ECHOES

Punk Rock Life

SHAM 69/Tell Us The Truth

2008-06-30 20:04:19 | Weblog
聴いた瞬間に血がたぎる曲というのはありますよね。


私の場合、「SHAM 69」の「Borstal Breakout」なんてそんな曲。


1978年に出された最初のアルバム、「Tell Us The Truth」が紙ジャケ発売されかなり経ったのですが、今になって欲しくなり購入しました。

最近の私、反応悪すぎです。


地元のサッカーチームのスタジアムに描かれた、HARSHAM 1969という消えかかった落書き。


そこからバンド名がつけられたという、そんなエピソードが私的には大好きで。

ジミーパーシーも地元スタジアムゴール裏で騒いでいたんだろな(笑)


oiバンドの先駆者的に見られていたそうだけど、後のその手のバンドよりは、ダムドやクラッシュを追従していたバンドですよね。


ただ扇動者としてのジミーパーシーは求心力があり、色々と問題があったようで、それもロックンロールです。


だいぶ後になり、来日してクラブチッタでライブが行われた事があり、私もジミーパーシーに扇動されました。


雨が降ってたんで傘持ってたんですね。
傘振り回して小僧追いかけ回した遠い記憶あり(笑)


このCDには「Borstal Breakout」が3回、オリジナルに入ってたヴァージョン、シングル、デモと。


車で聴いていると血が逆流し過ぎて血管破裂しそうです。


高血圧の人は聴くの止めましょう。

Lou Reed/Live in Italy

2008-06-28 12:38:23 | Weblog
ルーリードの好きなアルバムというより、好きな時期ですか。


リチャードヘルとやってたロバートクワイン、ヤンハマーのバンドにいたフェルナンドサンダース、マサカーとい知る人ぞ知るエグいバンドに参加する事になるフレッドマー。

この人もヘルと一緒にやったんだ。


といったメンツのルーリードバンド。


当時のニューヨークパンクの影響は少なからずあったはず。

装飾を外したシンプルで肉感的なロックンロールは今聴いても再び新鮮。


イタリアでのライブを収録した「Live in Italy」は、ルーリードのアルバムで一番好き。


当時は思ったものです、なるべく長くこのメンツで活動を、1枚でも多くアルバムをと。


危惧されたとおり、これが最後の記録になり、期待されたロバートクワインは神宮球場には現れませんでした。

午前4時/LIVE BOOTLEG

2008-06-24 11:32:33 | Weblog
自分がライブハウスに通い詰めた時期、「午前4時」という印象的な名前を持つバンドを気にしつつ、結局観る機会がなかった。


あまりに早く駆け抜けて行ったバンドに、私が追いつかなかったわけです。


サイズ、スピード、雑誌ZOOでライターをもしてた川田良が、高橋均というヴォーカルを入れて結成したバンド。


後のフールズ含めて川田良の関わったバンドの中で異色な感じがする。


高橋均の言葉を吐き出すようなヴォーカルの個性が強いのでしょう。


高橋均が抜けた後、灰野敬二をヴォーカルに数回のライブを行うわけですが、何かのライブ告知のチラシで、「コー&午前4時」という名前を見かけた記憶があり、思うに高橋均が抜けた後のライブをこなすため、川田良はまず伊藤耕に声を掛けたのではないのかな。

眠くなり家に帰ってしまった私ですが、その後に「灰野敬二&午前4時」は出演しています。


テレグラフから発売された「LIVE BOOTLEG」と題されたアルバムは、秀作なジャケットと共に、カセット録音ながら生々しい音が当時のバンドの雰囲気を良く表していると思う。


今回再発されたCDには、以前CD化された物に収録された2曲のスタジオ録音に加え、6曲のライブ音源が収録。


80年10月12日のロフトでの、高橋均最後のライブだそう。


本編より若干音質が落ちるけど、生々しいバンドの記録を十分に楽しめます。


さらにユニオン特典として、ライブ音源2曲入りのCDRが付いてきました。


本編の録音者、実は私のよく知る旧友であり、ライナーを書き追加ライブ音源を録音した人物も知人。

ライナーに協力者として名前が挙がっている、スラッヂというバンドのベーシストも、実は知り合い。


昔見逃したバンドのCDのライナーに、3人の知り合いの名前が載る可笑しさ(笑)


28年前の音。

堕空

2008-06-07 06:04:06 | Weblog
ラリーズのような過去の伝説ではなく、これから伝説を作り得る宝石は足元に落ちてたりするもので。

その気になればいつでも手にする事ができる。


「堕空」というバンドもそう。



ぶっ壊れたキースとミック、藤井正英と森本在臣に支えられた堕空姫、麻様の絞り吐き出すヴォイスはその場の空気を一変させてしまう。


演奏する場を自分達の色に瞬間的に変えてしまうのはラリーズも一緒でした。


バンドは自らポジパンというキーワードを出していたけど、そんなイメージに固定する必要無し、もっと自由度の高いバンドだと思う。


最近、ニューヨークパンクのコンピ映像を見ていて思ったけど、当時の自由度の高いマクシスやCBGBに堕空出したら絶対面白い。


「Summer Suicide ep」と「Fishbike ep」という2枚のCDが手元にあります。

ライブとは違うアプローチで、藤井さんの作り出す音のセンスは非凡。


彼の幅広い音楽の趣味が音作りに反映されていると感じる。

そんな藤井さんがはじめたブログ、「すてきでさいてい」に、音作りの下地が隠れてるのかも。

http://fjsse.blogspot.com/


威圧感あるライブでの音も良いのですが、3人のメンバーの立ち姿のかっこよさ!

ロックというのはそういう要素も重要だと思う。


ニューヨークパンクの混沌さ、ポストパンク、4ADあたりの音に興味がある人は、足元に落ちてるこの宝石を手に取って下さい。

裸のラリーズ/Volcanic Peformance

2008-06-05 13:25:58 | Weblog
一時期のブームは落ち着いたようですが、未だに手を変え品を買え量産される裸のラリーズのブート。


レコード、CDも正規のものが流通してないバンドが、何故にあのようなブームになったのか、バンドの質や音源の価値はともかく不思議な感じで。


日本制ブートを編集した輸入ブートを、嬉々として買い込む人達。


あなたが嬉しそうに持ってるのは、あなたのCDラックの肥やしになってる盤のコピーです(爆)


少々食傷気味になりつつ手を出したのが「Volcanic Peformance」というタイトルのもの。


75年11月3日の明治学院、76年7月29日の渋谷屋根裏の音源を中心にまとめられてます。


最近は車の中で、極微弱な音でラリーズ聴くのが気持ち良かったりします。


ラリーズが全てでそこで終わってしまってる皆さん、沢山お金を使って、全てのブートを手に入れ、CDラックに並べて眺めましょう。


俺は足元に落ちてる宝石のかけらを探します。