●〔1〕いしかわじゅん『秘密の手帖』角川書店 2002(2010.01.01読了)
○内容紹介
まあ、面白く読むことができました。他人のゴシップは面白いけど、いしかわじゅんはお友達に持ちたくないですね。
○景山民夫
○斎藤綾子
○内容紹介
幅広い交遊関係を持つ、いしかわじゅんが、各界の有名人のマル秘エピソードを綴った、あの連載が遂に単行本化! 北方謙三から山田詠美といった大御所作家さえまで、辛辣にそしてコミカルに描く痛快エッセイ集!!
まあ、面白く読むことができました。他人のゴシップは面白いけど、いしかわじゅんはお友達に持ちたくないですね。
○景山民夫
ところが、ぼくはそこで転倒し、商売ものの右腕を折ってしまったのだ。右腕の尺骨の骨折であった。(中略)
そこに、景山さんと、その妻がきていたのだ。彼女は、可愛いのに、まったくしょうも ないバカモノであった。彼女は、ぼくのギプスを見つけると喜んで駆け寄ってきて、一番 目立つ場所に、油性マジックで落書きをしたのだ。
〈マスかけない〉
そこには、墨痕鮮やかに、そう大書してあった。
ぼくはギプスが取れるまでの1か月、その落書きと共に過ごしたのだった。(pp.114~115)
○斎藤綾子
二村というのは、AV男優だ。監督もやっている。慶応幼稚舎から持ち上がりで医者のひとり息子の、日本でもっとも含み資産の多いAV男優だ。(p.242)