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《読書》見延典子『頼山陽』(中国新聞連載)

2007-05-15 05:17:33 | 読書
●〔番外〕見延典子『頼山陽』(中国新聞連載小説 2004.10.05~2007.04.25)
 毎日楽しみに読んでいました。
 頼山陽は江戸時代の学者で、広島出身で、「日本外史」を書いた人、ぐらいの知識しかありませんでしたが、この小説を読むことで、なるほどこんな人だったのかと、よくわかりました。
 「“江戸時代を生きた現代人”という勝手な解釈で“欲望の人山陽”のわがままで、憎めない生き方を書き続けた。」(見延典子「『頼山陽』連載を終えて」中国新聞2007.04.26付)ということですが、若き日の頼山陽はキャラクターとしてはあまり好きになれませんでした。晩年の頼山陽は味が出てきたように思えます。でも、ちょっとマザコンですね。
 なお、「頼山陽NHK大河ドラマ化推進期成同盟会」というのができているそうです。確かに面白いかも。
 それから、見延典子には『すっぽらぽんのぽん-頼山陽の母・梅〓八十四年の生涯-』南々社(2000)という作品もあります(未読)。

※画像は西村緋祿史による挿絵

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