2006年10月29日(http://news.goo.ne.jp/article/nikkan/sports/p-bb-tp0-061029-0003.html)
中日長嶋清幸作戦外野守備走塁コーチ(44)が、異例の監督批判を繰り広げてチームを去った。前日に来季契約を更新しないことを通告され、28日に名古屋市の球団事務所で正式に通告された。その後、球団側から自由に発言していいと許可を得たことを明かした上で「球団から、落合監督が『いらない』と言っていたから、と言われた。(監督は)仲良しチームにしないと言っていたよね? でも公私混同がはなはだしいんじゃないかな。ガキじゃねえんだから! 優勝しても(日本一を逃した)責任を取らされているみたいだ」などと語った。今季は作戦コーチの肩書もつき監督の隣でサインを送ったが「昨日(27日)監督にこちらから電話したよ。理由を聞いたら『言えん。墓場までもっていく。口が裂けても言えない』と言われたよ」。一部コーチとの関係が悪化する中で監督との距離も遠のいていったようだ。
長嶋コーチと高橋光信 両獲り狙う
(http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20061030/spon____baseball005.shtml) 中日スポーツ
岡田監督が、中日・長嶋コーチの今季限りの退団に関して「優勝チームだから1、2軍の入れ替えぐらいかと思っとったが、急転やったな…」と発言。さらに、勝負強さを評価していた高橋光が解雇されたことにも、驚きの表情を隠さなかった。阪神は右の代打が不足しており、今後、獲得に向けた動きが出てくることもありそう。
長嶋コーチについても、球団内からは「中日の現場をよく知っている人物。裏方としてでも、招聘(しょうへい)すべきだ」との声もあり、今後が注目される。
コメント
理由はどうあろうと,チーム方針からはずれての解雇は静かに受け入れるべきだと思うが,「球団側から自由に発言していいと許可を得た」というのが気になる。日本一を逃したので「進退伺い」を落合監督は出すとのことだが,新聞報道では球団社長はペナントレースの成績を評価していて,来年もチームを任せる意向とのこと。それが「自由に落合批判してよい」というお墨付きだから,なにやらきなくさい。加えて,2番目の記事は「中日スポーツ」だ。それは,「勝負強い」高橋光の解雇を暗に批判している。長嶋コーチの再就職をバックアップしている感もある。
推測(邪推):長嶋コーチのいう「公私混同」が何を意味するか定かではないが,中日球団は落合監督の何かに不満をもっている。優勝監督を解雇して世間の批判をあびるのおそれて,契約持続をオファーするが,本音は別のところにある。
感想:これでは中日は,来年勝負にならないのではないか。なにかドロドロしたものがあるようで,近代野球にふさわしくない。透明で公正な組織運営をすることがファンサービスだと思う。人心一新したほうがよい。