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ボル中

~ボルダリング中毒~

惜しい。痛い。

2012-09-08 23:00:00 | 小川山
 ペンギンを連れて小川山へ。現地で打倒MNPの人達と合流。

 疲れ気味故にのんびり見学(ペンギンはいきなり昼寝)。

 打倒MNPの二人はやがて高度を上げてきた。

 まずは妹。



 惜っしい。 カチ持ち覚えればな・・・

 次はリーチのかかっているMっちゃん



 惜っっしい ×2 。 スローパーをカチ持ちするからな・・・

 私は久々のMNPを1撃で完登。その勢いで、テンペルタットル・初段へ。



 惜っっしい ×3。  外岩控えろって話だしな・・・

 もう期待できるのはペンギンしかいなくなった・・・。癒し系超呑気ボルダラーの本日初登場である。

 分岐右・4級をトライ。



 惜しくない。二、三回のトライで満足気なところがニクい。

 ダラダラと時間は流れ、最後は涙岩へ。ペンギンがホワイトティアーズの練習をする為だ。

 私以外の三人は、和やかにホワイトティアーズのセッションで盛り上がっている。

 その三人を視界から外す。

 以前手も足も出なかった〝涙涙・1級〟男のマシンガントライ。

 今日は出るじゃねーか、手も足も。

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               涙涙・1級


 痛い。特に二手目でつまんだ突起物ホールドはオススメ。

 薄暗い中一人でムキになった甲斐があったというものだ。

 18時に撤収。21時に須玉インターから高速に乗ったが、全く渋滞ナシ。

 最近は奥多摩通いで、汗だくボルダリングが続いていたので、小川山は快適だった。

 ペンギンの眠りも深かった。
 
 

 

 





お笑いボルダ-&ライン

2012-07-24 23:00:00 | 小川山
 泊まりで小川山へ。メンバーはM上と、初・外岩のE原

 初日は15時に到着。雨上がりらしく、岩は全て湿って変色していた。

 そのシケた空気の中、E原“筆スラブ・5級”に成功。お買い得な5級であるにしても、初の外岩ボルダリングで5級の完登。

 この良い流れは、天気まで良い方向に変えてくれるだろう・・・と思いきや大雨。

 余計な完登だった。

 ちなみにその後は深夜まで降り続いた・・・

 そして睡眠十分の二日目。

 午前中に乾いていそうな岩は、ヴィクター岩しかないに決まっている・・

 M上は3級ランジのリップが止まりそうなとこまでいって次回に持ち越し。E原はお笑いマントルを披露。

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           お笑いマントル

 お笑いタイムを無事終了し、弁当を食べながら今度は久々のスラックラインに挑戦。





 二歩目で落ちるE原は、モノの力を借りた方がいい。



 そんなワケなかった。

 やっとのことで一抜け。M上もすぐ続いた。

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 たかがこの長さを渡るのにもかなりの時間を費やした。


 かなり疲弊したが次はスパイヤー岩へ。身内のスラブトライを見守った。


         スパイヤー岩・5級スラブ完登

 ライトスパイヤーに明るい未来を見いだしたM上だったが、結局ホールド点検に徹したようだった。

 そしてE原もトリトン岩でカチホールドの点検。

 点検結果は、『痛い』そうだ。

 しかしどの岩も登るコンディションにはほど遠い・・・。

 玄関岩に頼るしかなかった。

 時間も17時に近づいていたが、乾いていることが嬉しい・・・

 玄関岩のクラックに手を突っ込んでみる。誰もやっていないし、相当厳しい課題であることは“パッと見”で分かる。

 

 連れの二人が『ふじもと』で焼き肉を食べることしか考えていないようだったので、18時前に撤収。

 E原の初・外岩ボルダリングの成果は、5級×2本

 悪いコンディションの中、上出来。ま、それはいいとして・・・

 同時に〝雨男〟にも就任した。

ホールド点検

2012-07-16 23:00:00 | 小川山
 北海道旅行の余韻に浸る間もなく、泊まりで小川山へ。

 初日は15時から瑞牆ボルダー。蓄積された疲労で案内するのがやっとだった。

 “百里眼”へ妹を連れて行く。瑞牆において貴重な、グレード超甘めランジ課題。

 だがランジする人というよりは、スタートホールドを点検する人に見えた(笑)。異常はなかったそうだ。

 次は桃岩へ。さっそくペンギンは“桃源右抜け・6級”を触る。

 マントル手前まで解決して終了。
 軽く見本をみせるはずの妹は、再びホールド点検になりそうだったが何とかクリア。

 瑞牆の厳しさを存分に伝え撤収。夕食は焼肉『ふじもと』へ。ペンギンは肉の柔らかさをじっくり点検。多めのご飯とキムチだけは私にくれた。


 二日目は久々の小川山。

 やはり今年もアブが発生しており、咬まれた女性は悲鳴を上げていた…

 穴社長のホールド点検後は“ホワイトティアーズ・4級”へ移動。ペンギンが呑気に挑む。

 中間での右の足上げが悪いようだ。

 妹に見本を見せてあげるように依頼。あっさり登ってくれると見せかけて・・・

   =ホールド点検に移行

   ・・・。

 昼食の為山荘まで戻り、その後は瞳岩へ。

 ここで妹は気合いの入った点検を実施!
 

           カンテとリップの点検!

 次回は点検のみにはならなそうだ。

 自分は久々にリピート。

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            神の瞳・初段


 その間ペンギンは昼寝を楽しんでいた。アブから守る為、携行品を駆使して全身をくるんだ。


             起きたペンギン

 ペンギンの背中を押し移動。


 昼間からモグラの様に寝ていたペンギンはスラブ課題“もぐら・6級”をあっさり完登。


             もぐら・6級


 続いて5級も成敗。


          筆スラブ・5級


 わずか2トライでの完登。ひたすら休んでいただけはある。

 17時30分を回ったので玄関岩を点検してから帰ることにした。

 ここで二人は6級課題の下部点検を無事に終了。


            下部点検中。

 出来れば上部までお願いしたかった。

 私は“スラブ・1級”を点検してみた。

 ちなみに登っている人を見たことがない。

 確かに上部はスラブだが、それはもうマントルを返した後の話。

 離陸する為に頭を使う。左はフィンガージャムで右は甘いリップ。キツい足あげの後は気合いの点検の連続。この岩のグレードは辛いと思う・・・


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           玄関岩スラブ・1級


 『ス、ス、スラブ?』であるにしても★★★課題。

 その後は素早く撤収。
 空腹のペンギンの頭の中には、焼いた肉しかないようだったので、昨日に続いて『ふじもと』へ。

 岩場では寝っ転がって過ごしたペンギン・・・焼肉屋では高いパフォーマンスを披露(笑)。運ばれてきた瞬間に、まず人の肉を目視点検するのは止めて欲しかった。

 渋滞もあり、『天女の湯』から三時間以上かかって0時20分に帰宅。

 身体の疲れを見事に繰り越した。

 

ミーハー&マニア

2012-05-14 22:00:00 | 小川山
 M上と小川山へ。8時50分に到着、快晴。



 まずはクジラ岩へ。相方が穴社員の解析をする中、穴社長を触ってみた。

 左足が上手く極らず二手目のポケットが届かないので、ハイステップを採用。

  ⇒ 足が滑って落下 
      &右手指三本の甲側血だらけ


 暫く見学が決定。エイハブだけ登って、相方の応援&野次に徹することにした。


          核心のガバカチ前


 午前中なのに『次来た時は出来そうですなぁ』と言い出したので、“プーシェ・3級”へ移動。

 M上はこの課題にボロ負けした過去がある・・・たが今日はそんな雰囲気はなさそうだ。そこで考察する・・・

~精神状態の比較~
Q、小川山に来た理由


①ボロ負けした時
  =ヒマだから何となく(笑)


②今回
  =岩が登りたくて



 その違いが生み出す効果は大きい。
 出だしから足を思いきって上げていくと、レイバックでのスメアリングが極る。


            プーシェ・3級

 快登。『もう今日は帰ってもいいですなぁ』と言うのを軽く流して昼食へ。

 食べたら即出発。この休憩の無さは“男の中の男”だった。まだお目にかかったことがない、親指岩上ボルダーを目指す。

 急斜面必須なアプローチに、私は“男の中の男”を返上。辛さを全面に出して登ることにした。ウザいことに相方は“男”を保ち、スマートに急登をこなしていた。

 辛さとウザさが入り乱れる中、無事に到着。



 スパッとクラックが入っているので、一目で分かった。



 この見栄えのするクラックのラインは3級。1級のシンクラックは心・技・体が揃わないと出来ない感じだった。
 “男”を返上したばかりの私は迷わず3級へ。下地もよく、格好良いラインだった。


          親指岩上ボルダー・3級


 登った後には絶景が待っていた。穴社長で傷だらけになった手指をねじ込んだ甲斐があった。

 暫く見とれた後は残置のロープを使って下降。


 次は葱岩に寄り道。
 玉葱中央・1級をトライしてみた。



 ボルダリングが嫌いになりかけたので、新たな岩を求めて移動。

 今度は黒豆岩へ。


              黒豆岩


 初めて見たのだが低い。いきなりリップに手が届く。

 その割には課題が1級×1、2級×2と中々敷居が高い。

 全くチョーク跡がなく、上部は苔だらけ。まずは黒豆・1級から解析を始めた。

 “やってみないと分からない”という言葉が相応しい課題。マントルを返しかけてはずり落ちるを繰り返した・・・

 いざとなったら腹のフリクションも使う気で挑むと完登出来た。


              黒豆・1級

 地味だが出だしから厳しく、身体にかかる負荷は高い。

 他の2級課題×2も中々厳しい。特に左側は1日の最後にやるものじゃない。


     黒豆岩・2級マントル課題×2


 これにて本日の修行を終了。雨男M上と来た割には、終始天候に恵まれた。

 午前中は平日でも賑わう超人気岩“クジラ岩”
 午後はチョーク跡すら見当たらない“親指岩上ボルダー”“玉葱岩”“黒豆岩”。

 ミーハー&マニアな1日だった。

Sensitive to the situation

2012-05-05 22:00:00 | 小川山
 最終日は予定通り終日小川山ボルダー。

 4人して昨日の金峰山登山の影響を全身に感じながらクジラ岩へ。

 Mっちゃんエイハブ船長に落とし前をつける為である。



     = 敗退

 リップがまだしっくりこないらしい。そうこうしているとエイハブラインは大繁盛。

 なので見向きもされない〝ダイレクトフィン・3級〟で身体を温めることにした。オンサイトするつもりで挑む。

 = 5回ほど跳ね返された。

 使って良いホールドを勘違いしていたせいもあるが、中々このマントル課題はアツい。

 そして人だかりに飽きた人達がこちらに流れて盛り上がってきた!フィン・6級は元々人気だが、この3級のセッションはあまり見られるものじゃない。

 Mっちゃん考案の右ヒールムーヴを採用すると、スムーズにトップアウト出来た。

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       ダイレクトフィン・3級

 妹&Mも無事クリア。移動して振り返ると、いつもの閑古鳥状態へ戻っていた。

 お次はペンギンの出番。トリトン岩で早々に6級をクリアしてはずみをつけた・・・

  

 と言いたいが定番の「登ったけど降りられない」になってしまった。

 ペンギンが恐怖を感じる前に救出するのが重要である。せっかくボルダラーらしくなってきたのに、また昼寝職人に戻ってしまう。

 私が岩と木の間にチムニーをかまし、意図的にずり落ちてくるペンギンを膝で(安全に)キャッチ。分厚く重ねられたマットに降ろし、救出作業は完了した。

 降りられなくなるのも慣れたペンギンはすかさず隣の5級にトライ。下地がよい岩では強い。

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         トリトン岩 5級

 マントリングでやや必死感が漂うものの、デッドは見事。指皮が強いペンギンの手は花崗岩向きだ。

 団体行動を意識して、次はすぐ近くの〝シャーク・1級〟へ。

 自己流のムーヴで解決。3トライ目・・・

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            シャーク・1級

 妹&Mは離陸に失敗。ここで昼食。




 午後イチも空気を読んで、妹の今日のメイン「ヴィクター岩」へ。


 ペンギンはさっそくお昼寝。



 近くでカナヘビもお昼寝している。穏やかな陽気だ。



 このまったりムードの中、一人でガツガツ飛んでる人がいた。



 眠かったがあまりに妹がガツガツ飛んでいるのでスポット。

 女子でこのランジを止めてるのを見たことがなかったが・・・


    ヴィクターランジ・3級 ver女子

 皆眠気に襲われている中、一人ガツガツ飛んだのは無駄ではなかった。

 女子でこの課題のクリアはレアだと思う。手放しで褒めたいところだが、リップだけではなく左で奧の割れ目をとってマントルを返した。我が家では使わないことになっている(笑)

 よって「チキンハート」に認定させていただきました。


 興奮と眠気が渦巻く中、次は手頃なグレードが揃うエリアということで八幡沢上部ボルダーを探しに行った。

 
                福嶋ボルダー


 福嶋ボルダーはすぐ見つかった。ただこれは初段のラインしかない。

 空気を読んでさらに上部を目指す。

  = 撤退



 ガレ場の急登と化し、危険を感じた。ロクスノの案内図では我々は辿り着けなかった。沢沿いに登っていくのではないのかもしれない・・・

 
 さて、引き続き空気を読む。一番登りたそうなのはペンギンだ。下地が良く、4~5級があるといったらコレ。


                扇  岩

 この下地は素晴らしい。ペンギン大満足。

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           左うちわ・5級

 絶好調。次は自己最高グレードタイに挑戦。さすがに簡単にはいかない。

 空気を読んで、さり気なくムーヴを提案。蛇腹状の岩肌を上手く活用できた時・・・

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             蛇腹・4級

 小川山でも4級クライマーだと証明。

 ペンギンのレストタイムを活かして、この岩最難の2級にトライ。空気を読んで早々にクリア。

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             扇子・2級

 最後は妹&Mっちゃんが、「河の辺で」 を練習しているといつの間にか18:40。

 

 強制終了となり急いで引き揚げた。

 帰りは大月から30㎞の渋滞が23時になっても解けない為、道志みちで迂回してそのまま実家へ。0:50に着。

 空気を読みまくった一日だった。