパンクに近いし、当時の日本での紹介のされかたもパンクに括られていたような気がします。

では実際に、一般的にUKパンク・バンドで最初にレコードを出したと言われるのが「ダムド」です。
私なんかが思い浮かべる、典型的なパンク・バンドの原型がこのバンドです。

少し前からの、過去作品のボーナス・トラックを加えての再発も気にはなっていました。
で、今回のこの3枚組CD、これはさすがに見逃せないリリースでした。

ダムドは1976年に、スティッフからレコード・デヴューします。
シングル「ニュー・ローズ」「ニート・ニート・ニート」、そしてアルバム「ダムド・ダムド・ダムド」。
UKパンク最初のレコードでした。

そのスティッフ時代のシングル、アルバムからの抜粋、ピール・セッション、デモ、ライブ音源を2枚組のCDに網羅。
そして76年、レコード・デヴュー時のライブを収録したCDを加えたものがこのセットです。

このバンド、解散したかと思えば再結成ライブを行う、噂を聞かないと思えば今年も来日していたとか、メンバーは替われど未だ存続しているバンドです。

しかし一番の黄金メンバーがこの時期、ブライアン・ジェームス、デイブ・ヴィニアン、キャプテン・センシブル、そして個人的にはダムドの象徴だと思っているのが、ツェッペリンのボンゾも大ファンで親友だったと言われるラット・スキャビーズ。
この時期の音源です、CDプレイヤーをランダムに設定、どの曲が出てきても最高のロックン・ロールが聴けます。

とくに「ニュー・ローズ」、この曲のイントロを聴くだけで、俺のどこかのスイッチがオン、体内でアドレナリンが流出するのを感じます。

こんなダムドの初来日が告知されたのが85年くらいだったと思います。
どういう経緯だか知りませんが、チケットは青山にあったパイド・パイパー・ハウスという、俺に言わせれば大した品揃えではなかったけど、一部では伝説のレコード店なんて言われる小さい店で優先的に発売。
そこまで買いに行きました。

嫌な予感はありました。
当時のダムドはキャプテンも抜けていて、デイブとラットがオリジナル・メンバー。
その頃出したレコードが、なんだか中世ヨーロッパを思わせるような大言壮語な音で最悪。
渋谷公会堂の結構よい席で観たのですが、白い衣装をまとったデイブがヒラヒラと彷徨っていたイメージしかありません。
あんなに恋焦がれたダムドを目の前に、私と友人口をポカーンと空けてしまいました。

その後です、前回はごめんなさい状態のダムド、今度はクラブ・チッタで、しかもブライアンを含めたスティッフ時代のメンバーで来るという。
燃えました、今度は間違いないだろう。
だけど少し不安がありました、ブライアン来るのかな?
不安は的中、来日直前になってブライアンは俺は行かねーよと言ったとか(笑)。

しかし今度は大丈夫だろう、なにしろキャプテン・センシブル、おりこう船長も来る事だし。

いやはや壮絶なライブでした、なにしろステージ前にいた俺、人の頭にダイビングなんて無茶苦茶に楽しいGigでした。

大乗のキャプテンもズボンを下ろして尻を出すという大サービス。
目の前にいた俺、キャプテンのチンポもしっかり見させてもらいました。
来日したバンドのメンバーで、ステージでチンチン出したの見たのはキャプテンとイギー・ポップだけです、見たくはないけどね。

デイブはヒラヒラの白い服はやめて、吸血鬼スタイルで顔も真っ白にしてました。

クラブ・チッタでのリハ終えて、本番前にメンバーみんなで近くのマックに行ったらしいんですね。
すでにみなさんお化粧済みでステージ衣装も着込んで。
デイブとキャプテンがあの状態なんで、近くの女子高生に(きゃ~、アダムス・ファミリ~!!)なんて叫ばれたらしいんですが、メンバーはニコニコ喜んで脅かしていたそうです。

こなかったブライアン・ジェームスは、多分それの少し前、デッド・ボーイズのスティーブ・ベイターズと、ロード・オブ・ニュー・チャーチの中心メンバーとして来日。
ツバキ・ハウスの一番前で見ましたが最高にイカしてました。



Cream/Wheels Of Fire

2005-11-24 17:14:49 | Weblog
以前にも書きましたがクラプトンが好きな私、クリームが苦手だったりします。

まあ高校の頃は逆に大好きだったわけで、再結成クリームの音源を聴くと面白いと思うんですね。

「カラフル・クリーム」のデラックス・エディションも、聴いてみれば高校の頃とは違った魅力、サイケデリック・ロック的なところに惹かれて気に入っていました。

クリームは正規盤も持っていない盤があるんで、少しづつ揃えていこうかなと思っていました。

ただ、通常のCDを買ってもつまらないので、MFSLとかのいわゆる高音質盤を中古で探そうかなと、時々ユニオンの中古コーナーをのぞいてました。

見つけても結構値段が高かったりするのですが、最近の傾向としてMFSL以外の高音質盤が値崩れしています。

CBSのマスター・サウンド・シリーズや、DCC盤など、2枚組のCDは少し前には平気で1万近い値段がついてましたが、今はかなり安いです。

説明の必要のないこの盤なんですが、タイトル名はどうしても邦題「クリームの素晴らしき世界」と言ってしまいます。

1枚目、2枚目に、それぞれ今もクラプトンのライブでの定番曲をトップに持ってくる編集。
「ホワイト・ルーム」「クロスロード」、それぞれ大好きな曲です。

先日ユニオンにzokuzokukazokuの新作を買いに行くと、中古コーナーに銀色に輝く箱を発見。
「クリームの素晴らしき世界」のDCC盤でした。

結構な値段が付いているのかなと思いきや、税込み5040円でした。
これを安いと思う金銭感覚が異常と思う人もいるでしょうが、西新宿の某店などなら平気で1万円くらいで売ろうとするので、やはり私的には安い。
盤をチェックしてから購入しました。

これってMFSL盤出てたっけ?
ちょっと思い出せないのですが、出ていたような気がします。

オーディオ界ではスピーカーのJBL神話なんてのがあって、なにしろJBLなら良い音だという人がいます。
そんなのは頭の固いジジイの創った神話で、スピーカーの良い音というのは100人いれば100通りの評価があるわけです。
まあそんな私もスピーカーはJBLなんですが、いわゆるJBLの特色の強いものでなく、センチュリー・ゴールドというJBLにしては繊細な音を出すものを使っています。

MFSLですけど、これもMFSL神話なんてのが存在していて、MFSLだから音が良いという暗示にかかってしまうんですね。
これはMFSLなんで音が良いに決まってるという意識、自分がMFSLの音を選んだのでなくて、自分をMFSLの音に当てはめてしまうわけです。

で、私がMFSLの音が嫌いかと言うと、嫌いではない。
ただクリームなどを聴くには大人しい音、このような音を聴くならDCC盤のような派手な音の方が気持ちがいいなと私は思います。

ようするに、自分の好みですよね。
同じ傾向の音楽を聴く場合でもMFSLが良く感じたり、DCCが良かったり、SACD盤が良かったり、先日買ったELPのK2HDなんてのが良かったり。

自分がこういう高音質盤というのが大好きだというのは確かです。

「ホワイト・ルーム」「クロスロード」、この曲をDCC盤の迫力のある音で聴くのは気持ち良いです。

村八分 ボックス

2005-11-24 05:53:28 | Weblog
パティ・スミスと共に、この秋の一番の楽しみが村八分のボックスでした。

リリース・インフォメーションを読んでから楽しみにしていたのですが、さらに期待感を高める事になったのが、山口冨士夫の本に付いていたCDでした。
この本のCD、最初見た時はガッカリしました。
何故ならボックスに収録される音源とは、全く別の音源が収録されていると思っていたのですが、チェックしてみるとこのボックスのサンプラーといった内容だったからです。
ところがです、聴いてみると驚きでした、演奏内容も凄いけど音が生々しいんですね。
既発の音源を一聴してみればその違いは鈍い俺でも直ぐにわかりました。
サンプラーなんだから良いとこ取りだろうけど、この宝のかけらを聴かされた俺、久々にワクワクして家に届くのを待っていました。

私の身近な人でコレを注文していた人が3人いました。
発売日の前日、20日にメールで連絡取ってみると、みなさんの所には早い時間にどんどん届くんですね。
ところがうちには来ない、午前中は外出していたけどコレが楽しみで午後は家で待っていたんですよ、・・・・・・届かないんです。
通常郵便局からの荷物、都内からは確実に1日で届くのですが来ない。
さすがに心配になり地元郵便局に問い合わせ、落ち着いた話し方の中にも色気漂う声のお姉さん、一生懸命調べてくれました。
するとその時点で郵便局には到着していないとのこと、しかも今日は荷物は来ないので明日以降になると言う。
発売元に問い合わせると、前日の時点で全て発送済みとの事。
おかしいなと・・・
そんな事も色気漂う声のお姉さんとも話ました。
その後お姉さん2回も私の携帯に電話してくれるんですねぇ。
しかも話が不自然に長いんですね、1回につき5分位話してました、しかも2回目の電話夜の9時過ぎだし。
届かないのも変だけど、お姉さんの態度も変だなと。
わかった!!俺の声に惚れたんだな・・・・そ~~か、それで郵便局の隣のファミレスの話だとかしてたわけね、それならそれで翌日は休みだぜ!
さて次の日になりました。
深夜に親しき友人と夜遊びをしたあと爆睡、目が覚めミランとフィオレンティーナの試合を見始めた時間、ヤケに早い時間にインターフォンが鳴りました。
郵便局の配達でした、ブツが到着したんです、昨日の夜の時点で届いていないはずのブツ、なんで朝一番で持ってこれるんだ?
そうか~配達ミスったのね。
それでお姉さん不自然な態度だったんですね、言えなかったのか~。
なんだかガッカリしたぜ、でも今日も電話すると言ってたな、かすかに恋の予感。
こういうきっかけも悪くないぜ、なんかこんなの昔テレビで見た事あるしな。
2時頃に電話がかかってきました。
(もしもし、□□郵便局の△△ですけど)
(あっ、どっ、どうも昨日はありがとうございます、荷物は届きました)
(良かったですぅ~、では、失礼しま・・・)
(あっ、ちょっと待って下さい、声だけでなくベッドでもがんばりま・・・)
(はい?あ~お仕事がんばって下さいね、では失礼しま~す)
最後の電話はヤケに短かったぜ。

で、届いた村八分のボックスです。

どの音源もとても貴重な音源と思いますけど、一番凄いと思ったのが、ドラム村瀬茂人が、自分のドラムセットの脇にカセット・レコーダーを置き録音したという、当時のホームグラウンド、京都ガロでのライブ。
狭い小屋の中での臨場感溢れる壮絶なライブ・パフォーマンス。
これっ、凄え!!
CDやレコードだけでなく、ライブでもいろいろな演奏聴いてきたけど、これ程のものは滅多にお目にかかる事できません。
当時唯一正式に発表されたエレックの2枚組ライブ。
これはバンド崩壊直前のライブで、村八分の演奏はこんなものではないと、知っている人は言っていました。
このエレックのライブ、私が興味持った頃は既に廃盤で、15000円程出して購入。
村八分の絶頂期の音ではないとはいえ、伝説の一片である事は確かで、貪るように聴きました。
その後単発で村八分の他の音源も聴く事が出来たわけですが、このガロの音源聴いてはじめてこのバンドの真の姿を見せられたような気がします。
数回に渡って録音されたもので、日によって音のバランスがメチャ悪いものもあります。
しかしそんな音質うんぬんなんて関係ないグルーブ感!!!
日本のロックというジャンルがありますね、それの年代とか取っ払って、ひとつの頂点がこの音源だと思います。

エレックのライブも紙ジャケで復刻、CD化って多分4回目かな?
アナログ2枚組をそのまま2CDにしたもの、1CDにしたものの、収録時間の都合で曲が欠けているもの、今回のボックスと同じ発売元が出した1CDに全て収録、ボーナス・トラックを入れたもの。
私はオリジナルのアナログがピカ盤なんで十分満足していたのですが、最後のボーナス・トラック入りというのを買いました。
コレがひどい音で、気持ち悪くイコライジングされたキンキンした音に多量のヒスノイズ。
確かに音の抜けは良くなってるけど、まあ強引に抜ける音にしたって音で。
程度の悪いブートによくありがちな傾向の音でした。
マスターが悪かったのかもしれない、あれなんかに比べれば自分でアナログをCDRにした方が全然マシでした。
当然一聴して終わり、ボーナス・トラックが入っているという理由だけで取っておきました。

今回のボックスに入れられたエレックのライブ、本についていたサンプラーを聴いて気が付いてました。
マスターが全然違います。
同じマスター・テープを使ったなら、ここまでの音にはなりません。
音の鮮度が全然違います、紙ジャケットも含めて今回が最良の復刻でしょう。
これならむしろオリジナルのアナログの音より上ではないかとも思います。
バインダー式の本体セットとは別に、紙ジャケ仕様として収められたこの盤。
私の感ですが、これは後に別個に限定扱いでなくて通常のカタログに載せるんじゃないかと思います。
間口を広く、誰でも買える状態にしておくべきでしょう。

本編の6枚目のCDの79年京大西部講堂でのライブ、最後にビートルズの曲が2曲収められています。
その2曲はギターの松田幹夫がヴォーカルと記されていました。
「ツイスト&シャウト」が演奏されるんですが、コレって冨士夫が歌ってるんじゃねーのかなと一瞬疑いました。
これから4,5年後、青木真一、外道のオリジナル・ベーシト青木正行を従えてのタンブリングスのライブ。
そこで数回この曲を演奏したのを聴いた事があります、探せばテープも残っているはず。
その時の演奏と全く同じスピード、音なんですね、これ。
だから冨士夫じゃないかな~と思ったわけです。

ちなみに外道の青木正行ですけど、数年前世間では外道のブームが起きまして、加納秀人中心にやれ再結成だとかいろいろと。
ガキの頃外道のファンだった俺から一言、青木正行いなければ外道ではないでしょう。

おっと、ここで外道の話をはじめるとまた長くなりますね、やめときましょう。

とにかくこのボックス、日本のロックに興味がある方は是非入手しましょう。
インフォメーションが本当ならばいつまでも店に残ってないでしょう。
今ならきっと間に合います、年末には残ってないような気がします。

Patti Smith/Horses(Legacy Edition)

2005-11-21 20:40:25 | Weblog
この11月に発売をとても楽しみにしていたCDが2タイトルありました。

1タイトルが今日発売、昨日のうちに通販予約していた人には大体届いた「村八分 ボックス」。
私も早くから予約を入れていたのですが、何故か到着せず。
少し心配したのですが、今日午前中無事に到着しました。

そしてもう1タイトルがコレです。

パティ・スミスのデヴュー・アルバム「ホーセス」のレガシー・エディションでした。
発売30周年を記念してのリリース・・・・30周年か~・・・ため息が出てしまいます。

これは日本盤では来月発売なんですが、とにかく早く聴きたかったので、輸入盤が入荷ししだい送ってもらえるようにタワーのHPで予約しときました。

1枚目のCDはオリジナルの「ホーセス」をリマスタリングしたもの。
当時出たシングルのB面曲「マイ・ジェネレーション」のライブも収録、これにはこのCDをプロデュースしたジョン・ケイルもベースで参加しています。

問題は2枚目のCDです。
この夏ロンドンで行われた、パティがプロデュースしたイベント、メルトダウン・フェスティバルでのスペシャル・ライブを収録してあります。

これは「ホーセス」をアルバム収録順どおりに再現したもので、デヴュー以前からパティと行動共にしているレニー・ケイを中心に、オリジナルにもゲスト参加したトム・ヴァーレインが全面的に参加しているという、このあたりの音楽に興味を持つ人なら震えがくるようなスペシャル・ライブです。
ラストには「マイ・ジェネレーション」も演奏、どうせならジョン・ケイルも呼んで来て参加させちゃえば、な~んて絶対そういう企画には顔ださないでしょうね、あの人は。

最近のライブなども聴いていたわけで、十分想像出来たのですが、パティの声はオリジナルより全然力強い声なんですね。
年齢も多分50代も後半だと思うのですが、本当に凄いなと・・・・

人間年齢重ねれば、力強さより枯れた魅力なんてものが出てくるものですが、この人は逆なんですね。

パティ・スミスは若き才能溢れる男が好きなのか、もしくはそういう男を惹き付ける魅力があるのか・・・・・
おそらく両方だと思うのですが、そういう男の才能と精気を吸い取って益々力強くなって行く人なのかなと。
オリジナルとこのライブを聴き比べるとそんな事さえ想像してしまいます。

ただ私としては、そういう力強いパティより、オリジナルや初期のライブで聴ける、芯の強さはあれど叩けば壊れてしまうような繊細さを感じるパティの方は魅力的とも思います。

愛するフレッド・スミスの死という試練を乗り越え、力強い母としての生活、こういう事が今のパティの骨格になっているのかな。

それに反して今回参加したトム・ヴァーレイン、相変わらず繊細なギターを聴かせてくれます。
パティとの対比でなんだか弱々しくも感じます。
もっと前面に出てきた方が面白いのにな。
ステージの片隅でそっとギターを弾く彼の姿が見えるようです。

とにかく2005年版「ホーセス」、かつてニューヨーク・パンクに興味持った事のある人達にとっては見逃せないですよね。
聴いていて涙腺が緩んでしまう箇所もあります。

RC SUCCESSION/Rhapsody Naked

2005-11-19 21:33:06 | Weblog
RCサクセション、このバンドをブログで取り上げる事になるとは思いませんでした。
多分コアなRCファンが読めば怒るような記事になると思います、お許しを。

このバンドの事は決して何も知らないわけではありません、ある時期に関しては一部始終を見ていました。
その時期とは、チャボがRCに加入しライブハウスで(屋根裏が主でした)毎月ライブをやっていた時期、「ステップ」のシングルを出した頃、それからブレイク、このCDになった久保講堂でのライブを含め、メジャーな人気をつかんだ頃でした。

同時期にはパンタ&ハルもライブ・ハウスで毎月ライブを、そして東京ロッカーズの頃です。

なんでRCも行ってたの?、ハイ!気に入った女の子がファンで付き合いでライブに通っていました。
間抜けな理由です、ファンの人は怒るでしょう(苦笑)。

毎月のようにライブに通えば、それなりに好きになって来るもので、決して付き合いだけでなく楽しんでいたのは事実、好きな曲もあります。
ただし自分にとってのRCはこのライブ盤の時期に限定されるわけで、それ以後については全く知りません。
RCと離れた時期はいつ頃だっただろう、夜ヒットで坂本龍一と共演した時は醒めた目で見ていました。
その時の女の子はどうしたかですか?内緒です。

このCDも買う予定も全く無かったのですが、いつもお世話になっているV.J.さん、彼のブログで取り上げられ、当時の事を書き込むうちに聴いてみたくなったのです。

聴いてみると懐かしい、この時のライブのセットは、ライブ・ハウスでいつも演奏していた曲の集大成ともいえる選曲。
金子マリちゃんとの即興曲以外全部一緒に歌えます。
今聴いても凄く良いな思う曲もあります。

何故あの時期にRCが急激に人気が出てきたのか。
当時の雰囲気としてはこれも怒られそう、書いちゃいますね、色物的な売り方をして、マスコミもそれに乗ったんだと思う。
清志郎のキャラで人気が出たのは事実です。
あのスタイルでなく、ジーンズとTシャツで清志郎のMCが無かったら、人気が出るのは遅れたと思います。
それ程面白い人達でした。

ただしそれだけは無いのも事実、曲が良くまた覚えやすいし、チャボを中心とした演奏もかっこよかった。
キャラだけなら直ぐに沈みますからね。

それとメンバーの人柄、特に清志郎とチャボ、フロントに立つこの二人が気さくな人で、お客さんを大事にしていた。
当時ステージで、チャボに声掛けるんですね、(チャボ!)って感じに。
声が掛かる度に手を振ってくれるんですよ、あの人は。
ライブ・ハウスからホールに活動の場が移動した頃、そういうの知らない人を尻目に、俺なんか何回も声掛けました、そのたびに手を振ってくれるんです、今はどうなんだろ。

清志郎というのもステージであのようなスタイルですが、実際には物静かでシャイな人だったという印象があります。
また、周りのスタッフへの気配りがあった人だと聞いています。
当時のRCにいつもついていた人物がいました、多分今回のCDのライナーを書いている人ではと思います。
内田裕也が行っているニュー・イヤー・コンサート、ブレイクした年に出演しました。
その時に裕也さんから、出演者全員にお年玉としてひとり2万円頂いたんだそうです。
スタッフには無かったそうなんですが、清志郎はその人にどうしても半分の1万円を渡そうとするんだそうです。
スタッフの人は断ったそうですが、いつも一緒なんだからどうしてもと言うんだそうです。
そんな人です。

今回のCDのジャケには、その時の開演前の会場の外にたむろすお客の写真が使われてました。
私もこの中にいたはずで、写真のどこかに写ってないかと探しましたが写ってませんでした。
結構早くから会場前にいたのですが、チャボが当時の愛車、モモエちゃんの宣伝していた赤いコルサで行ったり来たりしていた事をよく覚えています。

この当時デヴューしたアナーキーのDVD、「ファイティング80’」には若き自分が写ってるんですけどねぇ。
RCも出演したイベント・ライブが横浜スタジアムであり、たしか他の出演者はチープ・トリック、サザン・オールスターズだったのですが、イベント名は全く覚えていません。
その時スタジアムの周りをブラついていた私、TVの清志郎のインタビューの撮影に出くわしました。
こちらを意識した清志郎、いきなりカメラに向かってジュースの缶を蹴りつけたんでした。
そのシーンはTVでも放映、その後ろには私と、例の女の子がしっかり写っていました。
もしもそんなTVの録画テープを持っている方は是非確認してみて下さい。

アナーキーといえば実はメンバーRCのファンで、とくにヴォーカルの仲野茂は大ファンでした。
結構対バンなんて事も多かったはずです。

高田馬場のビッグ・ボックスで、ラジオの公開録音があって、出演がRCとアナーキーなんて事もありました。
たしかアナーキーの出番が先、RCの最後の曲、「雨あがりの夜空に」で茂が登場、例のドラ声で一緒に歌っていました。
(バッテリーがビンビンだぜぃ)の箇所では、清志郎と一緒に親指立ててニコニコしながら(笑)。
バンド間がそんな友好関係だったので、アナーキーに来ていたお客も結構RCに行っていたはずです。

なんかCDの事を書いているのではなく、取り止めの無い思い出話になってしまってますが・・
RCに関しては、自分がブログに書いている好きな音楽とは違ったとらえ方になってしまいます。
決してRCの音楽が嫌いという意味でなく、音楽より先に清志郎やチャボという魅力的な人物に目が行くとでもいいましょうか。
「エンジェル」なんて曲は今聴いても凄く好きです。

このCDで参加しているメンバーですが、ホーンの生活向上委員会はこの時が最初のはず、この後準レギュラーのような形でバンドに関って行きました。
RCの人気のせいもあり、単独コンサートも結構話題になりました。

キーボードの柴田なんとかさん、キーボード・ロボット・ゴンタ2号、G2ですね。
彼はこのライブの少し前、ライブ・ハウス時代から登場しています。
ニュースでよく出てきますね、先進国なんたらこうたら、G7とかG8とか。
あれの記事を読むと彼の顔が思い浮かびます、キーボード・ロボットも代を重ねて7号、8号かと。
ゴンタ7号、ゴンタ8号ですね(アホ)。

小川銀次はこの日が最後。
彼は可愛そうでね、これの少し前からチャーに名指しで批判されたんですよ。
RCのギターがうるさ過ぎる、アイツが抜ければバンドが良くなるなんて。
で、ほんとに抜けちゃった、事情はわからないけど。
自分のバンドも持っててね、バンド名も忘れたけど観に行った事もあります。
とてもつまらなかった(笑)

多分私より少し下の世代、そのくらいの人は全く違う思い入れがあるバンドなんだろうと思います。

ライナーではライブ・ハウス、特に屋根裏最後の出演となった4daysでの混雑の事が書いてありますが、実際にはその時も前の方は椅子を並べた状態で、決して酸欠になるような混雑では無かったと記憶しています。
この屋根裏4days、私は飛び飛びに2回行ったはずです。
この時もたしかカセット・テープに録音したのですが、後に知り合ったRCファンの女の子にプレゼントしてしまいました。

ライブで曲間の清志郎のMCも楽しかったのですが、ひとつだけ今思い出したMCを。

(この前、オイラのマブ達のポール・マッカートニーが日本で捕まったんだ。アイツにはよく言っておいたのに・・・オイラの家の畳は全部大麻で出来ているんで変なものを持ってくるなと・・・、バカなヤツだぜ。じゃあマブ達のポールを捕まえたリズム感の無い捜査官に捧げるぜ、ブン・ブン・ブン)
てな感じで曲が始まる・・・・そんなバンドでした。

全くまとまりの無いブログになってしまいました・・・・いつもか(笑)






James Chance /Irresistible Impulse

2005-11-17 19:02:00 | Weblog
ジェームス・チャンスのマイ・ブーム、いまだに続いています。

先日買ったボックスは、デジパックで再発したものを4枚単純に箱に収めたもの。
で、実は別に箱が出ていたよなとは思ってました。

先日、用事があって川崎に行った時、よせばいいのにタワーに寄りました。
ジェームス・チャンスのコーナーを見ていると、あるんですねぇ、この箱が。

あ~、こっちにすれば良かったかな、でも内容に大して変わりありません。
こちらにはパリでのライブが抜けた代わりに、比較的新しい作品「Sax Maniac」、シングル「Melt Yourself Down」が入っている程度。
しかし見れば見るほど魅力的なジャケの箱。
買ってしまいました。

「Sax Maniac」と「Melt Yourself Down」は聴くのもはじめて、ジェームス・ブラウンのカヴァーを含むファンク、フリージャズ&パンクをミックスしたような音。

70年代に入って、毒にもクスリにもならない音楽に成り果てたジャズ、何かを忘れてきてしまったジャズ、その何かが、ジェームス・チャンスの中にあるように思えます。

音楽の形としてはジャズではないけれど、黄金期のジャズの先にジェームス・チャンスはいるんだと思う。
決してスイング・ジャーナル読んでるジジイには理解出来ないだろけどね。

かつてパンクをリアル・タイムで聴いていた頃、自分にとって決してナンバー1がジェームス・チャンスではありませんでした。
あまり熱心に聴く事もなかった。
ニューヨーク・パンクといわれたバンド群の中では、テレヴィジョン、リチャード・ヘル、パティ・スミス、スーサイド、そしてハートブレーカーズに最も興味を持ってました。
ジェームス・チャンスは、新宿レコードで店員をしていた人の強い勧めで「Buy」を購入。
フリクションとの関係、音的な繋がりもあり聴きまくった。
ただし、当時の私はサックスという楽器に入り込み難かったんだと思う。
一歩二歩後ろに下がった目、耳でジェームス・チャンスを聴いていた。
後にジャズの魅力の虜になり、サックスという楽器の面白さを知り、また衰退したジャズの不甲斐なさに気付く私。
そしてやっとジェームス・チャンスの魅力に気が付いたんでしょう。

決して新しい音ではない、20年以上前の音、しかし古さを感じさせない刺激的な音。

あ、そうか、俺が遅れてるのか(笑)

まあ、いいや。
とにかく最高に魅力的な音楽です。

ニューヨーク・アンダーグランドのレア音源をカセット・テープでリリースしていたレーベルがあります。
「ロアー」といいます。
最初のリリースはテレビジョンのライブでした。
発売したと情報をもらった時、速攻で西新宿に買いに行った思い出があります。
そのレーベルから出ていたジェームス・チャンス&コントーションズのライブ、それの拡大版が近々日本盤で発売されます。
輸入では既に出回っていますが、今度は慌てません。
日本盤を来月あたり買おうと思っています、楽しみです。

裸のラリーズ/Deeper Than The Night

2005-11-16 18:09:42 | Weblog
数ヶ月前です、某レコード店より突如ダイレクト・メールが届きました。

裸のラリーズのアナログ盤が輸入で入荷するとの事、もちろんブートレッグです。

予約をして、いろいろと情報を集めてみると、どうやらオフィシャルで発売された3部作。
そのうちの「MIZUTANI」、1970年のスタジオ録音とライブを収録したものですが、それのコピーらしい。

この3部作、私は発売時親しくしていた某CD店から購入、後にちょっと金欠が厳しい時に、プレミアに目が眩み、これも親しくしていた某CD店に売ってしまいました。
ところでこの買ったCD店の当時の店員さん、実は売ったCD店の店主と同一人物、店は変われど同じ人から買って売ったという間抜けな俺(笑)。

そういうわけでこの「MIZUTANI」、コピーしか持っていませんでした。
音源自体は聴きなれたものですが、ブートとはいえアナログでのリリース、嬉しかったです。

ジャケはかなり手抜きなつくりでしたが、盤自体は180グラムの重量盤、品質も上々のものでした。

あらためてレコードで聴いてみると、CDで聴くのとは印象が違うものです。

私は時々アナログ・マジックなんて自分語を使います。
普段CDで聴いてるものをアナログ盤で聴いた場合、印象が変わりまた違った魅力を感じる事があるんです。

これなんかはまさにそれ。

CDでは連続してスタジオ録音とライブが収録、同じ1970年録音とはいえ曖昧な印象を持っていました。

今回のアナログ盤、A面にスタジオ録音の小作品、B面に「ラスト・ワン」のライブ、長尺なトリップ・チューンを収録。
上手い具合に棲み分けが出来ています。

たぶんこのブートの制作者はそんな細かい事は考えてないでしょう。
たぶん「MIZUTANI」の収録順に入れていっただけだと思う。
結果的にうまくバランスの取れたアナログ盤になったという事でしょう。
残念ながらCDの最後に収録されていた「ロマンセ」、収録時間の関係で未収録です。

ラリーズとは通低しているVUの2nd、それあたりのイメージを思い浮かべてしまうレコードです。

どうやらディスク・ユニオンでも今日あたり入荷したようです。
もし裸のラリーズに興味があり、この音源を聴いてない方、決していつまでも残っているアナログ・レコードではありません。
決断はお急ぎ下さい、今なら間に合います。
内容の良さは保障します。

シュレック&シュレック 2

2005-11-10 21:08:28 | Weblog
今年の春ですが、液晶テレビとDVDプレイヤーを買って貰いました。
自分では買えません、買って貰ったんです。

それでその頃から欲しいなと思っていたのが、5.1サラウンドAVシステムってやつ。
映像にあまりこだわらない私、そんなに高価なものは買えないし欲しくありません、場所も取りたくないんで、一番小さく安いものでよかったのです。
買いました、ヤマハの小さいヤツ、21000円でした、俺でもなんとか出せる金額でした。

さて設置してみると、今までのTVのスピーカーだけとはやはり違う、こんな小さなスピーカーでもそこそこ楽しめるものだなと。
今までにない勢いで、DVDをレンタルしてきます。

CDに関しては、どちらかと言えばあまり一般的でないブツを買い集める私ですが、映画とかに関すると全く逆、複雑なもの、マニアックなものは見ません。
すご~く普通の映画ばかり借りてきます。
最近借りたもの、「リング2」、「シャークテイル」、「着信アリ2」、「富江」、うちの近所の某米店の息子が主演した「忍者ハットリ君」「エスカレートする素人娘 29」こんなところです。

そんな中レンタルでなく、どうしても購入したかったDVD、それがコレです。
ドリームワークスのアニメ、シュレック&シュレック2のDVD2枚セット。

子供も好きなんですが、私もこの映画2作は大好き。

この手の映画、子供が喜ぶんで「ファインディング・ニモ」を最初に片っ端から映画館に見に行ってます。
ただ最初のシュレックは子供が小さすぎて、WOWOWで放送したのを見ました。
シュレック2は映画館で見ました。

映画の内容は多分みなさんご存知だと思います。
モンスター、シュレックとフィオナ姫の恋愛、そして冒険のアニメです。

ただ子供もが好きなアニメ映画、それだけではレンタルで十分、なんでわざわざ購入したか、ちょっと理由があります。

シュレックの中で使われている音楽、それも重要なシーンで使われている音楽。
元V.U.、ジョン・ケイルの曲が使われいるんです。

フィオナ姫を救出した後、シュレックとフィオナ姫に恋愛感情が生まれます。
しかしちょっとした誤解が生じ、二人は離ればなれになります。
そしてお互いに相手の事を思うシーン、凄く重要なシーンで曲は流れ出します。
忘れる事の出来ないピアノのイントロ、ジョン・ケイルがレナード・コーエンのトリビュート・アルバムで取り上げた名曲「ハレルヤ」です。

これを初めて見たときの衝撃は凄かった、ジョン・ケイルだと気が付いた瞬間「オ、オ、オオオーーー」と叫んでしまいました。

楽曲が映像に使われる時、ただCDだけで聴いている時より、プラス・アルファの魅力を感じる事があります、これなんかまさにそんな感じです。

このシーンを5.1(チープなシステムだけど)で見るためだけにこのDVDを買いました。
実は来月1800円程の廉価盤が出ます。
私はそれを買うつもりだったのですが、子供がどうしてもこのセットが欲しいとの事でこれにしました。

子供にも、家族でも、カップルでも、そしてコアなV.U.ファンにも楽しめるDVDです。
レンタル、もしくは廉価盤を購入して、是非見て下さい。

そしてこの曲が気に入ったら、ジョン・ケイル・ヴァージョンのこの曲をカヴァーしたジェフ・バックリィの「ハレルヤ」を。
これも感激的な演奏です。

実はシュレック2、何気なくニック・ケイブの曲が使われていたはず。
こちらは映画で見ただけ、まだDVDは見てないんですけどね。

このシリーズの選曲を担当した人、一般的な曲に混ぜて、ゲリラ的にこんな曲を使う、かなりの曲者です。








The Chance White/Box Set

2005-11-06 05:21:12 | Weblog
先日、購入予定のCDの替わりにジェームス・チャンスの新作を買ってきた事を書きました。

気に入ってヘビー・ローテーションで聴いていたのですが、それまで思っていたジェームス・チャンスとは違う音。
聴いているうちに、あのジェームス・チャンス、コントーションズを聴きたいなと思っていました。

アナログで持っていたはずなのですが、実家に今あるか自信がない。
そういえばCDの箱が出ていたはずだよなと、そんな事が頭にありました。

さてさて、ちょっと横浜に行く用事が出来ました。
先日買わなかったCDでも買いましょうと、タワーに寄りました。

買おうと思ったCDはありました、でもちょっとだけ店内を散歩。
いろいろと気になるものがありました、しかし金もねーし、強い意志を持って目的の物だけ買いましょうと。

先日のジェームス・チャンスの新作も目立つように並べてあります。
で、その横を見ると、あるんですね~黒い箱。

ボックスといっても、ペラペラな箱に既発CD4枚突っ込んであるだけなんですけどね。
値段が3700円だったんです。
1枚あたり925円ですね、とろい俺でも直ぐに計算出来ました。
あまりにも安い、しかも聴きたいと思っていた「Buy」も当然入ってる、聴いてない盤も揃う。
買いました、購入予定のものは、またも先送りです。

4枚の内訳です。
ジェームス・チャンス名義の「Buy」「Paris 1980」、ジェームス・ホワイト名義「Off White」「Flaming Demonics」です。
このうち昔買わなかったのが「Paris 1980」、「Flaming Demonics」です。

でもやはり私なんかにとっては「Buy」の印象が強い。
これは昔もですが、今聴いても強力です。

ファンクやフリー・ジャズ、そんなのまとめてパンクに突っ込んじゃった感じですね。
聴いているとアドレナリンが体に満ちてくるのがわかります。
夏に代官山に行かなかったのは失敗だった。

フリクションのレックやヒゲとの関係があるジェームス・チャンスですが、音的にも共通したものがあったのがわかります。
初期フリクションから、パリでのライブあたりまでの音、そこらが混ざった感じ。

コントーションズにレック、ヒゲが入っても当然違和感ないわけだけど、ジェームス・チャンスがフリクションに入ってもすんなり違和感なく融合しちゃうでしょう。

フリクションの79ライブが再発して狂喜していたみなさん、もしコントーションズを聴いた事なかったら買いましょう。
「Buy」単体CDなら1500円しないで買えますよ。
みんなが喜んだ79ライブの根元のような音が聴けます。


Elliott Murphy/Murphy Gets Muddy

2005-11-05 06:47:21 | Weblog
エリオット・マーフィーの新作が出たと聞き、しかも今回はブルースのカヴァー集だという。
さっそく彼のHPのショップから購入しました。

エリオット・マーフィーのHPより購入するCD、スペインはバルセロナより届きます。

荷物が届いて毎回思うのが、あ~バルセロナから来たのか~、バルセロナ・・・・バルサ・・・ロナウジーニョ、デコ、メッシー、今度の相手はどこだっけ、ハイ!ヘタフェです。
11月19日にはレアル・マドリー戦、伝統のクラシコが控えています。
全く関係ない事考えてしまいます、アホです(笑)。

ブルースのカヴァー集といえば、やはり私は御大ECさんのロバート・ジョンスンのカヴァー・アルバム、そして1994~95年のNBTBツアーの事を思い出してしまいます。

しかし予想していた通り、つーか当然クラプトンのやるブルース・カヴァーとは全く違います。

HPで販売しているオフィシャル・ブートレッグ・シリーズのように、アコギで来るのかなと思ったら違いました。

ニューヨークのアンダーグラウンドの香り漂う音。
V.U.の1969LIVEで、エリオット・マーフィーは愛情たっぷりのライナーを書いてましたが、そう、V.U.~からルー・リードのソロに通じるような質感の音。
V.U.がブルース・カヴァーでもやったような雰囲気を持ってます。

ロバート・ジョンスン、マディ・ウォーターズ、ウィリー・ディクソン、ジミー・リードのカヴァーに混ぜて、エリオット・マーフィーのオリジナル曲も収録。
それが全く違和感なく聴く事ができます。

クラプトンのブルースカヴァーとどっちが好きかと問われたら、比べるべき対象でないような気がしますが、どちらも好きです。

最近クラプトンがライブでよく取り上げる「I Got My Mojo Working」も収録、聴き比べると面白いです。

エリオット・マーフィーが好きな人はもちろん、V.U.が好きでクラプトンも好きだなんて人、なんだか特定の人を指しちゃってるような気がするけど(笑)、そんな人には是非聴いてもらいたいなと。

DVDが付いているんです、こちらはウィリー・ディクソンの曲をアコギで演奏。
しかし・・・これPALなんでDVDプレイヤーで見れませんでした。
パソコンでは見れましたけど。