木星の月にイルカが住んでいるか

2006-08-31 | news

 Europa:http://www.solarviews.com/raw/jup/europa.jpg(高解像度写真) 写真右  

地球外にイルカが生息か USA

Pravda March 10,2006
 
地球外からのメッセージ - 研究者たちは今、イルカが行なうコミュニケーションの解明に努めている。この試みはイルカと会話をするためではなく、イルカのロジックを理解し、地球外生命体からのメッセージの解読に役立てようとしているからだという。

仮に、科学者が地球外生命体からコード化されたメッセージを得たとする。メッセージを受信し理解するためには、宇宙に存在するノイズからメッセージを選別し、解読される必要がある。カルフォルニア・マウンテンビュー地球外知的生命体探査協会の研究者ローレンス・ドイルによれば、彼はイルカの言語を用い、地球外生命体の存在を確認する方法を思いついたという。

ドイルと米カルフォルニア大学の専門家チームは、シンボル、例えばDNA構成、数、手紙の一文など、どんな文をも分析できる数学的な技術を用い、イルカの用いる言語の研究に取り組んだ。

まず、信号が本当に意味のある情報を含んでいるのかを知る必要がある。米ハーバード大言語学者のジョージ・ジップは、英文でタイプされた異なる文字を解析する方法を考案。典型的な英文中に発生する文字をカウントし、文字の発生頻度に応じ図表を作成した。すると、図表の描く傾斜は-1の値を持つことが判明。他の言語であれ、傾斜の値は同じであり、意味の無いランダムな文字の組み合わせは、まったく傾斜を持たないことが分かった。

今回、イルカの言語研究において、このジップ方式が用いられた。そして、調査の結果はにわかには信じられないものであった。イルカの鳴き声は人間の言語が示す図表の傾斜と同様の値を示したのである。また、意外にも猿の鳴き声はイルカに比べ遥かに原始的であることが判明した。研究者によれば、これはイルカの知性が人間に近いことを示しているのだという。そして、研究は彼らが一体何を語っているのかを解明する段階へと進もうとしている。

長年、イルカは奇妙な理論を創り出す発想の源となっている。最新の理論では、米ケネディ宇宙センターの天文学者サイモン・クラークの提案した「木星の月であるエウロパにイルカが住んでいる」という理論である。彼は2006年1月、フロリダでの記者会見で「イルカは太陽系で人間の次に知的な生命である。」と語った。

米航空宇宙局NASAは、木星の長年にわたる高度400kmからの調査により、木星の月であるエウロパの厚い氷の下でいつくかの動きがあることに気がついた。伝えられるところによれば、氷に覆われた中から何者かの鳴き声が音センサーに検出されるのだという。NASAは最近まで宇宙探査船ガリレオの任務に関するデータを機密としたが、調査結果の詳細は報告されている。

「データをコンピュータ解析した結果に驚きました。エウロパの海洋から発する音の頻度は、イルカが発する音とほぼ等しく、誤差はたったの0.001%です。」とクラークは語る。

現在、エウロパの海でコミュニケーションを取っている生命体が何なのか特定できないが、クラークの斬新な理論によればイルカが地球外に存在している可能性を秘めている。
 
コメント
「ユダの福音書」に関するマービン・マイヤー教授インタビュー記事を読んでいたら、
いつの間にか上の記事につきあたった。
「ルーマニア政府 魔法を合法化」などという記事もある不思議なサイト。 
半信半疑で、ソースを求めてPravdaをクリックしたところ、たしかに元記事あり。
Pravdaとはあのプラウダか?と思い、少し読んでみると、なにやらそのもよう。
魔法にかかったような気分(今日はコーヒーと麦茶しか飲んでいません)。
しかし、木星の月にイルカがいるのなら、私は満足。
研究の進行を待ちたい。 
 
NASAサイトによると、エウロパはたしかにずっと科学者たちの関心を引き続けてきた衛星であるとのこと:
 
「太陽系の生成期、海がエウロパを覆っていた。過去液体が存在していたのだから、生命が生まれ、現在も存在するのではないか?生命の主要な構成要素は水と熱、それに(彗星や隕石から得られる)有機化合物である。エウロパはこの3つすべてをもつ。惑星探査機ガリレオから得られた写真とデータから、科学者たちは、比較的最近まで氷で覆われた表面下に海が存在していて、現在なお存在するのではないかと信じている。」
 
http://solarviews.com/browse/jup/eurpast.jpgも幻想的で迫力がある。

D.オーテイス、不整脈で緊急検査

2006-08-30 | mlb

 

心悸高進(rapid heartbeat)の発作は10日前のヤンキース5連戦のときが最初。オークランド遠征時にそれが再発、チームは大事をとって、本人を急遽ボストンに戻し、現在Massachusetts General Hospitalで検査中とのこと。http://boston.redsox.mlb.com/NASApp/mlb/news/article.jsp?ymd=20060829&content_id=1635328&vkey=news_bos&fext=.jsp&c_id=bos

D.オーテイスはR.ラミレスとならぶレッドソックスの主砲。現在ホームラン47本を打ち、メジャートップタイ。ナイスガイで、松井の左手首骨折のときには、ライバルチームの打者ながら、大事にすること、決して復帰をあせらないことをアドヴァイスしていた(彼にも手首骨折の経験あるとのこと)。日米野球で日本にも来ていたと思う。

オーテイスはいまやメジャー最高打者だから、このニュースはチームメートのみならず多くの人々を心配させているようだ。ヤンキースのトーレ監督なども心配するコメントを述べている。

・・・高校野球の選抜チームが渡米し、5,6試合するようだが、投手は6名だけだそうだ。あれだけの球数投げた斉藤や田中を時間をほとんど置かず投げさせるのは非常識だと思う。高野連や朝日新聞に問題があると思う。合理的に思考してもらいたい。


法然の哀しみ

2006-08-30 | 親鸞
「法然の哀しみ」(上)(下)、梅原 猛著、小学館、2004年を読む。
「梅原猛著作集」第十巻(2000年)の加筆・補正の上での文庫版とのこと。

あまり期待しないで読み始めたが、これは力作だ。

法然の父親が横死したのは、出家前か後か、についての議論で、のんびりとはじまる(出家後だろう、というのが著者の意見)。

俄然ヒートアップするのは、法然による善導の「観経疏」解釈の章。
論敵貞慶からきびしく指摘されたように(「興福寺奏状」)、口称念仏のみをよしとするのは、法然による自由で大胆な解釈であり、善導の正確な読みではなさそうだ。
しかし、あえてそのような大胆な解釈に踏み切ったところに感銘を受けた。
さすがは法然。法然の革命性がよくわかる。

いま一つのピークは(下)巻、「承元の法難」事件の章。
承元の法難とは、法然率いる専修念仏の衆徒が弾圧され、法然以下、親鸞ら中心的門徒が死罪ないし流罪となった事件。
著者の分析によれば、これはでっち上げ。
この事件を裏でコントロールしていた黒幕は誰か?が問題にされ、「名探偵コナン」のような推理小説風分析が展開される。
伝記風の叙述からいきなり推理小説に入り少し面食らったが、考えてみれば、歴史推理は、「隠された十字架」、「水底の歌」等著者の得意中の得意のジャンル。

謎解きは面白い。意外な人物が黒幕に指名される。「教行信証」、「歎異抄」に付記された親鸞のひそかな弾劾の対象者が明らかにされる。
ここで名前は挙げないが、私はかなり説得力ある分析だと思った。

・・ここまで書いたとき、私は実は全編を読み終わったわけではなかった。第11章で親鸞が登場する前まで読んで、大方ここでよかろう、と勝手に考え、上を書いた。その後、続きを読んだところ、最後にいま一つピークがあった。「悪と二種廻向」と題した第12章である。

1979年発見された法然の愛弟子源智の願文を解説したこの章は素晴らしい。
暗い洞窟から脱出し太陽の光の下イデアを見た哲学者は再び洞窟に戻り、人々に真理を告げる、とはプラトンの「洞窟の喩え」である。
同質の発想が親鸞にあり、さらに法然とその弟子たちにあったということ、それが法然や親鸞の浄土教の本質であったことを、源智の願文を使いながら力説している。
念仏者はなぜ成仏を願うのか?それは成仏した後再び地上に戻り,苦しむ衆生を救うためだ!
疑いなく、この部分が本書の最高のピーク。

DNAをもちだしてこの「二種廻向の思想」の現代的意義を見ようとする著者の主張にはいろいろ反論があるようだ。私は、二種廻向の思想に法然や親鸞の本質、大乗仏教の深化,真髄を見る著者の視点に共感を覚えた。

(親鸞の二種廻向の思想については、紅楳英顕氏「真宗の二種の回向について」
http://www12.ocn.ne.jp/~kobai/njsyu.htmがわかりやすい。さわりを紹介させていただくと;

「回向とは自己の功徳を他者にふりむけるということであります。親鸞聖人は浄土真宗は往相回向と還相回向の二種の回向の教えであるといわれます。往相回向の往相とは、われわれが浄土に生まれ行くすがたであり、還相回向の還相とは浄土に生まれて仏に成ったひとが、いろいろ姿を変えて、迷えるものを教化しすくうすがたであります。親鸞聖人これが全て阿弥陀仏の本願力(他力)によるとされ、回向を全て阿弥陀仏の回向(他力回向)とされるのであります。すなわち罪悪が深く、煩悩が盛んであって、自分の力では絶対に浄土に生まれることのできないわれわれが、阿弥陀仏の本願力(他力)によって浄土に生まれて仏に成らせていただいて、そしてまた、この世に還り、迷えるひとびとを教化させていただき、すくわさせていただくのであります。」

資料をいまひとつ。

「回向に二種の相がある。一つには往相、二つには還相である。往相というのは、自分の修めた功徳をもってすべての人に施し、願をおこして共々に、彼の阿弥陀如来の安楽浄土に生まれようと願うことである。還相とは、かの浄土に生まれた後に、作願・観察の自利が成就し、利他の方便力を成就することを得て迷いの世界にあらわれ、すべての衆生の苦しみを済度して仏道に向かわせることである。往相であっても、還相であっても、みな衆生の苦しみを除いて迷いを渡らせるためである。」(曇鸞『往生論註』巻下)
http://www2.big.or.jp/~yba/QandA/02_05_30.html

この思想によれば、念仏者とは、世世生生姿をかえてあらわれる阿弥陀仏のエージェント、慈悲の心で衆生を救わんとする人々であることになる。「エージェント」ということばを使ったが、映画「マトリックス」のエージェントとは違う。そちらは、人間を追い詰めバッテリー化しようとする機械「マトリックス」の手先たち。大分違う。

危険な瞬間

2006-08-29 | music
リヒャルト・シュトラウス「アルプス交響曲」を聴く。
H.ブロムシュテット指揮、サンフランシスコ交響楽団演奏。
ずっと以前に購入したCDで、今ネットで調べたら、違うジャケットのものが販売されていた。
夏の終わりに聴いてみるのもよかろうと、棚の奥から?ひっぱりだした。

曲の情報

ヤマハさんの「名曲ガイド」http://www.yamaha.co.jp/edu/student/museum/guide/009/index-003.html
によると、

 リヒャルト・シュトラウスはオーケストレーションの名人として有名であり、その才能が遺憾なく発揮されている分野の一つが交響詩です。彼の交響詩は10曲ほどの作品が残されていますが、1915年完成の《アルプス交響曲》は最後に作曲されたものです。シュトラウスは1908年に、ドイツ南部、アルプス山脈の裾野に位置するガルミッシュ・パルテンキルヘンという街に別荘を構えました。《アルプス交響曲》はこの別荘に滞在していた折りに構想されたのです。

 この作品は続けて演奏される24の部分からなり、それらにはタイトルが付いています。「夜」における描写の後、別荘の裏手にみえるアルプスの峰峰からの「日の出」を経て、「登山」が始まり、下山すると日が暮れ、再び「夜」となるまでを描写していきます。森の中に入ったり、小川の流れや「滝」、「花咲き乱れる草原」に沿って歩くさまが見事に音楽で表現され、「オーケストラで描写できないものはない」というシュトラウスの言葉が思い出されます。また、この作品では100人を越えるオーケストラが必要となるのですが、そのなかには珍しい楽器が使われています。たとえば、「山の牧場」でのカウベルは、のどかに草を食べる牛を思い起こさせます。下山時の「雷鳴と嵐」では、ウィンドマシーン(風音器)やサンダーマシーン(雷鳴器)を使って激しく吹きすさぶ風や雷を表現しているのです。このように、《アルプス交響曲》は、音による一大絵巻という感じの音楽ではありますが、それがこの作品の魅力ではありません。この大作はソナタ形式を下敷きとして構築されているとともに、いくつかの動機(たとえば「登山者の動機」)が活用され、全体を有機的に統一しているのです。

ーとのことである。

意外に短く50分程度。朝の通勤時間だけで全体を聴けてしまう。
以前ボストンでオペラ「サロメ」を見て、シュトラウスの陶酔的音楽にぞっこん状態になったことがある。
アルプス交響曲も非常に美しい。
ブロムシュテット指揮のCDではブルックナー7番に感心したことがあるが、この演奏はそれ以上の完成度ではないか。
組み合わせの「ドンファン」も美しい。
(「危険な瞬間」はアルプス交響曲第11トラック)

お前、悪そうな顔してるな

2006-08-28 | news

VMにキレた!森前首相も“参戦” (スポーツニッポン) - goo ニュース

 2006年 8月28日 (月) 06:13

(スポーツニッポン)

【全日本】森前首相が“プロレスデビュー”を果たした。リングサイドに陣取っていると、試合前にYASSHIから「おい、森の野郎」と呼び捨てにされた。それだけではなく「お前、悪そうな顔してるな。お前が総理やったから日本がダメになったんだ。カス野郎!」と挑発され、怒りは頂点に達した。場外戦で馳がTARUを羽交い締めにすると、森前首相自ら椅子を持ち出して攻撃しようとしたが、その瞬間SPが緊急出動して制止する事態に。さすがの森氏もムッとした表情で「あんな口を聞かれて失礼だ」と怒り心頭だった。

コメント 

これは本当の話なのか?「自ら椅子を持ち出して攻撃しようとしたが・・」?写真もあるようだが・・半信半疑。

森、小泉、安倍と3代にわたり「神の国」政権が続く勢い。元祖「神の国」森前総理・・何か漫画家に挑発された亀田父のような感じ。    

しかし、たしかに「お前、悪そうな顔してるな」はひどい。前総理が怒るのも当然。

次は、森氏に関する有名なジョーク

A true story from the Japanese Embassy in US:

Prime Minister Mori was given some basic English conversation training before he visits Washington and meets with President Bill Clinton.

The instructor told Mori " Prime Minister, when you shake hand with President Clinton, please say 'how are you'. Then Mr. Clinton should say "I am fine, and you ?" Now you should say 'me too'. Afterwards we translators will do all the work for you." It looks quite simple, but the truth is ...

When Mori met Clinton, he mistakenly said "Who Are You ?".Clinton was a bit shocked but still managed to react with humor : "Well, I am Hilary's husband, ha ha..." Then Mori replied confidently "Me too,ha ha ha.."(http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/primejoke.html

クリントンの驚愕する顔が目に浮かぶようだ。あらためて見ると、2人の「森チュルドレン」と比べて(小泉氏、首脳会議の席で、熊(bear)の話を耳にして、「ハハハ、アンベアラブル」と口走り、並み居る首脳を驚かせたのは有名)、ユーモアのセンスでは元祖の方がかなり上。余裕を感じる。


カジノー韓国の現状

2006-08-27 | news

朝鮮日報から

(社説)全国に賭博場を乱立させながら反省のない盧武鉉政権

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は「海物語」疑惑と関連し、20日ヨルリン・ウリ党幹部らに「私の甥は無関係だ。実務政策上の失敗に過ぎないことが明らかになれば、利権疑惑のないことが確認される」と語った。

 翌日の閣僚会議では「当分は疑惑に悩まされるかもしれないが、真実が明らかになれば、むしろ参与政府(盧武鉉政権を指す)が清廉であることの証明になるので、自信もって対処してくれ」と要請した。

 国民は国が賭博に染まっていることを心配しているのに、大統領は私の甥が関与していたかどうか、これが利権疑惑なのかどうかといった問題にしか関心がないようだ。安保体制の問題に続き、賭博問題も、真に憂っているのは国民だけだ。

 韓国には今、全国にコンビニエンスストアの数よりも多い1万5000軒の賭博場が住宅地や学校の前、挙げ句の果てには子どもたちの自習室の前まで浸食し、夜通し営業を続けている。人口1万人に過ぎない鬱陵島にも賭博ゲームセンターは4軒もあり、繁盛している。

 国中をギャンブル場だらけにしておきながら、「私の甥は・・・」 とか「利権疑惑は・・・」と繰り返すだけの大統領の対応には首をかしげてしまう。

 前政権は国内利用者用のカジノ(江原ランド)を許可し、世論の総スカンを食らったが、当時射幸性ギャンブル産業が占める割合はレジャー市場全体の27.8%程度(2000年)だった。

 現政権に入り、その割合はたった4年で51.3%(2004年)と2倍に膨れあがった。そして賭博場で現金の代わりに流通する商品券の乱発を許し、成人賭博ゲーム産業の規模を1年で5000億ウォン(約608億円)から30兆ウォン(約3兆6500億円)に膨らませた。

 ギャンブル産業は庶民の糧を餌に成長している。日雇いの労働者、その日暮らしの自営業者、世間知らずの主婦、無力な老人といった社会の弱者が政府のギャンブル産業育成策のカモになった。

 ギャンブル中毒で財産を失ったり、家庭を崩壊させたり、人生に失敗した人は数多い。今月13日には釜山で成人ゲームセンターに入り浸って1億ウォンの借金を作った30代の男性が首をつって自殺した。

 ゲーム中毒になって会社を解雇されたサラリーマン、学費を使い込んで両親のクレジットカードを盗み、数千万ウォンを失った大学生、一家の生計手段である個人タクシーを消費者金融に差し押さえられた運転手など、政府のギャンブル産業育成策に巻き込まれ、身上をつぶした人たちの人生は悲惨だ。

 統計によるとゲームセンター利用者の42.7%が月200万ウォン以下の低所得者層だ。現政権は人生に疲れた無力な庶民に働き口や働きがい、貯蓄の喜びを提供する代わりに、ギャンブルという麻薬を与えた。

 賭博は常に財産や人生を台無しにする大多数と、その多数の犠牲により利益を得る少数の人たちとの関係で成り立っている。

 そしてギャンブル産業育成政策もやはり、賭博場の経営者や、営業許可を出して後見人を買って出た権力、商品券業者ら数千名の利益のために、数百万人を泣かせる行為だ。

 大統領はこうしてギャンブルに身を持ち崩していく国や人々を前にしても、「実務政策上の失敗」に過ぎないと主張するのか。

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/08/23/20060823000008.html

コメント

>ギャンブル産業は庶民の糧を餌に成長している。日雇いの労働者、その日暮らしの自営業者、世間知らずの主婦、無力な老人といった社会の弱者が政府のギャンブル産業育成策のカモになった。

とある。ここ5年ほどで,わが国の社会的格差は著しく広がったとされる。韓国の例をみると,カジノは「負け組」に打撃を与えるようだ。わが国のカジノ推進派は「わが国はカジノ導入において東南アジアに大きく遅れをとっている」と言っているようだが,カジノ「先進国」の状態を読むと,遅れをとってうれしい。カジノなど無用。 

追記

「盧武鉉政権は庶民の血を吸う不道徳な政権」
 27日で「民心をつかむための100日大長征」の59日目を迎えた孫鶴圭(ソン・ハクキュ)前京畿道知事が、自身のホームページに掲載した文章で賭博ゲーム「海物語」をめぐる問題と関連し、「庶民たちを売って政権を奪取し、そのかわいそうな庶民たちの血を吸って国を滅ぼそうとする不道徳者は、懲らしめられるべきだ」としながら、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権を強く批判した。

 孫氏は「朴正熙(パク・チョンヒ)、全斗換(チョン・ドゥファン)の軍事独裁政権時代も財閥などはだまされたが、ここまで庶民たちを苦しめはしなかった」とし、「希望を失った庶民たちを賭博場に導き、最後の1滴まで血を吸い上げようとでもいうのか」と話した。

 続いて、「全国民を絶望のふちへと追いやっておきながら、それでも物足りず、今度は国が先頭に立って賭博を制度化し、国民を賭博のどん底へと陥れた」と主張した。

 戦時作戦統制権の単独行使問題についても、孫氏は「作統権を還収することが、まるで奪われた主権を回復することであるかのように国民をあおっている。盧武鉉政権が自主を掲げ、分裂と大衆煽動の政治を再び企てている」と非難した。

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/08/28/20060828000008.html

>全国民を絶望のふちへと追いやっておきながら、それでも物足りず、今度は国が先頭に立って賭博を制度化し、国民を賭博のどん底へと陥れた

・・・たしかに、賭博など国が先頭に立って制度化するものではありませんな。


偽装

2006-08-26 | news

朝日新聞朝刊から

偽装社会(1)2006年08月26日

 「偽装」という言葉がメディアをにぎわすのは、姉歯・元1級建築士による耐震強度の偽装構造計算以降である。直近では一流大企業の製造現場における偽装請負も次々暴露されている。その間、それ以前でも様々な名称で呼ばれる偽装行為が政・官・民のあらゆる分野で相次いでいる。

 政界では、日歯連の1億円不正献金にからむ平成研の政治資金報告書偽装による裏金作りや、最近では最大野党が解体の危機寸前にまで陥った偽装メール事件があった。

 企業については、雪印食品に始まる輸入食肉虚偽報告、三菱自動車のリコール隠し、三井物産の排ガスデータ改ざんなど法令報告書の偽装や、西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載、カネボウ、ライブドアなどの粉飾決算という会計報告の偽装が横行している。

 また、多くの国内産業で目立つ談合は入札偽装といえるが、結局は業界を弱体化させるにもかかわらず、消費者を欺き続けている。

 「民」の代表であるNPO団体なども偽装と無縁ではない。大学でも、早稲田大学を始め研究補助金の不正流用が頻発している。

 中でも、最も深刻なのが国、地方を問わず至る所で目立つ「官」の偽装だ。メディアも忘れ去ったかに見えた裏金問題は、岐阜県の驚くべき実態で再び脚光を浴び出している。

 今後相次ぐと懸念される自治体破綻(はたん)の先駆けとなる夕張市は、一時借入金という債務を隠した上に、職員の賞与を増額までしたが、財政再建団体となることで市民にツケを回そうとしている。官製談合という名の偽装入札も、道路公団や防衛施設庁で逮捕者を出した。

 この国には元々フェアという規範はなく、正義という徳目も失われ、底なしの「偽装社会」に成り果ててしまったようである。この国の品格はどこまで落ちていってしまうのだろうか?http://www.asahi.com/business/column/TKY200608260108.html 

次は最新の偽装記事 

ミツトヨ不正輸出、改ざんソフトで性能データ低く偽装2006年8月25日読売)

 大手精密測定機器メーカー「ミツトヨ」(川崎市)による外為法違反事件で、同社は、自社開発した数値改ざんソフトを使って、三次元測定機の性能を示す数値を低く見せ掛け、輸出規制に触れないよう偽装していたことが、警視庁公安部の調べでわかった。Click here to find out more!

 このソフトは、同社副会長の高辻乗雄(71)と、常務の筑後英世(66)の両容疑者が中心になって開発したとみられ、公安部は、同社が1995年以降、このソフトを使って不正輸出した三次元測定機は、約1万台に上る可能性があるとみて調べている。

 公安部によると、同社が2001年10月と11月にマレーシアに不正輸出した三次元測定機は、計測誤差が、製造直後の完成検査の際には、輸出規制に触れる数値になっていたにもかかわらず、輸出直前の書類には、実際より計測誤差が大きく書き換えられていた。

 これについて、公安部が複数の同社関係者から任意で事情を聞いた結果、同社では、三次元測定機を輸出する際、専用の改ざんソフトを使い、数値を実際の性能よりも低く見せ掛ける偽装が恒常的に行われていたことを突き止めた。

 同社では90年代初めごろから、バブル崩壊の影響で業績が急速に悪化。92年11月ごろ、有望な市場になる見通しがある中国を中心に、海外への輸出強化策が検討され始めた。

 しかし、中国への輸出は当時、対共産圏輸出統制委員会(COCOM)で規制されており、92年末の外為法関連政令の改正で、輸出規制対象製品が18種類から、精密測定機器を含む51種類に拡大されるなどし、同社も93年6月にイラン向けの三次元測定機の輸出が不許可になった。

 このため輸出規制に触れないよう改ざんソフトを開発して性能データを偽装する方針が決まったという。

 改ざんソフトは、三次元測定機が、物体をどのくらい正確に計測できるかなどの性能データを表示する際、実際の性能データを下回る数値で表示する仕組みで、遅くとも94年ごろに開発され、「COCOM」と名付けられた。

 このソフトを使った不正輸出が始まったのは95年ごろからとみられ、公安部では、輸出部門の責任者である海外営業本部長だった高辻容疑者や、輸出管理を担当していた筑後容疑者が、この方針決定やソフト開発の中心になっていたとみている。

 また、同社が95年以降に輸出した三次元測定機は約1万4000台に上っており、公安部では、このうち3000台超の性能を調べた結果、9割以上が輸出規制に触れることが判明。このため、公安部は少なくとも約1万台が性能データを偽装して輸出されていたとみている。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060825i305.htm?from=main3

コメント  次々に暴かれる偽装。姉歯氏の場合も簡単にばれる手口に驚いたが,この「ミツトヨ」のケースも驚く。戦略上重要な機械の輸出について,CIAの目を逃れられると考えていたようだから驚く。ボクシングのタイトルマッチなどみんなが見ている前での「偽装」だから,論外。こちらは,偽装もボクシングの一部,ということだろうか。

 

 

芳醇なマーラー

2006-08-25 | music

マゼール&VPO「マーラー7番」。1980年代はじめFMエアチェックして気に入り、CD発売されたとき購入したもの。例によってカーステレオで聴く(CDはスタジオ録音)。マゼールのマーラーは一般にはあまり話題にならないようだが、私は好き。ただし、私のもっているのは、1番、4番、7番、9&10番のみ。1番は気に入らなかったものの(ワルターがよい)、それ以外は名盤だと思っている。中でも気に入っているのが7番。これで私は満足なので、7番はこれ1枚のみ。マーラー7番はしばしば「怪奇」な曲といわれる。マゼール盤を聴く限り、どこが怪奇か全然わからない。ウィーンフィルに余裕があり、美しいマーラーを楽しむことができる。第4楽章「夜の歌」などすばらしい。最終楽章はたしかに「通俗的」な感じはするものの、全体をだいなしにするわけではない。FMで解説者の磯山さんが、「全体の構成がしっかりしているのはマゼールの力」、「先を急がず花をめでながら行う山登りのような、芳醇なマーラー」と形容していたことを思い出す。

なお、今朝のニュースによれば冥王星が惑星の座をすべり落ち、太陽系の惑星は8個となったとのこと。冥王星を守りたいというアメリカのごり押しを、ヨーロッパをはじめとする国々が排除した、ということか。

青いハンカチーフ:タッチの続編?

2006-08-23 | memo

 

本当にうれしそう。「ハンカチ王子」の人気とどまるところ知らず。そのままコピーは恐縮なのですが、佐藤記者の痛快日記を紹介。http://www4.diary.ne.jp/user/429793

2006/08/23 (水) あらら、もうわかっていた!!

あーあ、ハンカチはわかっていましたね。しらなかったw
ブランド名はGIUSEPPE FRASSON です。
追加・テレビ朝日がヤフオクで同じものを売っているとのことだった。
あーあ、せっかく突き止めたのに、がっくり。
 でもデパートががんがん仕入れるぞw
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b69373803

2006/08/23 (水) 斎藤投手のタオルハンカチがわかった!!

●昨日、テレビで斎藤投手が使っていたタオルハンカチを広げて見せた。その時にブランド名が浮き彫りにされていた。それは横文字だったが、一部読み取れた。
 ブランド名はイタリア人に多い名前だった。某マスコミが記事にする
ので、それまで封印です!!
●協栄ジムの金平会長がランダエタとの再戦の記者会見で、「100%
勝ちます」と言っていたが、これはどう見ても「八百長で勝ちますから」
としか聞こえない。・・・
 斎藤投手の兄もさわやかでいい。甲子園まであと一歩だったこの兄の思いがなければ、弟の活躍があったか。泣けるな。
 本当の家族愛と兄弟愛は、斎藤一家にあったということ。本物の家族愛、兄弟愛は美しいな。これだけでドラマになるな。TBS、協栄が作り上げた虚構は、やっぱ醜い。
 いい歌です
http://www2.asahi.com/koshien/88/info/song.html

コメント 

私も斉藤投手の兄に好感をもった。早稲田には行けなかったそうだが、がんばれ!<金平会長がランダエタとの再戦の記者会見で、「100%勝ちます」と言っていたが、これはどう見ても「八百長で勝ちますから」としか聞こえない>ー痛快。それはそうでしょう。亀田の劇的KO勝ち間違いなし!「栄冠は君に輝く」は名曲中の名曲(雲は湧き 光溢れて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ・・)。夏川りみが歌っている。「配信は8月末までの期間限定です」とのことです。駒大苫小牧の香田監督は胃の検査のため入院とのこと。 今回は「悪役」の役回りだったが、戦後のコメント等を読むと、好感のもてる監督、チームだった。堂々たるdefending champion。田中投手はプロ志望で、「どの球団もOK」というのも好感がもてる。じっくり大切に育ててくれそうな、北海道の球団か九州の球団がいいな。早実の監督もよし。好感がもてる。

追記:昨夜映画版「タッチ」をTVで見る。立川,西東京大会,主演の斉藤双子兄弟,最後に全力投球で三振ゲット・・・早実にかなり重なる。早実の方はさらに大きな舞台で優勝したわけだが。タッチの続編,スケールアップ現実版?


雲は湧き 光溢れて

2006-08-22 | mlb

早実初V!斎藤、決勝再試合も完投!球史に残る948球 (サンケイスポーツ) - goo ニュース

投手に迫力があり、駒大の方が少し有利かな、と思っていたが、逆の目が出た。早実の方を応援していたので、うれしい。斉藤、両試合とも最終回の投球は鮮やか。1戦目の最後の打者を打ち取った小さなフォークボールには驚いた。ストレートのようなフォークボールだ。

現在の駐日アメリカ大使トーマス・シーファー氏は、かつてテキサス・レンジャースの球団社長だったとのことで、大会のはじめ彼の観戦記事が新聞にでていた。興味深く大会を見ていたようだ(1回戦、野茂そっくりの投げ方をする投手がいて、それを指摘していたのが面白かった)。甲子園大会は学生野球としては、実質的に世界一の伝統と内容をもっているかもしれない。プロでは秋のワールドシリーズが世界最高だが、それ以外のジャンルでは夏の甲子園大会が世界最高。World High School Baseball Classic?

今夏最高のショットttp://www2.asahi.com/koshien/88/zenkoku/photo/date.html

現地発コラム「甲子園たより」もよしhttp://www2.asahi.com/koshien/88/special/tayori/index.html


浦和ー鹿島戦

2006-08-20 | soccer

巨人戦より高校野球、視聴率連日10%超え (日刊スポーツ) - goo ニュース

昨夜はチャンネル権が私にあり,TVのスイッチをつけたところ,巨人ー中日戦。数分見て「つまらない」と判断。チャンネルを変えたら,BSでサッカー「浦和ー鹿島戦」。それを最後まで見る。満員の鹿島スタジアム。数日前鹿島に行ってみようかと考え,ネットでチケットを調べたところ,「売り切れ」,鹿島行きを断念した一戦だ。スタジアムの緑が美しく,満員のサポーターの切れ目のない応援とあいまって,見栄えのする番組になっていた。どことなく貧相な巨人ー中日戦と大違い。試合は,鹿島が2点をさきにとり,浦和が小野の鮮やかなゴールなどで2点を奪い返し,2-2のドロー。見ていて面白いゲームだった。「古井戸組」と呼ばれているが,小野,柳沢の動きにはやはり切れがある。ポジションの問題があるかもしれないが,小野はいずれ代表チーム入りするのではないか。


自爆テロ風核実験

2006-08-19 | news

朝鮮日報の記事2編。

【ミサイル】米誌「テポドン2号発射は成功だった」 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/08/19/20060819000012.html

 米ワシントン・タイムズ紙の姉妹紙、『週刊インサイト』電子版最新号によると、米国の情報当局は北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン2号」の発射実験に失敗したとの評価を最近改めたという。同紙によると、最近米国の情報当局は、北朝鮮は米国の核攻撃に対抗するための指揮統制システムの実験をしたもので、実験に成功したことにより、北朝鮮は米国本土を攻撃できる2段式長距離ミサイルの能力を備えたと再評価した。

 同誌は「北朝鮮が米国とのあらゆる種類の戦争においても、2次攻撃としての核攻撃能力(報復攻撃能力)を備えるための政策を進めている。北朝鮮が米国の核攻撃に対抗できるシステムのテストと訓練を開始したようだ」と、米国の情報消息筋の発言を引用して報じた。

 また同誌は「情報消息筋によると、北朝鮮が米国の同盟国である韓国、日本を攻撃するのと同時に、核兵器を搭載したミサイルでハワイや米国本土西部を2次攻撃する内容の新たな政策を策定しようとしている」と報じた。

 同誌はまた、「北朝鮮はこの訓練の基本目標として、米国が攻撃しても約半数の核ミサイルは守れるという評価をしたものと米国はみている」と報じた。

 同誌は「北朝鮮がこのような実験を行える段階にまで達した状況において、米国は在韓米軍の兵力削減を引き続き進めるべきなのかをめぐり、関係当局内部で論争が起きている」と報じた。

米「北の核実験は極度の挑発的行動」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/08/19/20060819000003.html

 

 米国ABCテレビは18日、匿名で米国務省・国防省関係者らの話を引用、「北朝鮮が咸鏡北道吉州郡豊渓里で核実験準備をしている可能性がある」と報じた。

 同テレビは、「豊渓里で怪しい車両の動きや、地下核実験場と観測装備をつなぐのに使われる可能性のある大きなケーブルが積み下ろしされているのが目撃された」としている。また、「米情報機関は北朝鮮が本当に核実験する可能性があるとみている」とも伝えた。咸鏡北道吉州郡は去年5月にも山中のトンネルにセメントなどが搬入されているのが目撃され、核実験の疑いを呼んだ地域だ。

 これについて米ホワイトハウスはこの日、「北朝鮮の核実験は国際社会から世界的な非難を浴びる極度の挑発的行動となるだろう」と警告する論評を発表した。

 韓国政府当局者は、米ABCテレビが報道したケーブルの積み下ろしが事実であることを間接的に示唆した。この当局者は「現時点では核実験の動きが確認されていない」との前提、「(北朝鮮核実験について)論理的な可能性はあるとみている。鋭意注視している」と語った。

 政府の別の当局者は「韓米はあらゆる可能性を念頭に置き、有事の際の対策を話し合っている。現在の状況を軽く見ているわけではない」と述べた。イ・ジョンソク統一部長官は「ホワイトハウスの論評は核実験の可能性に対する警告だと考える」としている。

コメント

北朝鮮が、残る最後のカード「核実験」を行うポーズを見せているようだ。実質的な経済封鎖を受けて、国内の取りまとめも大変だろう。もう時間があまりないのかもしれない。野垂れ死によりも「積極策」でいきたい、どうしてもアメリカと「取引」したい、ということのようだ。

追記

読売新聞から(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060819-00000006-yom-int

北朝鮮、地下核実験準備?で住民に疎開令…韓国紙報道

 【ソウル=中村勇一郎】19日付の韓国紙・中央日報は関係者の話として、北朝鮮が7月、地下核実験を準備している可能性があると指摘されている咸鏡北道吉州郡の住民に対し、疎開令を出したと報じた。

 関係者は「地下核実験後、放射能漏れの可能性に備えたと推測される」と述べたという。

 同紙によると、核実験の準備中とみられるのは、吉州郡豊渓里の北部の山岳地帯。旧ソ連の支援で1958年に建設された核訓練センターがあり、北朝鮮は90年代末から、付近でトンネル工事をしてきたという。

 韓国政府消息筋も同紙に対し、北朝鮮の通信を傍受した結果、核実験の準備に着手したような動きがあったことを明らかにした。 

コメント: 何か自爆テロのような感じの「核実験」だ。