マケインのスピーチライター

2009-01-23 | news


ダウンロードしてあったオバマの就任演説を聴いた。

訴えたいことを率直に話していた。
大統領として決断しなくてはいけないときには、必ず異論に耳を傾けます、ということと奉仕を訴えたところが印象的だった。
ほとんどの人が好感をもっただろう。

スピーチライターが注目されている。
Jon Favreau - Jacob Silberberg/New York Times
まだ20代の青年Favreau君がオバマのメインライターであるとのこと。

天邪鬼の私は、マケインのスピーチライターに注目。
Mark Salter: McCain's Closest Aide | Newsweek Politics: Campaign ... 
http://www.newsweek.com/id/147768
こちらは年配。
「奥さんを除けばマケインに最も近い」人物で、年来の彼のアドバイザーでもあるそうだ。
オバマの場合もそうだが、スピーチは本人とライターの「合作」であるようだ。
他人が書いたものを丸読み、などということはない。
政治家の個人としての能力が問われるアメリカでは、丸読みなどという危険なことはできないということだろう。
(ブッシュはそれでも、丸読みに近かったかもしれない。
本人に格別何か主張したいことはなかったろう。
日本の指導者と同じ。)

さて、NYでの「ジョーク演説」(http://jp.youtube.com/watch?v=j82lhqiAF-M&feature=related)を最高級と絶賛している私としては、Salter氏に好意をもたざるをえない。
勝者のスピーチはどうしても単調になる。
幸か不幸か、マケインのスピーチはそうではない。
揶揄、自虐、賞賛、誠実、・・いろいろな色彩があり、すばらしい。