ECHOES

Punk Rock Life

ZI:LIE-YA/Natural Born Boogie

2005-07-09 21:11:14 | Weblog
元サンハウス、柴山俊之率いるジライヤの2枚目のアルバム。

実は気になりつつ購入してなかった1枚目、それもほぼ同時に購入しました。

1枚目にはライブCDRが付いていたのですが、2枚目は4曲入りのDVDRが付いてきました。

以前のブログで、花田裕之とのアコースティック・ディオ、菊花賞の時も書いたのですが、柴山俊之という人、つめの先から髪の毛一本まで体全体からロックの香り漂う人です。
菊花賞でのMCひとつ、ジライヤでの叫び声唸り声、詩の断片、ロックなんて言葉をこれほど体現してる人は珍しい。

大手のCD店に行き、邦人ロックなんてコーナーを眺めるとそれこそ無数のCDが並んでます。
実に便利なジャンルだし売りやすいでしょうね。
しかし俺に言わせりゃ大方はクソですわ(普段は上品で有名な私ですが言葉汚い)。
ギターとドラムとベース持ってきて、一二の三でがなりたてればロックじゃねーんだよ。
多くは業界営業バンドでしょ、お金の匂いプンプンよ。
ガキはだませても俺等はだませりゃしねーぜ。
せいぜいガキの小遣いでもだまし取ってな。
俺はな、自慢じゃねーけど西新宿のブート屋によく金だまし取られてるぜ(笑)。

まあ、くだらん事言ってないでこのCD。

音がとにかく爽快、ナタでぶった切るような音とでもいいましょうか、小細工なしのぶっとい音。

日本人のロックもどきどものヴォーカルで、よくあるんだけど英語風の日本語、あれが気持ち悪くて聴いていると嫌悪感バッチバチ、あれじゃ日本語もよくわからねえし、まして英語にもならねえ、聴いてられません。

柴山俊之のヴォーカル、真っ直ぐの日本語、凶器になり得る言葉をこっち側に投げつけ来る感じ。

このCDの歌詞と似たような単語を使う人がいました、パンタといいます。
パンタが頭警からソロ初期に作った作品と、詩の雰囲気が似たところがあると思いました。

柴山俊之流のラブ・ソング「エンジェル」。
これなんかは二昔前にパンタが作っていた曲と非常に似ている。
ただしパンタが比較的優しい歌い方をしていたのに対して、柴山俊之はあくまでも強引に歌います。

この2枚目からはベースに元アナーキーの寺岡君が加入。

アナーキー初期からライブに通っていた私、彼が今もこのように活躍してるのはとても嬉しい。
DVDで彼の演奏シーンを見てると昔と変わらないな~。
彼はアナーキーのメンバーの中でも一番優しい人で、見かけ通り人の良い人です。
アナーキーが解散して、後までこのように活動を続けるとはとても思えなかった。
がんばって欲しい、本当に応援してるよ寺岡君。
頭がちょっとやばくなってるんで、DVDの最後の曲で思い切り首振って、帽子がずれそうでヒヤヒヤしました。
彼の地元で、藤沼君とうちの相方、4人でハンバーグ・ランチ食べたのは遥か昔の事になっちまった。
寺岡君は今年で多分45歳!アナーキーでデヴューしたのは21歳だと思う。
四半世紀です、凄い!

そんな事もあり思い入れ強い一枚です。

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3 コメント

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Unknown (ハリー)
2005-07-10 21:47:54
ルビー、ブルース・ライオンとバンドを

つくっては潰してきただけに、このジライヤは

長く続けばいいなと、思っています。



ちょっと一本気すぎる気もしますが、

今の時代は、これくらい豪気なバンドがあった

ほうがいいのも事実。

オールド・ファンはDVDの「ヴィンテージ・

バイオレンス」に感動すること間違いなし。
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日本語ロック (サエキ)
2005-07-11 00:03:38
邦楽ロックで歌詞が生きていないのは前から気になっていました。聞いていて意味がよくわからないのが多すぎて。

柴山さんの歌詞は色気がありかつストレートでなんか刺される感じがするんですよね。

今回のアルバムは全作よりも音がストレートに伝わってきます

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Unknown (TK)
2005-07-11 11:46:06
その昔、私が日本のロックに興味持った頃、ロックは英語でやるべき、いや日本語で、なんて議論があったなんて嘘みたいですね。英語でなければロックじゃないと言ってたのは竹田和夫。紫のジョージ紫なんてMCも全部英語でね、この人日本語喋らないかと思いきや、普段の会話はしっかり日本語で笑ってしまいました。あの当時から、日本語をロックのリズムに上手く乗せたという意味でも、パンタやキクさんは凄いですよね。
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