事故調漏えい 「内偵のつもりで」当時の鉄道部会長が謝罪 -
悪い冗談。飲食店での10回にもおよぶ「将軍」じきじきの内偵など聞いたことがない。
「内偵」というのはお役人言葉なのだろう。
事故調漏えい JR西前社長、中間報告書素案も入手(毎日新聞)
いろいろなところで示唆されているが,これまで出された各種の事故調査報告書も同様のプロセスで書かれた公算が高い。
個人名が特定されるような記述は避けてほしい,とJR西は要求し,結果的にそのようになったそうだが,これもおかしい。
事故報告書なのだ,客観的な記述こそが重要で,個人名が特定されるかされないのかなど二の次。
結果的に個人名が特定されたとしても何の問題もない。
問題だと思うのは責任者たる当の個人だけだ。
「法に触れる認識あった」事故調元委員…
・・山崎前社長に報告書を手渡したことについて、山口氏は「守秘義務違反、法に触れるという認識はあった」「報告書の信頼性が揺らぐという認識もあった」と率直に認めたが、動機については「彼(山崎前社長)とは先輩後輩の間柄で昔から知っている。鉄道(旧国鉄)に入り本社時代も一緒に働いた。彼の人柄からやった。部下思いの奴だ」と語気を強めた。・・
新聞でも読んだが,違和感がある。
犯罪だという認識はあったとしながら,「部下思いの奴だ」と語気を強めた,というのが大いに奇妙。
なぜこんなところで語気を強めるのだ。
いや語気など強めていない,それは記者の作文だ,という反論はあるかもしれないが,この作文は発言内容に整合的だ。
公より私を優先した,と言っているのだ。
胸を脹れる代物ではない。
役人の世界の常識なのかもしれないが,倒錯している。
斎藤、年俸出来高5億4400万円突破
防御率2.36,立派である。
昨日も8回にタフな救援,満塁押し出しの後ダブルプレーをとり,9回も2三振をとり締めた。
メジャー4年目,39歳。
3年間ドジャースのクローザー。
岡島の影に隠れたが,恐るべき活躍をした。
3年の防御率2.07, 1.40, 2,49というのだから,素晴らしい。
とくに2年目の1.40は驚異的。
http://boston.redsox.mlb.com/team/player.jsp?player_id=493416
3年目に故障して,サラリーが上がらず気の毒だったが,今回の達成はめでたい。
昨年までのベテラン,テイムリン役を務めているが,くさらず立派な数字を残している。
レッドソックスにとっても信頼できる投手だろう。
Saito has done a fine job of late, reeling off seven consecutive scoreless outings dating back to Aug. 6. But shutout innings aren't the only contribution he's made to the Red Sox.
"He's a good teammate," Francona said. "Our guys love him. He's about as professional as you can get."
性格がよいのは有名だが,インタビューで英語を自在にあやつっているのには驚いた。
スマートでもあるようだ。
不謹慎だが,今日の朝日の記事はファニーだ。
・・・地検によると、事故を起こして逮捕された際に酒気帯び運転の基準値の4倍にあたる呼気1リットル中0.6ミリリットルのアルコールが検出された。
佐々木容疑者は「実家でビールと焼酎を飲んで運転をした」と認めるとともに、「事故後に現場でも酒を飲んだので、0.6ミリリットルは運転していた時とは違う」と供述したという。車内からは飲みかけの米焼酎瓶(720ミリリットル)も見つかった。事故後の飲酒については「証拠隠滅のためではない」と話しているという。 ・・・
証拠隠滅のため土手下で飲酒?
大麻発覚後の女優が逃亡中さらに大麻を吸うようなものではないか?
破廉恥である。こんな「要請」ができること自身に驚いた。「山口氏が山崎氏から複数回にわたって夕食の接待を受けたり、土産の菓子をもらったりしている」。複数回。問題なく贈収賄。社会的に影響力の大きい立場にいる人の責任は重い。こんな人物がいた会社なら,大事故がおきて不思議はない。何が「後だしじゃんけん」だ。事故調査委員会というのはこんなものか。これでは安心して鉄道や飛行機に乗れない。調査委員会は客観的かつ厳正であるべし。
追記
事故調漏えい、元委員「守秘義務は認識」
「ATSの必要性」議事録、JR西提出せず
うーむ。JR西経営陣の責任逃れ。
地検からの責任追及からなんとか逃れたい,ということのようだ。
「議事録の一部が提出されなかったことについて、JR西側は、単なるコピー漏れとしているという」にも驚く。
このような経営陣がなお居座っていることに驚く。
鉄道事業がなかば独占なのでもっているのだろうが,監督官庁は必要な措置をとるべきだ。
JR西幹部、事故調部会長に接触 「審議室から指示」
会長まで接触。言い訳できない。被害者や遺族の方々が「不正」,「報告書は信頼できない」と指摘するのも当然。
ここまでくると日勤教育をしたこの企業の体質がよくわかる。
あの事故は人災だ。
交通機関,食品,原子力発電,学校の耐震性はわれわれの暮らしの基本的安全にかかわる。
利権や護身といった要素は徹底的に排除してもらいたい。
「日本のカレーライス」を熱愛する米国人記者が語る『ゴーゴーカレーNY店』
にうなされ,その気になり近所のCoCo壱番屋に行ってしまった私としては,著者Chris Kohler氏の新着記事には注目せざるをえない。
世界のオタクが注目、金沢カレー
ジャパンカレーの伝道師の記事はいつも崇高だ。
うーむ,
「ここでは、さまざまなフェティシズムについて議論するのはやめて、カレーの話に集中しよう」
などという文はよほどの達人でないと書けない。
カレー道に関心のある全世界20億のカレーファン注目の記事(インドだけで10億と計算)。
実績のない方法論を説いても説得力なし。
成功する前に説くのだから,重みゼロ。
他国首脳にマイナス評価をインプットさせるだけ。
これORのイロハ。
幸いに素直な性格のようだから,「参謀」はきちんと言うべき。
天下り先に入札好条件 厚労省系独立法人、参入阻む(1/2ページ)
政権が変わったこともあり,いろいろ報道されはじめているが,「納税者のお金」で運営されている国の役所や独立行政法人が,自分を含む役人仲間の生活保護のため動いている,というのはみにくい。意思決定の責任者がいただろうから,責任をとらせることが必要。酒気帯び運転で懲戒免職という世の中だ,やむをえまい。
負けない広島、J2とJ1連続V照準
“史上最大の3位争い”広島サヨナラ!劇的0・5差(スポーツニッポン)
サッカーと野球で広島が奮闘。
両チームともマネーではなく,いいアイデイアでゲームを組み立てているようで好感をもてる。
サッカーのほうは,オシムのお弟子さん格の人が監督とのこと。
がんばれ広島!である。
サンフレッチェ広島ゴール集(09First)
北海道を舞台にした西部劇物(カムイ・ウェスタン?)が得意な著者。
これまでも何冊か読んで,楽しんできた。
今回は,舞台を奥州平泉に移して西部劇(エゾ・ウェスタン?)を展開。
頼朝の奥州征伐・大河兼任の乱を奥州側から描いた物語。
とくに前半導入部に切迫感があり面白かった。
藤原泰衡は,父秀衡の「義経を大将軍として兄弟力を合わせ鎌倉と戦え」という遺言に従わず,義経主従を高館に討ち,首を鎌倉に送るも,結局頼朝に征伐された。
頼朝の思うつぼだった。
よい参謀がいて,秀衡の軍略をとっていたら,と考えてみるのは面白い。
頼朝やその周辺に大した軍事的才能はなさそうだから,「奥州17万騎」が鎌倉を席捲した可能性はかなりある。
義経がトップなら,朝廷との協同,坂東武者を味方につけることも可能だったろう。
泰衡にそれだけの器がなかったのが残念。
入札1業者だけ、独立行政法人で増加 競争骨抜きに(9/19)
政権交代があるかもしれない状況で,インチキ入札増加はわかりにくい。
不正がばれる心配をしなかったのだろうか。
(もとより公正に振舞うのが当然。ここでは「悪事」に手を染めた役人たちの心理を問題にしています)
官僚の方々にとってばれるよりコワい圧力,かれらの相互扶助システムの圧力があったのだろう。
教員採用試験の不正と同じ構図。
公務員として筋を通せば,仲間はずれの運命,将来の「出世」(天下り,渡り)が望めなくなる,ということなのだろう。
インチキ入札で国家にダメージを与えたところが,必要な処置をうけるのはやむをえない。
千葉県不正経理 あきれた実態 仲間と伝票操作/業者と相互依存
卓球台に将棋盤、コンパニオンとの料亭遊び…。今月9日、5年間で約30億円の不正経理が発覚した千葉県庁。不正に捻出(ねんしゅつ)した公金の一部は、職員の娯楽に消えていた。不正は20年以上前から続いていた可能性もあり、その病理は根深い。・・・
この知事にしてこの県庁ありだが,「まるで(伝え聞く)中央官僚のようではないか」と思う人も多かろう。
なぜバレないと考えていたのだろうか?
その方が不思議。
みな同じ穴のムジナ,ばれたらみな困る,だからバレない,ということなのだろう。
「公僕」としては千葉県庁職員は致命的。
納税者のお金で勝手な飲み食い,コンパニオン遊びでは,頭をあげて仕事をすることができない。
県庁職員の出向くタウンミーテイングなどクオリテイの低いものになるのは確実(やじ一発でアウト)。
これでは使命を果たせない。
国民年金不正,大分の教員採用不正,京都教育大学の暴行事件,芸能人の麻薬,死亡事件,千葉県の公金不正ー取り返しのつかない事件だらけだ。やるにしても取り返しのつくことをやってもらいたい。
「悪しき体質」重鎮を批判 河野氏、総裁選論戦リード
朝日の朝刊一面で論戦を読んだ(「自民,瀬戸際の論戦」)。
太郎氏の指摘はいちいちごもっとも。
彼が焼け跡自民党の良質の部分を代表している。
ボスコントロールが続いたなら,離党は当然の選択肢。
「負けてから離党は・・」と批判する向きもあろうが,そんなのは敢然無視。
良質の勢力を生かす道を考えるべきだ。
インパール作戦において,将兵を生かすため牟田口司令官の命令に従わずあえて撤退した師団長と同じ。
渡辺「竜馬」喜美さんたちと「自由党」をつくればよい。
民主党VS自由党
ということで,質のよい政党を二つつくりたい。
はじめは小さくとも,選挙を通じて大きくしていけばよい。
http://newyork.yankees.mlb.com/media/video.jsp?content_id=6723731&c_id=nyy
東部地区首位を走るヤンキース戦。9回裏二死ランナー二塁,1-2。マウンドにはM.リベラ。起死回生の逆転さよなら2ラン。みんなビックリ。
この試合,ヤンキース先発バーネットに二度牽制死をやられていたようだが,のしをつけて返した。
この結果,負け投手のはずだったヘルナンデスが勝ち投手。16勝で,サイヤング賞レースの先頭に踊り出た。
鳩山さんもいっているように,国民主権の政治がはじまるということで期待度大なのだろう。よくこれまで政財官利権政治に我慢していたと思うが,巨大なブレークスルーが起きた。一過性の風などではあるまい。自民党の方々も,風がやめばこっちのもの,などと考えているとあやうい。これまでの席次で「麻生さんの次」の人を立てて,これまで通りやろうとしても,うまくいかないだろう。与党の方々には,一般会計・特別会計あわせて約200兆円のお金をぜひ賢く使ってもらいたい。「鈴木委員長」に野党反対、本会議採決で決着などなにやら痛快である。