中日お家騒動

2006-10-30 | news
中日退団長嶋コーチが落合監督批判
2006年10月29日(http://news.goo.ne.jp/article/nikkan/sports/p-bb-tp0-061029-0003.html)

 中日長嶋清幸作戦外野守備走塁コーチ(44)が、異例の監督批判を繰り広げてチームを去った。前日に来季契約を更新しないことを通告され、28日に名古屋市の球団事務所で正式に通告された。その後、球団側から自由に発言していいと許可を得たことを明かした上で「球団から、落合監督が『いらない』と言っていたから、と言われた。(監督は)仲良しチームにしないと言っていたよね? でも公私混同がはなはだしいんじゃないかな。ガキじゃねえんだから! 優勝しても(日本一を逃した)責任を取らされているみたいだ」などと語った。今季は作戦コーチの肩書もつき監督の隣でサインを送ったが「昨日(27日)監督にこちらから電話したよ。理由を聞いたら『言えん。墓場までもっていく。口が裂けても言えない』と言われたよ」。一部コーチとの関係が悪化する中で監督との距離も遠のいていったようだ。

長嶋コーチと高橋光信 両獲り狙う
(http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20061030/spon____baseball005.shtml) 中日スポーツ

 岡田監督が、中日・長嶋コーチの今季限りの退団に関して「優勝チームだから1、2軍の入れ替えぐらいかと思っとったが、急転やったな…」と発言。さらに、勝負強さを評価していた高橋光が解雇されたことにも、驚きの表情を隠さなかった。阪神は右の代打が不足しており、今後、獲得に向けた動きが出てくることもありそう。

 長嶋コーチについても、球団内からは「中日の現場をよく知っている人物。裏方としてでも、招聘(しょうへい)すべきだ」との声もあり、今後が注目される。

コメント
理由はどうあろうと,チーム方針からはずれての解雇は静かに受け入れるべきだと思うが,「球団側から自由に発言していいと許可を得た」というのが気になる。日本一を逃したので「進退伺い」を落合監督は出すとのことだが,新聞報道では球団社長はペナントレースの成績を評価していて,来年もチームを任せる意向とのこと。それが「自由に落合批判してよい」というお墨付きだから,なにやらきなくさい。加えて,2番目の記事は「中日スポーツ」だ。それは,「勝負強い」高橋光の解雇を暗に批判している。長嶋コーチの再就職をバックアップしている感もある。

推測(邪推):長嶋コーチのいう「公私混同」が何を意味するか定かではないが,中日球団は落合監督の何かに不満をもっている。優勝監督を解雇して世間の批判をあびるのおそれて,契約持続をオファーするが,本音は別のところにある。

感想:これでは中日は,来年勝負にならないのではないか。なにかドロドロしたものがあるようで,近代野球にふさわしくない。透明で公正な組織運営をすることがファンサービスだと思う。人心一新したほうがよい。

ワールドシリーズ優勝監督として北海道に戻る

2006-10-29 | mlb
ヒルマン監督大人気!米3球団の候補に (http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2006/10/29/03.html)

 日本ハムを44年ぶりの日本一に導いたトレイ・ヒルマン監督(43)が大リーグ3球団の監督候補として面談に臨むことが28日、分かった。故郷の米テキサス州に本拠を置くレンジャーズに加え、パドレスとアスレチックスからもラブコールが届いた。ヒルマン監督は29日に札幌市内の球団事務所で会見後、30日に帰国して3日間滞在。すでに流出が決定的な優勝監督は、自らの去就を決める旅に出る。

 日本一効果は太平洋を渡り米国に飛び火した。29日に球団事務所で会見するヒルマン監督は、練習再開の30日に選手に現状報告し、その足で帰国する。球団側は「かなり本気のよう。マイナー時代からの目標を妨げるわけにはいかない」と3日間の滞在を了承。関係者の話を総合するとレンジャーズに加え、パドレス、アスレチックスからも面談のオファーが届いているもようだ。

 ヒルマン株は上昇の一途だ。レ軍の公式サイトが行ったファン投票では次期監督として70%以上の支持を得た。レ軍だけではない。パドレスで12年間指揮を執ってきたボウチー監督はジャイアンツの新監督就任が決定。その後任候補の1人にヒルマン監督が急浮上した。パ軍球団内にもヒルマン監督とつながりのある人物がおり、有力候補の1人と位置づける米紙もある。

 ア・リーグ優勝決定シリーズで敗退したアスレチックスは、現役時代に中日で活躍したモッカ監督を今季限りで解任。03年に就任し、4年間で2度地区優勝しながら契約を2年残して職を解かれている。パ軍とともに実績豊かな指揮官の後釜として、日本で名を上げた43歳の青年監督で人心の一新を図りたいようだ。

 これまでドン・ワカマツ・ベンチコーチとともに「2人のファイナリスト」と表現されるレンジャーズが濃厚とみられてきたが、ここへ来て日本一監督をめぐる争奪戦へと発展してきた。「あとは神のみぞ知る」と抽象的な表現を使ってきたヒルマン監督が、会見でどう自らの意思を明らかにするのか、注目される。

コメント
私はヒルマン監督ファン。レンジャーズ監督就任がベスト。レンジャーズはAリーグ西地区で優勝をねらえるいいチーム。メジャーもこのところ日本球界を評価しているから,そこでの優勝監督経験は大きい。将来的には,いい日本人選手をとれるだろう。ナイスガイ大塚もいる。ワールドシリーズ優勝監督として北海道に戻ってくるのもよい。レンジャーズはヒルマン監督をとれたら,思い切って松阪に投資するという手もある。A.ロドリゲス,パクの投資では成功しなかったが,逆にそれだけの投資をする資金上の余裕があるということ。3度目の正直?



自民党政調会長の核武装論

2006-10-29 | news
 核武装「ゼロから議論を」=キューバ危機に匹敵-中川自民政調会長 (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061028-00000025-jij-int)

 訪米中の中川昭一自民党政調会長は27日、ワシントン市内で記者会見し、日本の核武装論について「情勢が急変する中で、日本の安全保障、抑止を真剣に考える必要がある。ゼロからのスタートだ」と述べ、北朝鮮の核に対する抑止力の選択肢として議論すべきだとの考えを改めて強調した。
 これに先立ち中川氏は、ポートマン行政管理予算局(OMB)長官やクエール元副大統領、アーミテージ元国務副長官らと会談。北朝鮮の核実験によって、日本は1962年のキューバ危機に匹敵する切迫した状況に置かれていると主張し、核武装の議論に理解を求めた。(時事通信)

コメント
 安倍氏に近いということ以外,中川氏というのがどういう人か知らないが,肩書きはともかく実質は日本政府を代表するような政治家ではないだろう。
 アメリカ政府筋が指摘するように,北朝鮮の核爆弾は使うためのものではなく,政治的な駆け引きの道具だ。日本の核武装云々は明らかな過剰反応。大体,国連決議のもと現在の北朝鮮は,将棋でいえば,詰んだも同然だ。武器輸出もできない金政権は早晩崩壊する。実質,米ロ中を中核とする国際社会の管理下に置かれていると見てよいだろう(「キューバ危機に匹敵」などというのはほとんどジョーク)。北朝鮮が核爆弾を使うとすれば,それは自暴自棄になったときで,この場合日本が核武装していようがいまいが関係ない。
 日本が核武装したとしよう。その頃には金政権は存在しないだろう。すると,日本の核は何のためだ。当然,対抗上韓国も核武装するだろう。この場合,平和協力すべき(と私は考える)日中韓三国が核武装しつつ対峙することになる。百害あって一利なし。無用なことだ。

北への援助を全面中止せよ

2006-10-28 | news
 2006/10/28 朝鮮日報
 中国軍部「北への援助を全面中止せよ」 (http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/28/20061028000005.html)

 北朝鮮による核実験に激怒した中国軍部が対北援助の全面中止と平壤駐在中国大使の召還を主張したと27日付の香港月刊誌『動向』最新号が報じた。

 同誌によると、北朝鮮は核実験25分前に労働党中央連絡部を通じて電報で中国外務省に知らせてきた。中国共産党中央対外連絡部は直ちに連絡をとったが、北朝鮮側は「われわれが中国政府を尊重したようにわれわれの主権も尊重してほしい」と回答した。

 その後中国指導部は直ちに党・軍の会議を招集、胡錦濤首席は「中国の勧告を無視した行動で理性も信用も失い勝手に事件を起こして緊張を高めた」と評したと同誌は伝えた。

 党と軍の指導部はこの会議で、▲核実験制御失敗に伴う大災害への警戒、▲北朝鮮内部の動向と変化の綿密な把握、▲韓国、米国、日本、ロシアの反応と米日の行動把握、▲第64集団軍と第16集団軍の中朝国境最前線での増派と事態悪化に備えた準備、という4つの基本方針を決定した。

 中国は今月3日に北朝鮮が行った核実験宣言直後に王剛中央弁公庁主任と張黎参謀次長を平壤に派遣し、金正日総書記に胡錦濤首席のメッセージを伝えたという。

 一方27日付の『香港新報』は、時事評論家の邱震海氏の寄稿を通じ、「北朝鮮が追加核実験を強行した場合、中国は外交的手段を放棄して本格的に北朝鮮制裁に乗り出す。その場合は金正日政権の崩壊も想定内だ」と報じた。

コメント
現時点で金正日政権の保有する数個の核爆弾の脅威を直接受けているのは、国境を接する韓国、中国だろう。北朝鮮はさっそく韓国を脅しはじめているし、中国は「中鮮手切れ」となったとき、核爆弾が自分たちに向けて使われる可能性を意識している。緊張が高まっている。こう見ると、アメリカに最も余裕があるようだ。

氷山の一角?

2006-10-28 | news

高校必修 未履修11県66校 7000人超、補習検討(産経新聞) - goo ニュース

 富山県立高岡南高校などで必修の地理歴史2科目のうち1科目しか履修していなかった問題で、岩手県や山形県など少なくとも11県66校で同様の未履修があったことが25日、分かった。このまま履修しないと約7000人の3年生が卒業できない恐れがある。氷山の一角と指摘する予備校関係者もおり、未履修は今後拡大しそうだ。文部科学省は同日、全国の公立高校の必修科目の取り扱いについて実態調査に乗り出した。

「時間通り履修」が前提 文科相、救済措置を否定http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20061027a4650.html

2006年10月27日
全国の高校で、生徒に必修科目を履修させていなかったことが相次いで明るみに出ている問題について、伊吹文明文部科学相は27日の閣議後会見で「未履修だった生徒に責任はないが、学習指導要領に従った授業を受けた生徒との不公平が生じてはならない」と指摘。「卒業証書を渡すまでに、決められた時間の授業はするべきだ」と、現3年生の卒業に特別の救済措置を取るのは困難との考えを示した。

具体的には「極端な負担があってはいけない。3月末までに、集中的に授業すれば(履修は)可能。卒業式の日程などは調整すればいい」と述べた。

コメント
学習指導要領に従った授業を受けた生徒との不公平が生じてはならない」は正しい。
しかし、昨年までも同様だったろうから、昨年までの大学入試は不公平だったことになる。ルール通り授業を受け、かつ、競争に敗れた受験生にとって納得がいかないだろう。
厳密に言えば、過去数年に遡って国は敗者復活戦を命ずるべきだ。
また、「耐大学入試偽装」した組織(県教育委員会、高校)の責任者は、髪をおろした上、数年間「奉仕活動」に従事すべきだ。


YENKEES?ワールドシリーズより迫力がある

2006-10-27 | mlb
松坂の年俸は5年90億円?米紙伝える
2006年10月27日http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20061027&a=20061027-00000208-ism-spoISM

 ニューヨークの地元紙『ニューヨーク・ポスト』(電子版)は26日、スポーツ面のトップで、ポスティングシステムでメジャー移籍が濃厚な西武ライオンズの松坂大輔投手(26歳)の特集を掲載。松坂の年俸について、総額7500万ドルほどの5年契約を結ぶ可能性があると独自の見解を示した。

 同紙は、ワールド・ベースボール・クラシックのときの日本代表のユニフォームに身を包んだ松坂の写真を掲載するなど、大々的に松坂を紹介。見出しにはヤンキースのロゴのとなりに、ヤンキーに「円」をひっかけた「YENKEE」の文字が踊り、松坂の獲得に資金力が必要なことをうかがわせた。その中で同紙は、松坂の年俸についても触れ、5年7500万ドルほどの契約を結ぶ可能性があると予想した。

 なお、これまで多くの報道で松坂の入札金額は2000万ドル(約24億円)程度と報じられていたが、同紙によると入札に参加するナ・リーグのあるGMが、入札金額は3300万ドル(約40億円)前後になると予想したという。同紙はメジャー関係者による松坂の評価なども紹介し、ある匿名のスカウトは、もし松坂が今年のニューヨーク・ヤンキースにいたならば、プレーオフ初戦で先発していただろうと絶賛されていたことも伝えていた。

コメント
日本シリーズも終わり、次はいよいよ松坂のポスティング。後に岩村、井川もひかえていてにぎやか。ドジャースが斉藤で成功したから、他の安い選手に目をつけているメジャー球団もあるだろう(安くはないは、私ならソフトバンクの斉藤をとる。ついでに日本ハムの稲葉)。しかし、松坂は見物だ。確かにヤンキースの今年の先発投手陣の中に松坂を入れたとしても、彼がNo.1であるのは間違いない。とはいえ、ヤンキースとしても移籍金として西武に払う3300万ドル(約40億円)は大金だ。しかし、銭惜しみをした場合球団に出し抜かれる危険もある。さりとて、不必要な大金は払いたくない。ジレンマ。談合したい、という業者の方々の気持ちがよくわかる?この入札はワールドシリーズや日本シリーズより迫力がある。Meyentsが出し抜く予感。

祝ヒルマン日ハム優勝

2006-10-27 | news

新庄涙のフィナーレ!監督より先に胴上げ!日本ハム44年ぶりV(サンケイスポーツ) - goo ニュース

1敗の後4連勝で日本チャンプ達成。絵に描いたような新庄引退試合。「引退宣言」のときにはいいとは思わなかったが、結果を出し、文句なし。1-1のタイとする金子のスクイズーむずかしいボールをうまくやった。稲葉(?)のベースランニングも鮮やか。セギノールの勝ち越し2点本塁打も技ありの一撃。ファールになってもおかしくないボールをうまくホームランした。ポーズも決まっていた。稲葉のだめ押しホームランも鮮やか。ヤクルト時代からいい選手だなと思っていた。メジャーがとらなかったのは大いに疑問だった。彼をとれば、井口同様効果的な補強になっただろうに。外野の3人組のパフォーマンスも面白い。大いにプラスになっていた。相手はいやだろう。プレーオフ、日本シリーズを勝ち抜いたダルビッシュ、八木の若い先発No.1,2はこれで、どことやってもOKの先発投手となった。日本ハムにとっては大きかろう。はじめて見たが、ハムのブルペンはよかった。岡島も効果的で、彼を使えなかったジャイアンツの方に問題があった。FAのようだが、彼ならメジャーのブルペンでもやれるだろう。ヒルマン監督の仕事が光る。公正で合理的な指揮がよいチームを作り上げた、ということか。日本ハムには日本的なヘンな感情・情念を感じなかった。スマートな感じを与え、それがファンにアピールしていたと思う。本社のイメージアップにも大いに貢献しただろう。


小惑星の衝突ー2035年の憂鬱

2006-10-25 | news

 

20日にロシアの報道機関RIA-Novostiが伝えたところによると、モスクワ市にあるロシア科学アカデミー(Russian Academy of Sciences)の研究者グループが、西暦2035年に、地球に小惑星が衝突して、大きな災害をもたらす可能性がある、と発表したという。

ロシア科学アカデミーの報道官であるSergei Smirnov氏は、「西暦2035年に、現在太陽の周りを回っている小惑星が地球に落ちてくると断言することはできません。しかし、2028年になった段階では、小惑星が地球に衝突するかどうかがはっきりするでしょう」と述べている。

Smirnov氏の話によると、2028年にその小惑星の軌道が大きく変化し、地球に近づいてくる軌道に乗る可能性があるという。またSmirnov氏は、「もしその小惑星が大きく軌道を変化させれば、地球に衝突しないという保証はありません」と語る。

ロシア科学アカデミーの研究者グループは、もし小惑星が地球に衝突することになれば、その被害は地球規模の甚大なものとなる可能性がある、と述べている。その小惑星は直径約1kmであると推定されており、一般的に、直径が100メートル以上ある小惑星は地球に落下して被害をもたらす恐れがあるという。

※出典記事:Russian Scientists Say Earth May Collide With Asteroid in 2035
(http://www.sorainu.com/archives/50641972.html)

コメント
2035年までまだ20年以上あるから、それまで「地球防衛システム」ができあがっていることを期待しよう。しかし、2028年まで待たずともデータをさらに集めて、もっと確定的なことがいえそうだが・・NASAによる反駁を期待。

 


仁義を切る

2006-10-24 | news
中国人の北朝鮮旅行、8月からすでに中断http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=81005&servcode=500&sectcode=500中央日報2006.10.21

  中国人の北朝鮮観光旅行が8月からすでに中断されていることが明らかになった。 また北朝鮮の核実験の余波で中国政府は市場調査などビジネス目的の北朝鮮訪問も禁止したと、香港の文匯報が20日報じた。

  報道によると、中国丹東にある海外国際旅行会社の関係者は「22日からは市場調査目的でも中国人の北朝鮮訪問が禁止された」と伝えた。 この関係者は「北朝鮮が2回目の核実験をする可能性がある状況で中国政府が北朝鮮入国を禁止する措置を取ったと聞いている」と語った。

  これに先立ち、一般中国人の北朝鮮観光は8月12日から完全に中断された。 北朝鮮観光は通常、丹東を通じて羅津(ラジン)・先峰(ソンボン)地区を観光する2泊3日コースの商品が最も人気だった。

  北朝鮮は中国の提携旅行会社に限り毎年8000人クオータ(割当)を配分、中国の旅行会社は8月までこのクオータをすべて使用してきた。 しかし北朝鮮はミサイル事態が悪化したことで、新しいクオータを配分していないという。

コメント
この措置は、いざというときの中国人観光客人質化を防ぐためか。先日の唐氏の北朝鮮訪問は半ば最後通牒に近いものだったのだろう。かつての友邦に対し仁義を切ったということ。2度目の核実験を行うことなかれというアドバイス。聞き入れない場合中国は自由な立場になる、ということだろう。アメリカが少し譲歩しさえすれば、こちらも譲歩する用意があると金正日が言ったそうだが、アメリカが譲歩するはずがないから、これは「譲歩しない」と言ったのと同じ意味だ。いろいろな意味で動きやすいのは中国だ。北朝鮮政権にとって主敵がついに中国になったようだ。


親中宮廷クーデター

2006-10-23 | news

「北朝鮮で‘親中宮廷クーデター’の可能性提起」…米誌が報道http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=81055&servcode=500&sectcode=500(中央日報)

  中国政府と密接な関係を持つ中国の有識者らが北朝鮮で親中国宮廷クーデター(Beijing-friendly palace coup)を起こす案を議論していると、米国の時事週刊誌ニューズウィークの最新号(30日付)が報じた。

  ニューズウィーク誌は「中国高官や学者らはかつて、平壌(ピョンヤン)で中国式政権交代(Chinese-style regime change)が実現するよう影響を及ぼす構想について冷笑的だったが、現在は対北朝鮮政策をめぐり前例のない討論を繰り広げている」とし、このように明らかにした。

  同誌は「親中宮廷クーデター構想に新しい流れが生じている」とし「北朝鮮石油所要量の7割(一日1万1000バレル)を提供しているという点で中国には確実な手段がある」と伝えた。

  これとともに「6カ国協議復帰を強く拒否する北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長に反対する数人の学者らは、中国政府に北朝鮮への送油中断を要求している」と付け加えた。

  同誌は元米国防総省関係者の話を引用し、「金正日の後を次ぐ穏健な指導者グループには、中国スタイルの経済改革が北朝鮮の体制変化の助けになると信じる親中軍部関係者やテクノクラートが含まれている」と主張した。

  また「中国が、北京に亡命した元北朝鮮軍将校らを新しい北朝鮮体制の核心になる‘菊グループ(Chrysanthemum group)’として支持するといううわさも出ている」と紹介した。

  これとともに「ポスト金正日シナリオに関連し、中国は北朝鮮がずっと友好的で、理念的に社会主義を志向し、韓国に軍隊を置く米国とは距離を保つ一種の緩衝国として残ることを好む」と分析した。

  金正日委員長が北朝鮮の核実験について遺憾を表明したという説に関し、ニューズウィークは「金正日が謝罪する時は遺憾よりも(交渉のための)外交と関係が深い」とし「金正日は過去にも交渉のため一時的に‘過ち’を認めた例がある」と指摘した。

コメント
このように報道されてしまっては成るものも成らないのではないかと「心配」(?)してしまう。北朝鮮の冬は厳しいそうである。その到来を前にしてにっちもさっちもいかなくなった政権だから何があってもおかしくはない。


来夏も惨敗確実

2006-10-23 | news
 鳩山氏衝撃…不倫騒動が「士気に影響」 (http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/10/23/03.html)

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は22日夜、民主党本部で会見。さすがにショックを隠せない様子で「若さを売りにしてきた民主党だけに、戦後最年少の安倍首相の誕生は影響したかもしれない」と弱々しい口調で話した。

 北朝鮮の核実験が、自民党にとって有利に働いたと分析し「年金、社会保障の議論が消されてしまった」とうつろな表情。来年の参院選への影響については「全く影響なしとはしない。それをいかに最小限にできるかが重要」と強調した。

 また細野豪志衆院議員の不倫騒動については「応援する人の士気に若干影響があったかもしれない」と話した。

コメント
当然の2敗。今の民主党なら、首相就任以後「変身」し、中韓と外交を復活させ、非核三原則堅持を明言する安倍氏のほうがいい、というのは常識的判断。このままなら、来年の参院選の民主党惨敗は目に見えている。質のよくない議員は辞職させるべきだった。スネに傷をもって戦えるほど民主党は強くない。多くの人が抵抗なく投票できる政党に整えておくことが、野党第一党としての民主党の責務だろう。・・こんなに簡単に自民党新政権にやられる、というのはほとんどジョーク。お隣のかつての(中国共産党)八路軍を見習うべきだ。「鳩山由紀夫幹事長は、民主党本部で会見。さすがにショックを隠せない様子・・」とあるが、予想された結果なのだから、ショックを受ける、などというのはおかしい。もし勝てると考えていたのなら、政党のリーダー失格だ。怒りついでに・・落選した民主党候補をTVで見た。細野、永田氏に妙に似た風貌の若手。敗れて見苦しいパフォーマンスだった。その印象だけで言うのはよくないかも知れないが、民主党はきちんとした候補者を用意すべきだ。イメージ選挙などいらない。


私は取材を受けません

2006-10-21 | news
取材拒否カード 全校生徒に配布 福岡県筑前町三輪中
(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20061018/20061018_004.shtml)

 福岡県筑前町の三輪中学校父母教師会は17日、全校生徒に「私は取材を受けません」と書かれたオレンジのカードを配布した。生徒が取材に応じたくない場合、記者らに見せることを想定しているという。同会の鎌田正博会長は「保護者から取材を断りきれない生徒もいるとの声が上がり、カードを作った。取材拒否を生徒に強いるものではない」としている。

コメント
「オレンジのカード」は,イエローカード,レッドカードの延長なのだろうか?
校長氏,昨日遺族宅を訪問時「話し合いたい」という父母の求めを無視した,と別のところで報道されている。
この神経も理解を超えている。
危機管理が出来なくなっているようだ。しばらく休んだほうがいい。

料理人が刃物持つのと犯罪者が持つのは別

2006-10-20 | news
 (朝鮮日報10/20)http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/20/20061020000003.html
 朴寛用(パク・クァンヨン)元国会議長は18日、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は、北朝鮮の核拡散禁止条約(NPT)脱退により起きた1993~94年の第1次北朝鮮核危機で学ぶべきだった教訓を、徹底した韓米日の国際協調の中で韓国の主導権を模索しなければならないというのに、現政権は逆行している」と語った。第1次核危機の際、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の秘書室長だった朴氏は同日、記者に「当時と現在の核危機で最も違うのは、“現在は親北朝鮮左派政権が伝統的な同盟体制を崩してまで北朝鮮の機嫌を取っているということ」と批判した。

 朴氏は、94年6月にアメリカが北朝鮮爆撃を準備するなど、開戦直前まで行った事態を思い起こし、「アメリカの事情は当時と違うとしても、韓国の最高指導者は断固として対北原則を明らかにし、アメリカを説得しなければならないのに、大統領の言葉がその時々で変わってしまうのはさらに大きな危機」としている。そして「金泳三氏は当時、“核を持った北朝鮮とは話し合わない”との強硬な立場を明確にし、武力制裁を検討したアメリカにも“戦争は絶対にだめだ”と言い張った」とも語った。

 さらに「歴代大統領の病のうち、最も大きな病は南北首脳会談をしようとすること。政府は今年4月、北朝鮮国防委員会の第1副委員長を務める趙明禄(チョ・ミョンロク)副元帥をソウルに招待したことも、首脳会談への未練によるもの」と批判。金泳三氏が94年に南北首脳会談を前に「金日成(キム・イルソン)主席に会えたら、韓国大統領府と平壌の間ホットラインを開設する」と言ったが、実現しなかったというエピソードも紹介した。

 「北朝鮮が核を持つのはなぜダメないのか」という一部主張に対し、朴氏は「料理人が刃物を持つのと、犯罪者が刃物を持つのとでは目的が違う。今回の核実験で、北朝鮮は国際社会につながる梯子を外してしまった。北朝鮮の崩壊は事実上、始まっている」と主張した。朴氏は先日出版した『統一は山崩れのようにやって来る』という著書でも「北朝鮮は崩壊する」と断言、「統一のために必要なのは西ドイツのように綿密な統一外交を展開することなのに、現政権は感傷的な自主に酔ってしまい、国際的に孤立している」という論理を展開している。

 最後に朴氏は「政府の一方的な北朝鮮支援が核開発を助けたという事実に反発するのは良心を欺くこと。北支援政策の失敗を率直に認め、敢然と修正するのが最善の策」と助言した。

コメント

「料理人が刃物持つのと犯罪者が持つのは別」は言い得て妙。
韓国の盧武鉉政権についてはほとんど知らなかったが、いろいろ読んでみると、
アメリカとの協議で日本を仮想敵国として位置づけることを求めたという話(聯合ニュース)
など、首をかしげることが多い。
その話が本当かどうか未確認のようだが、とんちんかんではある。

 




中国軍部、北朝鮮による核攻撃を懸念

2006-10-19 | news

金総書記は「チャウシェスクと同じ運命」 ルーマニア紙(朝日新聞) - goo ニュース

金正日(キム・ジョンイル)総書記はチャウシェスクと同じ運命をたどるかもしれない――。ルーマニアの主要紙が17日、核実験で孤立を深める北朝鮮について、こんな記事を掲載した。「ソ連がチャウシェスクを排除したように、中国は金正日排除を望んでいる」との見出しで報じている新聞もある。・・・

 主要紙ナツィオナルによると、金総書記は、世界の大国が自らをルーマニアの独裁者と同じ運命にしようと企てているのではないかと恐れ、政権幹部らとともにチャウシェスク政権崩壊の事例を研究しているという。同紙は北朝鮮の核問題に対する唯一の解決策は、金正日体制を変えることだという主張が広がっていると指摘。将来の政権崩壊の可能性を示唆した。

 エベニメントゥル・ジレイ(今日の出来事)紙は、中国がルーマニアのような革命を望んでいるという一部の中国人研究者の見方を紹介した。

「50年来の血盟」はどこへ…中朝、血で血を洗う諜報戦
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/19/20061019000032.html
(朝鮮日報)
 
 「50年来の血盟」で固められた中国と北朝鮮軍部との絆に、異常を示す兆候が現れている。情報要員の拉致や買収といった諜報(ちょうほう)戦が両国の間で繰り広げられ、さらに北朝鮮による核実験が実施されて以降、「北朝鮮がいつ銃口を中国に向けるか分からない」という危機感と怒りが中国軍部内で高まっている。

◆北朝鮮による中国情報要員の拉致・買収

 今月16日、中国では第16集団軍砲兵旅団に所属していた兵士・李亮氏(享年19歳)の1周忌追悼式が開かれた。1年前、李亮氏は延辺朝鮮族自治州の広坪休暇村で、未明に国境を侵犯した北朝鮮軍人5人によって射殺された。李亮氏の父・李界華氏の話によれば、広坪のある別荘で北朝鮮の情報収集業務を担当していた中国の情報要員らを北朝鮮の軍人らが拉致しようとしたところを李亮氏が阻止しようとして殺されたという。

 香港の中国人権民主運動情報センターは「中国当局が事件直後、北京駐在の北朝鮮大使を呼んで抗議し、李亮氏を殺害した軍人らの身柄引き渡しを要求したが拒否された。これにより、両国軍部間の関係が急速に悪化している」と中朝関係の内幕を明かした。この事件以降、中国軍部内では「中朝友好条約を改正すべきだ」との声が高まっているという。
 さらに、香港『亜洲週刊』最新号は「数年前、延吉市国家安全局の責任者が北朝鮮情報当局に30万ドルで買収され、中国が北朝鮮内に築いた情報網が一挙に瓦解した」と報じ、中国の対北情報網が事実上空白状態に陥っているとした。

 そのため、北朝鮮の核兵器保有の有無や核開発の進歩状況に関し、中国の対北諜報能力は皆無に等しい状況に陥っている。例えば、北朝鮮による核実験強行前日の今月8日に、中国国営・新華社通信の「参考消息」が「北朝鮮が条件付きで核実験を中止すると伝えた」と報じたのがその代表的な例だ。

 また、香港のある軍事消息筋は「北朝鮮の特殊部隊が中朝国境を越え、中国領土で脱北者らを勝手に逮捕していくことに対し、中国軍部の怒りが高まっている」と中国軍内部の雰囲気を伝えている。

◆中国軍部、北朝鮮による核攻撃を懸念

 中国軍部が憤慨しているもう一つの理由は、北朝鮮の核開発だ。北朝鮮の核は、表面上では米国を狙っている一方で、いつそれが中国に向けられるか分からないという懸念も高まっている。北京のある中国軍高官は、『亜洲週刊』とのインタビューで「金正日(キム・ジョンイル)は内心では、今後の戦略的同盟国の順序を米国、ロシア、日本、中国と定めている。突然米国が北朝鮮との2カ国協議開催に同意した場合、北朝鮮はいつ中国を米国に売り払うか分からず、米国の手先として“第2のベトナム”になる可能性がある」と語っている。

 北朝鮮の核実験について、中国政府が声明で「強引に」「断固として反対」という直接的な表現を使い、前例のない怒りと侮辱感を表したのも、このためだと指摘されている。

 これとともに北朝鮮は最近、ミサイル発射や核実験などを通じ、核開発情報に対する対中防諜(ぼうちょう)を大幅に強化したことが分かっている。

コメント
いろいろな記事は、北朝鮮金政権の交代、を指している。
しかし、2番目の記事にある、「金政権がアメリカ陣営に走る」という可能性は考えたこともなかった。
中国の使節が2回目の核実験断念を説得するために北朝鮮を訪問している、とのこと。正念場のようだ。


セルティックの素晴らしいゲーム

2006-10-18 | soccer

福田正博氏ら、オシム監督講義に感服(http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20061018-105148.html

「私の独り言だったかもしれない」という17日に行われたJFA公認S級コーチ養成講習会のオシム監督の講義は、受講生に好評だった。元日本代表FW福田正博氏は「経験がある方なので、言葉に重みがある」と感服した様子。市原(現千葉)時代にオシム監督の下でコーチをした経験を持つ新潟江尻篤彦コーチは「話のすべてが我々とは次元が違う。目指す監督像が身近にいる。いい見本がいてくれるのはありがたい。日本の宝。(日本サッカーを)世界へ近づけてくれる」とあらためて存在の大きさを実感していた。

コメント:私はにわかオシムファンにすぎず、かつサッカーの専門知識もないが、伝えられているものを読む限り、彼のチームづくりの方針はうなづけることばかり。江尻コーチの言う通り、彼は日本のサッカー界の宝だろう。サッカーについての貴重な「ソフト」をもったマイスターだ。

俊輔がまた活躍。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20061018-00000008-kyodo_sp-spo.html
日本代表の強力な力になりそうだ。
彼については、
http://www.sportnippon.com/forum/forumdisplay.php?s=36662a6bcfbc575a477a0dd118ebfc39&f=5
がよいサイト。先日のハットトリックの映像もアップされている。

http://www.sportnippon.com/forum/showthread.php?t=356
は最新のベンフィカ戦。セルティックが素晴らしい動きをしている。

ハイライトを見ていても素晴らしいゲーム。とくにミラーの2点目のゴールなど目を見張るような見事さ!気になって、セルティックファンサイト
をのぞいたら、やはり絶賛の嵐。ボールキープ率を高め、正確なパス
ワークで攻めるサッカーを「ヨーロッパ型」と言うそうだ。セルティックが
強豪ベンフィカ相手にそれを達成していたことに、長年のセルティック
ファンも狂喜・絶賛(http://kerrydalestreet.co.uk/index.php?showtopic=37722)。私も、日本でこんな試合を見たいと思った。

ハットトリックをきめた前の試合では、長身のFWが落としたこぼれ玉を俊輔がゴールしていた。この得点パターンは有効。俊輔のFKとともに、「ゴールの方程式」になる。平山にこの仕事をまかせたい。