エイジズム(年齢差別)

2009-01-17 | news

帰省先で読んだ読売朝刊に「エイジズム」についての記事があった。
「長寿革命」と題するシリーズの最終回。
それによると、

「米国は67年、年齢差別禁止法を制定し、高齢を理由とした解雇を禁じた。定年制もない。「高齢者は弱く、非生産的」という考えは、性差別、人種差別と並ぶ差別とされる」

エイジズム(年齢差別)、性差別、人種差別は、英語でそれぞれ、ageism, sexism, racism。
調べてみたら、「日本エイジズム学会」などもあった。
知らぬは私ばかりなりけり。

さすがアメリカ、と感心。定年制もない、ということをはじめて知った。
採用においても、年齢で限定するやり方は「年齢差別禁止法」に違反しそうだ。

この流れで出会ったのが、

「あなたは年を重ね、老人となったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている」(ヨシュア一三・一)

われわれを勇気づける言葉、と思ったが、「ヨシュア」を調べてみたところ、微妙な気分になった。
ヨシュアは、「出エジプト」の指導者モーセの後継者として、古代イスラエルの民の約束の地カナーン入植を指揮した人物。
Wikipediaによれば、旧約聖書「ヨシュア記」には、ヨシュアの指導の下、イスラエル人がカナーン人の民族浄化を行い約束の地を征服する歴史が記されている。
「民族浄化」という言葉に驚いて(ナチスや旧ユーゴ紛争を思い起こさせるこんな恐ろしい言葉を使っていいのだろうか?)、全文を読んだ(ヨシュア記 - Wikipedia)。
現在イスラエルがガザ地区で行っていること(<ガザ侵攻>「過剰報復」浮き彫りに 死者1000人超す の背景がわかった気分になった。

「日本では、アイやイェリコの住民の殺害に代表される聖絶(神の道に叛くとされた民族都市国家の住民などを全て虐殺し、財産も全て滅ぼしつくすこと)の描写が多いことから、牧師が最も説教したがらないと言われる。また、宗教に於ける不寛容性の発露の例として語られることも多い」とのこと。


苦虫

2009-01-17 | news

公明・高木氏、渡辺氏離党で「自民は懐深く」と苦言
という記事を読み、おや。と思った。
少し前逆の発言を読んだ覚えがあるからだ。
ご本人の名前で検索したら、すぐ見つかった。
公明選対委員長怒る!渡辺さんは自民離党を(社会) ― スポニチ ..
.
さて。と思ったこと。
1)公明党は自民党に対する立場を変えつつある。
2)単にしゃべっているだけ。
どっちだろう。
多分2)。
しかし、「苦言」を呈された方の苦虫をかんだような表情が想像できる。
まあ、2つの発言は矛盾するわけではない。
渡辺「竜馬」氏は離党すべきだ、しかし離党となったら自民党は一応慰留すべきだ。
たしかに、これがあるべき姿だろう。


勝負師

2009-01-17 | news

原監督「松井抜きで戦う」

この人は甘い。昨年の状況から、松井が無理であることははじめからわかっている。ヤンキースというチームを考えてもそうだ。ヤンキースGMが松井参加を認めるわけがない。「ジャイアンツ愛」というセリフも彼のものだったと思うが、これと同質のものを感じる。松井については、手術後であるのだから、参加させないのが彼のため。それがわかっていないことが驚き。

井口に対してロッテが猛烈にアタックしているようだ。まだまだ老け込む年ではない。あれだけ実績があるのだ。彼のファンの一人として、メジャーでのプレーを希望。

WBCのチームは、斉藤離脱でブルペンが弱い陣容になった。先発がブルペンに回ればよい、という考えもあるだろうが、4月からのシーズンのためにも先発投手は先発で使ってあげたい。


夜明け前

2009-01-17 | news

「ハドソン川の英雄」機長に称賛の声 NY不時着(朝日新聞) 

離陸直後鳥が左右のエンジンに吸い込まれ、飛行不能状態に。
空港には戻れないと判断した機長が、NYマンハッタン島の西を流れるハドソン川に着水を決意、見事に成功。
当然のことながら、57歳のベテラン機長の冷静な判断と操縦技術に絶賛の声。
「プロの仕事」という評価。
いかにも危なっかしい給付金などを見ると、日本政府の機長は「プロの腕」を磨いてきたのだろうか、という疑問が湧いてくる。
政治のプロならば、いろいろ研鑽を積んでもらいたい。
そのためのよいプログラムを備えておくのも政党の責任だろう。
「離党すると不幸になるぞ」と疫病神風に脅すだけではなさけない。
政治においてもプロの仕事を。

「夜明け前が一番暗い」と言う。
アメリカのオバマ政権に負けない、前向きで賢い政権誕生を期待。