ECHOES

Punk Rock Life

三ツ沢で流れたIf The Kids Are United

2011-10-31 20:39:46 | Weblog
今年のシーズンは散々の成績で試合行っても腐ること多いんだけど、俺にとって横浜FCは地元の俺達のサッカーチーム、Gatewaysという自分が属してるサポーターグループも、チームにも誇りを持ってるし、三ツ沢球技場という横浜的な場所を愛しています。


ただ、チームはとても厳しい状況、チーム内もサポーターのあいだでも亀裂が見えたり。
悪い時なんてそんなもんでね…


そんな時、昨日の試合前だけど場内放送である曲がかかりました。

俺が昔から大好きなバンド、そして大好きな曲。

聴くと瞬時に気持ちが盛り上がっちゃう曲。

SHAM 69のIf The Kids Are United

元々はパンクのアンセムと云われる曲だけど、俺はそれだけではないと思ってるんですね。

SHAM 69というバンド名の由来は、メンバーの地元のローカルサッカーチーム、HARSHAM 1969から来ているのです。

壁にラクガキされたHARSHAM 1969の、HARと19の部分が消えていて、残っていたSHAM 69をバンド名にしたのです。


そう、彼らはパンクス以前に地元サッカーチームのサポーターなのです。

そんなSHAM 69の曲にはスタジアムで歌うために作ったん?
なんて曲も時々あったりします。


If The Kids Are United もそんな一曲。

俺達キッズが団結すれば分断されることなんかないぜ、立ち上がろうぜ!

なんて曲。

まあ俺も残念ながらキッズなんて年齢じゃねえけどよ、三ツ沢でこの曲聴いたらキッズみたいな気持ちになっちまったぜ。

今年も残り少ないけど、三ツ沢でまた立ち上がって騒ごう。

Kevin Ayers/Sweet Deceiver

2011-10-29 20:43:51 | Weblog
最近のヘビロ、少し前に紙ジャケCDをユニオン中古コーナーで掘り出しました。


実は今まで買った事がなかったんですねぇ。

ただ、インパクトの強いエアーズのイラストジャケットにはずっと惹かれていて、このアルバムを買うならアナログか紙ジャケだなと、プラケースのCDは考えられない。


とにかく多彩で変化にとんだ内容は、その日によって胸に響く曲が代わってくる。

ストレートなロックンロール、Observationsを聴きながら、繊細で美しいDiminished But Not Finishedを聴きながらジャケット眺めてると、これが俺だぜと話し掛けてくるよう。


出来れば、良い形でアナログ発売されないかなと。

買います(笑)

The Seeds

2011-10-25 21:05:53 | Weblog
シーズにもスカイ・サクソンにも恨みは無いのだけど何故か聴く気がしないシーズのファースト(苦笑)


アルバムの1曲目に収録されているCan't Seem To Make You Mine をジョニー・サンダースがカヴァーしたことがあって、それがシーズというバンドを知るきっかけでした。


春のRecord Store Day でリリースされたEvil Hoodooの狂暴ロングバージョンや、Nuggetのボックスに収録されていたCan't Seem To Make You Mine を聴いたりしてるうちに、アルバム全部聴きたいという気持ちが沸々と。

持っていたはずのペラペラな再発アメリカ盤は見当たらず、どうやら赤黒に出家させてしまったようで。


そんな時に横浜の赤黒店で格安値段で見付けたのがこの紙ジャケCDなんですねぇ。

それ持ってですね、スポーツ・パブで友達とビール呑み騒ぎながら横浜FCのアウェイ中継楽しんでたわけです。

そこに一本の電話、仕事関係のトラブル、それもかなり深刻なね、ドーンと突き落とされるような。

手に持ってたシーズのアルバムもドーンと一緒に落ちたようで、それから2ヶ月経った今もぜーんぜん楽しめないのです(苦笑)


そういう事ってありません?


むかーしですが、ちょっと体を壊して目黒にある病院に入院が決まった日、真っ直ぐ帰れば良いのに渋谷にあったWAVEに寄ってハーゲンで買ったのがエルビス・コステロのCD。

それ以来コステロ=病気の思いでだったりで聴く気になれないとか。


事故ったことがありまして、その時聴いてたのがX・レイ・スペックスで、ポーリーの甲高い声聴くと記憶がよみがえったり(苦笑)


う~ん、そのうち聴く気になるでしょう、シーズ(笑)

The NoーNeck Blues Band/Letter From The Earth

2011-10-24 21:21:32 | Weblog
以前取り上げたNo-Neck Blues Bandのレコードを聴いた時、ひとりの友人の事が頭に浮かびまして、ああ、その友人が好む音だなと思ったのでした。


ブログにアップしたNo-Neck Blues Bandってきっと好みだから録音してあげるねと、おせっかいな申し出をしまして。

ん?ノーネック?、なんでそこにたどり着いたのと逆に質問されちゃいました。

よくよく聞くと、メンバーに日本人の女性がいるそうで、しかも今度その女性とデュオでライブやるよって。

で、まあ軽く誘ってもらったのだけど行かないで(笑)

そんなメール交換しているうちにCaptain Trip Record からもCDが出てるそうで1タイトルだけ購入しました。

届いてみるとゲストミュージシャンに白石民夫なんて名前がクレジットされていて、友人にその事を告げたのです。

ああ、あり得るね、だってデュオをやる女性メンバーは白石民夫の奥方だもんって(笑)

そ、そーなんだ・・・

このCDはCaptain Trip で制作したものではなくて、アメリカのディーラーがストックしていものをディストリビュートしたのだそう。

二枚組のCDの盤面にはいっさいクレジットはなく、ジャケットに解読が困難な文字で曲目が記され、インナーには謎のイラストだけが描かれているという情報量の少なさ。

以前聴いたレコードよりフリーインプロ色が強く、不毛な情報並べるよりこの音に体を委ねて自分のイマジネーション高めて楽しみなさいという事でしょう。

レコードCDはかなりの枚数をリリースしてるようだけど、全てを聴くのは難しいだろうしその必要も無いと思う。

ちょっとだけ背伸びして探して手に入るものを聴いてみればいいのでしょう。

同じCDでも私が聴いて感じた印象とあなたが感じるものとは違うはず。

Augustus Pablo's Digital Productionsの7インチ

2011-10-22 13:49:48 | Weblog
オーガスタスのMessage Musicからの7インチカット3枚です。

A Java Instrumental、Ammagiddeon Dub 、Credential Instrumental の3枚、それぞれのB 面にはLPやCDに未収録のダブ・バージョンが入っているのがミソで悩ましい。

Credential Instrumental のB面のタイトルはBlack Black Dubなんですが、アルバムにはBlacka Black Dubというタイトルの曲が収録されていて、もちろん別バージョンなのです。

3曲とも更に混沌さを増したサイケデリック・ダブ。

車で聴くためにMessage MusicをCDRに落としましたが、例によってこの3曲も追加収録しました(笑)

Augustus Pablo/Message Music

2011-10-22 13:05:49 | Weblog
オーガスタスの90年前後のデジタル化した時代の音源集です。


ルーツ系の人が中途半端にデジタル取り入れた録音は私的に苦手なのですが、オーガスタスの場合はメロディカという楽器がデジタルに溶けやすいんでしょう。
ダブはサイケデリック・ミュージックだと思っているのですが、このレコードを聴いてもらえばわかると思うのです。

デジタル・ビートに溶け込む哀愁メロディカの気持ち良さ、浮遊感たっぷりです。

CDも出ていますが低域音が床に響くアナログをもちろん選びました。

それに、このジャケット見てプラスチックに押し込まれたCD買う気になれますか。

Pressure Soundからリリースされてます。

Rod Stewart/Every Picture Tells A Story

2011-10-18 16:31:00 | Weblog
ロッド・スチュワートのおそらく一番有名な曲が入ってるアルバム、Mobile Fidelityの180グラム重量レコードで発売されました。

Maggie May、私と同世代の人ならイントロ聴いただけで胸に込み上げてくるものがあるんじゃないでしょーか。

なんつーか、青春時代の曲とでも言いますか、いろいろな場面で聴いたような気がしてノスタルジックになっちまいます(笑)

あ、秋ですねぇ・・・

Maggie May だけでなくロッド・スチュワートの名唱ばかり詰まったアルバムですが、ロッド・スチュワートばかりでなく、サポートするロン・ウッドのギターがとても良いのです。

ロッド・スチュワートでなくロン・ウッドのギターを聴くためにこのレコードに針を落とす人も多いはず、ですよね(笑)

アナログの温かみを保持しながら分離の良いMobile Fidelity盤はそういう人に最適。

秋になるとこういうレコードをじっくり聴きたくなる私はオッサンなんでしょう。

さて、サーストン・ムーアでも聴くかぁ・・

柳ジョージ

2011-10-15 19:14:55 | Weblog
私がロックに興味を持ち始めた頃、地元には横浜野外音楽堂というのがありまして、夏になると毎週のようにそこで生のロックを聴くことができました。

既にパワーハウスはパワーハウスブルースバンドになっていて、柳ジョージはソロでクラプトンやブルースカヴァーをやっていました。

渋谷にあった屋根裏で柳ジョージが1週間連続でライブをやったことがあって、はじめの方に行くと、泥酔した柳ジョージは少ないお客ひとりひとりに話し掛け、もう一度以上必ず来いと約束させてました。

お前は横浜から来るのたいへんだからあと一度でいいからって(笑)
もちろん約束は守りました。

成毛茂にキーボードをひかせたセットはプログレっぽくて、レコーディングするから買えと約束させられました。
レーベルを作るといい、レーベル名はマンコティアだそう。

レコードは出なかったので約束は守れませんでした(苦笑)

いつも酔っ払って演奏してたけど酒が芸につながっていた人でした。

ソロ・アルバムを出して、夜のヒットスタジオに登場した時は明らかに素面で、何か物足りなく感じたものでした。

彼が歌う横浜は、俺らが知っているフェンスの向こうにアメリカがあるホンモノの横浜。

今もそう、観光地みなとみらいの対岸にある岸壁は米軍の輸送施設なのです。

彼の歌う横浜にずっと住んでいる私にとって、彼の歌はロック的ルーツのひとつなのです。


R.I.P.

Peter Toshのレガシー・エディション

2011-10-14 20:14:55 | Weblog
レコード・ストア・デイ限定7インチのジャケットに予告されていた、ピーター・トッシュの最初のソロ・アルバム2枚の拡大盤です。


こういう企画も今や一般化、とても興味深く良いものもあれば、寄せ集め感が強くまとまりの悪いものもありまして。


こういう企画の始まりの頃にリリースされた、ボブ・マーリーのキャッチ・ア・ファイアーは面白かったなと。

ワールドワイドに発売された一般的なバージョンと、それ以前にジャマイカ盤としてリリースされたバージョンのカップリングは、その比較も面白く興味深いセットでした。


ピーター・トッシュの最初のソロ・アルバム、Legalize Itも同企画。

元々はジャマイカで発売された7インチを集め、それにオーバーダビング、ミックスを変えて発売されたのだそう。

2枚目のCDに収録されたオリジナル・ジャマイカ・バージョンの生々しい音、やばいです。

引っ込んでいたギターは前面に出てトッシュのヴォーカルもまるで目の前で歌ってるかのよう。

これはピーター・トッシュに興味がある人でなく、レゲエが好きな人全て必聴ではないかと思います。

できればこのバージョンをアナログで聴きたいなと。
念のためレコード・ストア・デイの7インチを聴きなおしてみると、それはリミックス後のマイルドなバージョンでした。

うーむ、残念。

拡大盤にはその他にダブやデモ・バージョン満載です。

2枚目のソロになるEqual Rights は、ウェイラーズ版をより攻撃的刺激的なGet Up Stand Up が3バージョン、その他にもダブやオルタネート・バージョン合計30曲収録です。

こちらは少々寄せ集め感も感じますがやはり必携。

3800円ほどする日本盤ですが、私は輸入で2タイトル合計4000円きった値段で購入しました。

Lee Perry/The Return of Sound System Scratch

2011-10-10 20:26:19 | Weblog
以前Pressure Sound からリリースされた リー・ペリーのダブ・プレート集の続編です。

夏前に先行してリリースされた7インチのStrong Drink 聴いて、メロディカ・ダブやばいと思ってLP発売楽しみにしてたんだけど品切れでして。

CDでは売ってたんだけど、ここはアナログだろうと。

こういう音源の前では多少のノイズも音楽のうち、ぶっといベース音にカラダを委ねましょう。

ダブ・プレート一辺倒だった前作と違い、レア7インチのバージョンも散りばめられて全体通して聴きやすくなってるかもしれない。

どちらにしても攻撃的なダブの波状攻撃は超強力。

先行7インチのB面に収録されたStrong Dub はLPにもCDにも未収録。

実はそれがかっこいいのです。
私が車で聴くためのCDRにはもちろん収録されました(笑)