選挙の前に消費税増税を決めてしまう?

2009-01-20 | news

法案採決時…中川元幹事長“瞬間的造反決断”も

 自民党の中川秀直元幹事長は19日のTBS番組で、2011年度からの消費税率引き上げが税制改正法案の付則に明記された場合の対応について「その瞬間で判断する」と述べ、法案採決での造反に含みを持たせた。

 明記に反対する理由として「自民党は05年の衆院選で消費税を上げるとは公約していない。(増税の是非は)国民が選挙で決めることで、次期衆院選の前に法律に書いてしまうのは民主主義のルールに反する。乱暴だ」と指摘した。

 消費税率引き上げの明記にこだわる麻生太郎首相の姿勢に対しては「総裁選のときは“消費税は景気を冷やす”と言っていたのに、今はこうなっている」と発言の「ぶれ」を批判。

ふむ。筋が通った発言だ。
私はうっかりしていて、消費税増税を自民党方針案に書き入れるかどうかが問題だと思っていた。
それなら大したことはない。選挙で有権者の判断を待てばよいことだ。それで自民党が議席を失っても単なる自己責任。
しかし、選挙前に成立させる税制改正法案の中に書き込まれるとなると話は別。
たしかに暴挙。
「造反」の十分な理由になる。

 


柳の下のどじょう

2009-01-19 | news

小泉氏、「一院制」を選挙公約に=自民議連、4月に提言(時事通信 ...

旗色が悪くなったので、ゲームのルールを変えてしまおう、式の話。
目立つキャッチフレーズをぶち上げて、緊急の課題から関心をそらせよう、という得意の手法。
一度目はともかく二度目は駄目なのでは?

オバマーマケインと大分違うなあ、と嘆息。
政治家たるもの、国民にとって重要な問題について、誠実に取り組んでもらいたい。


マケイン活躍

2009-01-19 | news

明日オバマ大統領が誕生する。
大統領就任式に対するアメリカ人の期待は並々ならぬものがあるようだ。

そんな中、
覚えてますか、マケイン上院議員
というコラムを読んだ。
大統領選の敗者マケイン上院議員についての話。
ソースはObama Reaches Out for McCain’s Counsel - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/2009/01/19/us/politics/19mccain.html?partner=rss&emc=rss

・・その記事によると、選挙後、オバマ氏の方からたびたびマケイン氏に電話をかけるなど接触を図って、ことあるごとに助言を求めてきたのだそうな。

昨年末にイラクとパキスタンへの公式訪問したマケイン氏が帰国すると、そこにオバマ氏が電話をして、現地情勢についてマケイン氏の見解を求めたのだそうだ。またそのほかにも選挙からこちら、オバマ氏は閣僚人事についてたびたびマケイン氏に助言を求め続けたという。どの候補者にはどういう質問をしたらいいかマケイン氏が提案し、実際にその候補者がどう答えたか、オバマ氏がマケイン氏に伝えたという、緊密なやり取りもあったのだとか。・・・

さすがはオバマ。
私はこういう話が大好き。
私は、以前とりあげた、慈善ジョーク晩餐会でのマケインのスピーチを高く評価していて、いまだにときおりカーステレオで聴いて楽しんでいる。  
ジョーク演説としては、史上最高ではないか(他を知らないのに無責任だが、あれ以上というのは考えにくい)。

マケインの人物のよさも際立っていて、オバマがそれを評価しているようなのもうれしい。
昨年の大統領選は、優れた人格の二人が舞台上にあがった、しあわせなものだったようだ。

追記
Obama praises McCain, calls for bipartisanship
 U.S. President-elect Barack Obama has called former Republican presidential rival John McCain a hero at a bipartisan dinner and issued a call for politicians to put an end to partisan politics.
共和党の「異端児」としてふるまってきたマケイン。
法律制定に際してこれまでとってきた数々の党派にこだわらない行動、国家の利益を第一に置いてきた姿勢を賞賛。
マケインファンの私にとってうれしい記事。


渡りあっせん?税金をつかってそこまでやるのはダメでしょう

2009-01-18 | news

公務員改革:「渡り容認」に批判続出 与野党「官僚寄り」と

官僚が独立行政法人などに天下りした後に出身省庁の関連団体や企業に再転職するのが「渡り」。
転職「2度目」ということになる。
そのあっせんまで国がやるかどうかでもめている。
麻生さんは、場合によればやってよい、という立場。これが「渡り容認」。
自分たちのポスト確保のためぜひやってもらいたい、というのが官僚の方々の希望のようだ。
これに反対して渡辺さんは離党した。

1度目のあっせんも問題がある。いわんや2度目をや、というところ。
官民癒着が生まれる危険は火をみるより明らか。
明日の仕事さえ確保できていない労働者が多いなか、高給取りの公僕の「ポスト確保」のための渡り容認とはいかにも外聞が悪い。
このあたりは透明にして、官僚や議員のためのではなく、「国民のための行政府」という立場をはっきりさせたほうがよい。 


エイジズム(年齢差別)

2009-01-17 | news

帰省先で読んだ読売朝刊に「エイジズム」についての記事があった。
「長寿革命」と題するシリーズの最終回。
それによると、

「米国は67年、年齢差別禁止法を制定し、高齢を理由とした解雇を禁じた。定年制もない。「高齢者は弱く、非生産的」という考えは、性差別、人種差別と並ぶ差別とされる」

エイジズム(年齢差別)、性差別、人種差別は、英語でそれぞれ、ageism, sexism, racism。
調べてみたら、「日本エイジズム学会」などもあった。
知らぬは私ばかりなりけり。

さすがアメリカ、と感心。定年制もない、ということをはじめて知った。
採用においても、年齢で限定するやり方は「年齢差別禁止法」に違反しそうだ。

この流れで出会ったのが、

「あなたは年を重ね、老人となったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている」(ヨシュア一三・一)

われわれを勇気づける言葉、と思ったが、「ヨシュア」を調べてみたところ、微妙な気分になった。
ヨシュアは、「出エジプト」の指導者モーセの後継者として、古代イスラエルの民の約束の地カナーン入植を指揮した人物。
Wikipediaによれば、旧約聖書「ヨシュア記」には、ヨシュアの指導の下、イスラエル人がカナーン人の民族浄化を行い約束の地を征服する歴史が記されている。
「民族浄化」という言葉に驚いて(ナチスや旧ユーゴ紛争を思い起こさせるこんな恐ろしい言葉を使っていいのだろうか?)、全文を読んだ(ヨシュア記 - Wikipedia)。
現在イスラエルがガザ地区で行っていること(<ガザ侵攻>「過剰報復」浮き彫りに 死者1000人超す の背景がわかった気分になった。

「日本では、アイやイェリコの住民の殺害に代表される聖絶(神の道に叛くとされた民族都市国家の住民などを全て虐殺し、財産も全て滅ぼしつくすこと)の描写が多いことから、牧師が最も説教したがらないと言われる。また、宗教に於ける不寛容性の発露の例として語られることも多い」とのこと。


苦虫

2009-01-17 | news

公明・高木氏、渡辺氏離党で「自民は懐深く」と苦言
という記事を読み、おや。と思った。
少し前逆の発言を読んだ覚えがあるからだ。
ご本人の名前で検索したら、すぐ見つかった。
公明選対委員長怒る!渡辺さんは自民離党を(社会) ― スポニチ ..
.
さて。と思ったこと。
1)公明党は自民党に対する立場を変えつつある。
2)単にしゃべっているだけ。
どっちだろう。
多分2)。
しかし、「苦言」を呈された方の苦虫をかんだような表情が想像できる。
まあ、2つの発言は矛盾するわけではない。
渡辺「竜馬」氏は離党すべきだ、しかし離党となったら自民党は一応慰留すべきだ。
たしかに、これがあるべき姿だろう。


勝負師

2009-01-17 | news

原監督「松井抜きで戦う」

この人は甘い。昨年の状況から、松井が無理であることははじめからわかっている。ヤンキースというチームを考えてもそうだ。ヤンキースGMが松井参加を認めるわけがない。「ジャイアンツ愛」というセリフも彼のものだったと思うが、これと同質のものを感じる。松井については、手術後であるのだから、参加させないのが彼のため。それがわかっていないことが驚き。

井口に対してロッテが猛烈にアタックしているようだ。まだまだ老け込む年ではない。あれだけ実績があるのだ。彼のファンの一人として、メジャーでのプレーを希望。

WBCのチームは、斉藤離脱でブルペンが弱い陣容になった。先発がブルペンに回ればよい、という考えもあるだろうが、4月からのシーズンのためにも先発投手は先発で使ってあげたい。


夜明け前

2009-01-17 | news

「ハドソン川の英雄」機長に称賛の声 NY不時着(朝日新聞) 

離陸直後鳥が左右のエンジンに吸い込まれ、飛行不能状態に。
空港には戻れないと判断した機長が、NYマンハッタン島の西を流れるハドソン川に着水を決意、見事に成功。
当然のことながら、57歳のベテラン機長の冷静な判断と操縦技術に絶賛の声。
「プロの仕事」という評価。
いかにも危なっかしい給付金などを見ると、日本政府の機長は「プロの腕」を磨いてきたのだろうか、という疑問が湧いてくる。
政治のプロならば、いろいろ研鑽を積んでもらいたい。
そのためのよいプログラムを備えておくのも政党の責任だろう。
「離党すると不幸になるぞ」と疫病神風に脅すだけではなさけない。
政治においてもプロの仕事を。

「夜明け前が一番暗い」と言う。
アメリカのオバマ政権に負けない、前向きで賢い政権誕生を期待。


内部から火の手

2009-01-16 | news

財政審、定額給付金の使途見直し求める

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は15日の会合で、平成20年度第2次補正予算案に盛り込まれた約2兆円の定額給付金を撤回し、使途見直しが必要との認識で大筋一致した。西室泰三会長は会合後の記者会見で、「国民のためや経済活性化になることがあったら(定額給付金以外に)振り向けることを考えたらどうかという考えが大多数を占めた」と説明した。(産経新聞)

渡辺「竜馬」前行革相はばらまき型給付金に反対して離党したが、同じ意見が財務相の諮問機関から出された。「刺客」とか「罷免」なとどいわず、よい意見はどんどん受け入れたらよいのではないか。

・・と書いていたら、「日比谷公園に行ってもいいなら離党しろ」と言ったといわれる幹事長氏への批判の記事。
伊吹元幹事長「私は自民支持率は落とさなかった」

ふう。である。
元幹事長が現幹事長を批判、罷免された若手議員をかばっている。
外からは、「疫病神」同士の争いにみえる。

 


日比谷公園に行ってもいいなら離党しろ

2009-01-15 | news

細田自民党幹事長が記者たちを前にこう言った、とのこと。
渡辺「竜馬」喜美氏の離党に関して述べたそうだ。
仕事を失った方々に対するひどい侮辱。
だから、ご本人は「そんなことを言った覚えはない」と必死に否定しているらしい。
「離党すれば刺客を送るだけ」 自民・細田幹事、党内を強く牽制(産経新聞 ...
という幹事長だから、上のセリフは不自然ではない。

「力」をかさにきた脅しがこのところ目立つ。
それだけ追い込まれている、ということだろう。
「笑う門には福きたる」という。
ニコニコしている方がよいのではないか。


不正義

2009-01-14 | news

「情報源は医師」 調書漏洩公判 草薙氏が証言、謝罪産経新聞

奈良県田原本町の母子3人放火殺人事件を巡る供述調書漏えい事件で、単行本「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)の著者、草薙厚子さんが14日、秘密漏示罪に問われた精神科医、崎浜盛三被告(51)の公判で情報源が崎浜被告だったことを初めて明かした。・・・

この人に対する私の評価は、「夢は時間を裏切らない」訴訟の歌手と同等か、それ以下。漏洩する方もひどいが、法に反するかたちで調書をコピー、出版した著者、出版社もひどい。「国民の知る権利」を主張しているようだが、話にならない。弱い立場の人々の権利を踏みにじって、「知る権利」などあるわけがない。


元就以来の名将

2009-01-14 | soccer

史上3番目の若さでV、広島皆実藤井監督 - 第87回全国高等学校サッカー選手権大会写真つき記事 

高校サッカー決勝をTV観戦した。好ゲーム。
期待のFW大迫、というふれこみだったので、どちらかというと鹿児島応援だった。
しかし・・広島の強さに目をみはった。
素人目だが、鹿児島に勝ち目はなかったと思う。
広島にボールを支配されていた。

私はこのところ「サンフレッチェ広島」に注目、さらにかなり熱心な毛利元就ファン。
戦国武将のなかでは、武将としても、また人物としても、家康を除けば(家康を入れても?)、元就がベスト、というのが私の評価。
元就以来の名将が安芸に誕生?

大分や広島、鹿島、札幌(札幌石崎監督「札幌でやるのが夢だった」写真つき記事)・・地方からいい風が吹いてくる。

 


有権者が見放した政権

2009-01-14 | news

が予算案をつくるのは納得がいかない。

【本社・FNN合同世論調査】定額給付金 「好ましくない」75%(産経新聞) 
給付金攻防は参院へ 松浪政務官も造反、辞任(共同通信) - goo ニュース

世論は重要。
有権者の70%以上が反対とわかっている法案を強行成立させるのはよくない。
どうしてもというのなら、修正した上で成立させたらどうか。
有権者の意思を真っ向から無視しておいて、総選挙では自民、公明に投票を、と言っても説得力がない。
政権の延命一本やりでなく有権者の意思を重んじるきめ細かな政治をやれば、では「麻生さんに一票」という気にもなる。