ECHOES

Punk Rock Life

The Clash/Broadcasts From Japan

2015-01-28 20:42:42 | Weblog

ラモーンズのニューヨークでのラジオ音源を取り上げたので、昨年購入したクラッシュの日本でのFM音源も。

クラッシュが来日公演を行ったのは1982年の1月から2月にかけて。
ちょうど今の時期、もう33年も前になってしまった。

自分は初日の渋谷公会堂で観たのだけど、ツアーも後半の2月1日のサンプラザでのライブを、NHK-FM、NHKテレビでそれぞれ放送したのでした。

日本で放送されたので、ブートもいろいろ出回っているだろうし、エアチェックしたテープを保存してる人も多いと思う。

これはかなり状態のいいFM音源をメインに、FM放送では省かれた曲をテレビ音源で補い、出来る限り実際のライブと同じ順番に編集されている。
テレビ音源は若干ひ弱い音だけど十分楽しめる範囲内の音。

クラッシュの来日公演音源は、One Gig Too Farという2セットのCD、全部で4公演分のエアー録音の良いブートがあるのだけど、それと日にちが重ならないというのも嬉しい。



このエアー録音も大好きなのだけど、どちらもそれぞれ良いブートレッグだと思う。

Ramones/WBUW FM Broadcast~

2015-01-26 19:54:18 | Weblog

WBUW FM Broadcast, Buffalo, NY, February, 8th 1979という、長いタイトルのラモーンズのライブ音源。

It's AliveやキングビスケットのNYC 1978から約1年後、ラジオで放送するために録音されたもの。

ラジオ音源は好き嫌いがあると思うけど、これはかなりラフな録音で、ステージのモニターあたりにカセット置いて録ったエアーかと思えるような音で、お客の声もよく拾っているので雰囲気はバツグン。

ブートみたいと言ってしまえばそうなんだけど、1979年なんてジャストの時代の熱気がよく伝わってくる。

爆音で一気に50分て感じ。


Pop Groupのヴィニール

2015-01-21 20:33:01 | Weblog

Pop Groupの3rdアルバム、ライブ音源等を収録したWe Are TimeがCDでリイシューされたのは昨年の10月。

オリジナルを持ってるし特にヴィニールにこだわるつもりはなくて、日本盤紙ジャケをオーダーしていたのだけど、180gのカラー・ヴィニールという仕様を見てるうちに、けっきょく家に届いたのはヴィニール(笑)

オリジナルのジャケットは黒い厚紙ジャケットの真ん中を切り抜いて、ヴィニールのセンター・レーベルが見える12インチ・シングルのような簡易なもの。
中のレコードもいかにも80年代最初の頃の薄いヴィニール。

今回のレコードはホワイト&レッドのこんな立派なもの。


しかし、やっぱりオリジナルのほうが断然音が厚いんだよねえ。

音の分離とかは良くなった印象なので、CDリイシューにリマスターした音って事なのでしょ。

まあ、ブツブツ文句を言ってもしょうがない。
長いあいだ廃盤状態だったこのアルバムがCDとヴィニールでリイシューされたのは喜ばしいこと。

Pop Groupのアルバムで一番好きなのがこれなんです。





同時にリリースされた、これは新たに編集されたCabinet of Curiositiesというタイトルのアルバム。

レアなシングル曲や、ラジオで放送された音源、ライブ音源等で編集されている。




Radio Birdman/Living eyes

2015-01-20 19:57:47 | Weblog

まだまだRadio Birdmanを聴きまくる日々は続く(笑)

これはセカンド・アルバムにしてラスト・アルバムになったもの。
その後に再結成されるわけだけど、とりあえずはバンドは解散。

78年のユーロ・ツアーの時にレコーディングされたのだけど、リリースは解散後の81年。

パンク・バンドのセカンド・アルバムというのは鬼門で、初期衝動とは違う俺達を、なんて勘違いからハズしちゃうことが多いんだけど、Radio Birdmanはその点上手く乗り切ったよう。

ライブを聴いて感じたダムドに近い感覚はさらにはっきりと感じる。
もちろんメンバーは否定するだろけど。

77年のライブを収録した4曲入りのEPがボーナストラックとして収録されている。



これは、デトロイト生まれでバンドの中心人物でギタリスト、Deniz Tekが1996年から2002年までにレコーディングしたものを集めた編集盤。
2枚のCDに27曲収録というヴォリューム。

パンク・バンドのギタリストのソロ・アルバムは、力の抜け具合が絶妙な演奏が聴けたりするので好きなのだけど、ここに収録の曲もバンドとは違うクールな感じなロックンロールでかっこ良い。

そんなクールなDeniz Tekの職業は外科医なのだそう。


RADIO BIRDMAN / LIVE AT PADDINGTON TOWN HALL 12TH DECEMBER 1977

2015-01-14 20:21:03 | Weblog

デトロイト、MC5のエッセンスがたっぷり、RADIO BIRDMANの1stのアナログ・リイシューと同時発売された1977年録音とライブ。

パンク・ジャストの時期のライブなんで、スタジオ・アルバムよりずっと当時のロンドンを見据えた雰囲気の音になっている。
ダムドに似てると感じがするのだけど、そういえばダムドもMC5の影響を受けたバンドではあるねえ。

1stアルバムではストゥージーズをカヴァーしてたけど、このアルバムではMC5のRamblin' Roseをやっている。

しっかりと録音されたLP2枚組だけど、トータル・タイムは60分ほど、短か過ぎず長過ぎなくて一気に突っ走れる長さってやつです。

Radio Birdman/Radios Appear

2015-01-09 19:13:01 | Weblog

デトロイトで生まれたギターのDeniz Tekが、オーストラリアにストゥージーズやMC5のエッセンスを持ち帰り結成したRadio Birdmanの1stアルバム。

曲の並びを変えた再発と違うオリジナルのストレート・アナログ・リイシュー。

1曲目に配置されたストゥージーズのT.V.Eyeの強烈なカヴァーで何も感じないロック者はいないと思う。

セインツと並びオーストラリアのパンク・バンドと言われ、このアルバムも77年にレコーディングされてるけど、当時のオリジナル・パンク・バンドとは明らかに質感は違う。

これに収録されたカヴァーはストゥージーズだけど、どちらかといえばMC5の伝統を受け継いだ直系バンドだと思う。

聴く時はもちろん大音量で。
Play Loud!

Lew Lewis Reformer/Save The Wail

2015-01-01 20:19:56 | Weblog


明けましておめでとうございます!

最近は若い人達のあいだでアナログ・レコードを聴くのがお洒落でかっこいいと流行りだしているそうです。
俺は時代遅れだと思ってたら、実は俺が最先端で時代が俺に追い付いたってことか(笑)

Lew LewisのStiff時代のアルバム、Save The Wailは大好きなのだけど、実はCDでしか持っていなかった。

もちろんこの時代のパブ・ロックのアルバムをCD化した時に、大事な何かがこぼれ落ちてしまうことはよーく理解している。

ということで、最近やっと入手したのがピッカピカのStiff Germanyの初盤レコード。
UK盤でないのが残念だけどそれでも全然OK。
音が良い感じで潰れてそれがパワーになって迫ってくる感じはCDでは望み得ないもの。

このアルバムのCDは2枚あって、オリジナルと同じジャケットデザインで、Stiffから出たシングルに収録されていた4曲をプラス収録していたのがこれ。


その後に出た、チンピラ具合が最高にイカしたジャケット・デザインのCDには、それに1979年に1977年のBBCでのライブ音源を7曲追加収録。


ただしそのライブが目当てで買うのは全く意味がなくて、Boogie On The Street AgainというCDを買えば2回のセッション合計17曲をたっぷり聴ける。


でも、このアルバムはやっぱりレコードの音が強力。