名前を知らないような新しいバンドのレコードやCDを買うことはほとんど無くて、自分がリアルタイムで体験してきたバンド、それ以前のバンドの発掘音源を聴くことが多いのだけど、必然的に人間は年を取り老い、そして死を迎えるわけです。
気がついてみると自分が普段聴く音楽の演奏者の多くはもうこの世にいない。
ジョー・ストラマーも、ジム・モリソンも、ジョニー・サンダースも山口冨士夫も、そしてルー・リードも。
ジェリー・ガルシアも。
これは1972年8月27日にオレゴン州VENETAのOLD RENAISSANCE FAIRE GROUNDSで開催されたライブを、3枚のCDに完全収録したものと、撮影されながら数回の限定上映のみでお蔵入りとなっていた映像作品をまとめたもの。
72年のデッドのライブ、もちろん文句のつけようのない内容。
面白いのが映像で、真夏の炎天下、野外会場でのデッドのライブ。
演奏シーンより集まった客達のキ○ガイぶりが凄い。
もちろん映像的に面白いところを狙ったのだろうけど、それにしても多数の男女が素っ裸で踊りまくるという正気の沙汰ではない状況。
もちろん正気ではないのだけど、それにしても自由度の高い世界。
古い映像なので当然むかしのお姉さんなのだけど、それでも女性の裸踊りは見ていても楽しい。
問題は男ですね。
特に、ステージの裏側の柱によじ登り、身体を揺らし続ける素っ裸のお兄さんのキ○ガイぶり、たまりません。
ざっと40年前の映像なので、映し出される皆さん、今も生きてれば軽く還暦は過ぎているでしょう。
このセット、いろいろなパターンで発売されたのだけど、かなり値段にバラつきがありました。
Dead Netで発売されたスリップケース仕様のBlu-rayバージョンなどはかなりの高額だったようだけど、私はAmazonでDVDバージョンを3600円程で購入しました。