ECHOES

Punk Rock Life

The Dynamites / Freakbeat Tokyo 1968

2022-05-23 20:18:00 | Weblog
山口冨士夫と瀬川洋を配するダイナマイツの1968年録音の8曲を収録した10インチレコード。
GSブームが流行った時は自分が小学生の頃で、あまりに若すぎて深く聴くこともなく、タイガースやテンプターズやテレビでの露出が多いバンド程度しか知らず。
冨士夫さん知ってから掘り下げダイナマイツに当たった感じで。
かなり前からだと思うけど、この辺は自分より少し若い世代の人の間で、ガレージパンク的な人気が出てたけどわりと他人事。

今回、10インチレコードという魅力的なフォーマットでリイシューされて、収録の8曲を聴いてたけどなるほどパワーがあって、小技が効いていて良いですね。

1曲目に収録されたトンネル天国は、うちの子供が幼稚園の頃、NHKのテレビ番組ハッチポッチステーションでグッチ雄三が取り上げていて、CDも買わされて喜んで聴いてな、という思い出(笑)




THE WHO / MY GENERATION

2022-05-12 20:47:00 | Weblog
THE WHO の1stアルバム、MY GENERATIONとQuick Oneが、オリジナルマスター素材からリマスターし、マイルス・ショーウェルによるハーフスピード・カッティングによってラッカー盤作成された、アビーロード・スタジオ・シリーズとしてリリース。

このバンドは大好きなアルバムと苦手なアルバムがある、不義理でファンとは言えない自分なので、MY GENERATIONはリイシューレコード手持ち3枚目、Quick Oneは見向きもしないのだけど(笑)

このハーフスピードシリーズ、昨年末のVelvet'sの3枚で改めて凄さを再認識させられたけど、今回のMY GENERATIONもかなり良いんじゃないですか!
このアルバムはモノラルの方が絶対に自然なんだけど、このシリーズに限ってはステレオの方が面白い。
音の振り分けが不自然に思える部分もあるけど、分離具合混ざり具合、絶妙だなあと。

モノラルの自然な押し出しの強さとは別の魅力ですね。
Velvet'sのように強きな値段設定で無いところも良い。




裸のラリーズ / The OZ Tapes

2022-05-06 22:04:00 | Weblog
昨年の水谷孝が実は亡くなっていたというニュース、元々が謎に中にいた人なので現実感が無いというか不思議な感覚だった。
10年ほど前の年末に復活ライブなんて噂が流れて、いつチケットが発売になるかなんてとこまで行ってた話の出先はどこだったんだろ。

水谷孝が亡くなったというニュースと同時に流れてきた、OZ DAYSのまさかのアウトテイクを含めてのアナログ発売。
しっかりしたジャケット、重量感のあるレコード。
この手の発掘にありがちな残念な音ではなく、半世紀前のマスターとしては驚異的な状態でしょうね。

何タイトルあるかわからないブートレッグとは次元の違う音質内容で、謎に満ちた裸のラリーズをしっかりと捉えた、日本のロックの歴史を紐解く中で重要な発掘だと思っています。





EDDIE AND THE HOT RODS / CANVEY 2 ISLAND - THE DEMOS

2022-05-03 22:34:00 | Weblog
今回のRSDで買ったもう1枚のレコード。
EDDIE AND THE HOT RODSの75年録音のデモ音源。
珍しいものではなく、数タイトルのCDが出てるはずで、これはアナログ発売ってことです。
このレコードのジャケにはメンバーとしてクレジットされてないけど、数曲をのぞいてLew Lewisが参加してます。




PATTI SMITH / CURATED BY RECORD STORE DAY

2022-05-01 23:43:00 | Weblog
レコード・ストア・デイというのは、デジタル販売やネット販売でなく、レコード店に足を運んでもらい実際にレコードを持つ喜びを感じ、小売店の活性化のためのイベントだったはずだけど、近年はカラーレコードなどを少ないプレスで限定発売、しかも通常より高額で販売するためのイベントになったなあと。

まあ、確かに当日に店舗に行くと、年齢層が高いオッさんが財布を膨らませて開店前から待ち構えるなんて状態で、なんか気持ち悪いんですよね。

RSDというイベントに全く否定的なのだけど、確かに魅力的なレコード出るので見つければ2.3枚は買ってしまうのだけど。

今回もパティ・スミスの編集盤を広島の某店にあったのを送ってもらった。
RSDのために収録曲を編集したそうで、タイトルからして CURATED BY RECORD STORE DAY。
イベントに否定的な俺がこれを買うか!(笑)

でも、初期74年から98年までの曲を良い感じで選曲、曲の並びも良い。
それに、ジャケが凄く良くて、レコード店でコルトレーンのレコードを抱えて立っパティ・スミス。
天井にはVelvet'sのポスターが貼ってある。
ジャズばかりだけど壁に掛けてあるレコードをじっくりと見てしまいます。
レコードの内袋にはレニー・ケイがレコードを見てる写真が。

珍しい曲があるわけでなく、良く知ってる曲ばかりなんだけど、曲順も含めて再構築されたベスト盤のお手本のような2枚組かなと。





The Saints /The New Rose Years

2022-04-30 23:01:00 | Weblog
Fan Clubから出たSaints のNew Rose時期の編集盤。
New Roseからはライブも含めて5枚ほどレコードが出てるはずで、EMIやハーベストから出た初期のレコードと比べると地味な印象だけど、実は味わい深くて自分の感じてるNew Roseのレーベルイメージはここなんです。

好きなレーベルをNew Roseと答えてた頃もあったけど、CD4枚組のレーベルボックスを聴くとバンドも音もバラエティに飛んでいてイメージ崩壊(笑)
でも興味深いボックスでした。




The Georgia Satellites / Lightnin' in

2022-04-20 21:34:00 | Weblog
広いアメリカ国内をツアーして回れば絶対に安定して客が入って、オヤジどもはビール飲みながら大騒ぎなんだろなって想像できるバンド。

ライブの翌日は二日酔いの頭をふりながら、昨日は凄かったなあ、何しろラモーンズまでやったもんなって話したり。
ロックが日常に溶け込んでるんでしょうね。

あ、そう言えば俺にもそういう日があるな、パンクだけど(笑)

初のオフィシャルライブアルバムだってのが信じられなかったけど、最近のものじゃなくて2ndアルバムが出たあと、1988年のライブだそう。
理屈なく楽しめるロックアルバムでした。





LAST RESORT / SKINHEAD ANTHEMS 4

2022-04-19 20:50:00 | Weblog
LAST RESORTのなんと8年ぶりの新録音アルバム。
グッと重厚感が増した印象だけど、これまでと変わらぬ強靭な音はやっぱ最高です。
黒地にバンド名だけというシンプルで力強いジャケも音に合ってる。
CDも出てるけどもちろんレコードを選択。




CRIMINAL STATE // EXTINCT GOVERNMENT / SPLIT "CONFLICT FOR FREEDOM 2021"

2022-04-18 21:21:00 | Weblog
このレコードと共に日本をツアーする予定もあったらしい、ロシアのCRIMINAL STATEと日本のEXTINCT GOVERNMENTによるスプリットLP

2人の権力者とその周辺、それの裏にはっきりと見えるアメリカ、そんな連中のために犠牲になるのは想像を絶するたくさんの一般市民。
ロシアが悪い、ウクライナが悪い?
悪いのは戦争で、憎むべきは戦争とそれを操る権力者。

こんなタイミングでロシアのバンドとスプリットを出したEXTINCT GOVERNMENTは、新メンバーになって初のレコーディング、新録音5曲が収録されてます。




ROKY ERICKSON AND THE EXPLOSIVES / LIVE AT THE WHISKY 1981

2022-04-17 20:21:00 | Weblog
79年のエイリアンズのレコーディング後、ライブ用に組まれたエクスプローシヴズのライブ音源編集盤2枚組みが出たばかりだけど、これはそれに4曲収録された81年のWHISKY A GO GOの完全盤。

完全盤といっても、曲間であったんじゃないかと想像できる、ラリったロッキー・エリクソンのMCはカット。
マネージャー主導のバンドの演奏は手堅く進められ進行していく。
そうじゃないとロッキー・エリクソン連れて50カ所のライブは出来ないでしょね。

そんなとこは想像できて、フルライブをCDで聴いてもきっと飽きるんじゃないかと二の足を踏んでたけど、オフィシャルだからそう思うだけで、これがもしブートだったら値段高くても躍起になって買うでしょう(笑)

編集盤には収録されてなかったレパートリー、VelvetsのHeroinも良いし、音質の変化も無く楽しめました。