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ボル中

~ボルダリング中毒~

寝んねのおかげ。

2014-10-28 23:00:00 | 小川山

 グッスリ寝てベストコンディションでいきたい二日目。


 5:50・・子ペンギンに叩き起こされる。朝からフルスロットルなので、朝風呂に連れていった。

    お願いだから、その熱い血をお鎮め下さいまし!



 午前は小川山へ。快晴にもほどがある!





 ペンギンに外岩を思い出してもらう為に、ファンタジー岩へ行った。





 貸しきり状態であったが、問題は子ペンギン。



 だが彼は“ 午前の寝んね ” を果たしてくれた。久々の二人で外岩である。









 私はあくまでペンギンの補佐。一回だけモルヒネをフラッシュトライしたものの、リップを押さえて力尽きた・・・

    筋トレが足りんな・・・


 ペンギンは自分一人でムーヴを解析。口を出すと怒るので、黙して補佐(笑)



 ただ一つ!つま先の一点で立つというよりは、つま先全体を潰す様にすると立てるアルヨ・・とだけ言ってみた。



 そしたらスメアリングを思い出したらしく、すぐ完登。







 しばらく適当にペンギンが登り漁っていると、子ペンギンが目を覚まし号泣。


 撤収し、ナナーズ経由で瑞牆へ。離乳食でお困りの方々はナナーズで買い物し、レンジとお湯を有効に活用するのが賢明かと思われる。



 昨日とは変わって本当に雲ひとつない瑞牆。











 ひとしきり紅葉を堪能すると、昨日に続いて再度「花畑」岩周辺へ。



 幸い子ペンギンも深い眠りについて下さった。寝袋にくるんであげよう(笑)








 花畑の正面に綺麗なスラブがある。こんな綺麗なスラブがあるのにスルーするのは、敵前逃亡といっていい。



 ペンギンが真剣にトライ。最高補佐官である私であっても、相変わらずアドバイスは受けつけてもらえない。二年ぶりとは思えないモチベーションの高さである。



 おそらく私よりバラして短時間解決!







 私はその右隣のさらに高いスラブにトライ。


 
 オンサイトするわ。 そう宣言してから落ちる事10数回。マシンガントライの末完登。








 右カンテのピンチ持ちからスタート。左カンテからのシットだと変態度高し。



 ホールドに乏しく、瑞牆門エリアの1級スラブより苦戦した・・・



 初日に子ペンギンにスラブの指導を受けられたのがよかったんだな、きっと(笑)







 その後はペンギンが易しそうな課題をオンサイト。






 そして私はこのエリアで一番見栄えのする岩に取りつく。






 マントルを返すには、作戦・勇気・ 掃除 が必要。



 1歳連れの家族旅行の割には登る事が出来た。大満足で帰路に着く。“ 子ペンギン、岩場で寝んね ” のおかげである。



 寝袋、ヒーター、お菓子・・重かろうが、かさばろうが何でも持っていこう。だから・・





 次回も寝てくれんかね?




 



 















午後から空回り。

2014-08-11 23:50:24 | 小川山


 ペンギン&子ペンギンを実家に送り届けたのが10時前。



 幼馴染と家族ぐるみで会うらしく、平たく言えば私は『用無し』である。出かけるチャンスとも言える。




 ただ本日に限って言えば、台風が過ぎ去ったばかり。今年は『台風一過で晴天の法則』が崩れ去っているので、天気も信用できない。




 迷った挙句に小川山へ!



 13時過ぎに到着。もう乾いているはず・・・と見せかけて“マラ岩下ボルダー”壊滅状態。

    ここまで登るのキツいんスけどね・・・




 大きな移動もなんだから、キューブ岩へ。湿ってるけど“縦ダイク”ならなんとかなるだろう。







 ならないね。 左の1本指とか絶対違う気がします(笑)




 上の方に行けば乾いているだろう。雨月岩なら・・・




 予想に反して豪快に湿ってるけど“雨月”なら・・・。雨月ならなんとかなるだろう。









 ならないね。 


  誰もいねーし、小川山に出発したことが“違う”気がしてきました(笑)




 収穫と言えば、虫に刺されなかったことぐらいか。 悪くない。




 
 こんな空回りのオヤジ(私)とは違い、子ペンギンは昨日フル回転したようだ。








 ペンギン(嫁)は、何をやらせてるんスかね・・






 

 マラリスト。

2014-06-21 21:00:10 | 小川山


 本日はマラリスト。 正確にはマラ岩下ボルダリスト。


 「3週間に1度の外岩」という、貴重な時間を費やすに値する素晴らしい岩である。

   誰もやってないけど。



 この岩にも私の中の“不可能1級シリーズ”があるのだが、ロジャーさんとなら攻略出来るかもしれない・・・


 二人で見上げる・・・




 「一撃出来そうだな~」 by Roger


 「・・・」



 だが結局二人ともこの強烈なガストンに連敗・・・






 よってRogerさんが目をつけていた、右抜けのプロジェクトにシレッとシフト。



 止まるわけなさそうな右カチも、ムーヴを変えたらあっさり止まった。




 まずは 師範代 がテーピングを外して完登。





 直後に 見習い もテーピングを外して完投。





 このラインはおそらく1級。ムーヴが詰まった素晴らしいラインである。黒本にのってる1級のラインは、強烈ガストンムーヴだと二段以上に感じる。



 その後はマイナー課題を見て回るも、雨の影響は少なくなかった。



             ベレンコ中尉



 師範代は元気に“緑の河”とか“ヴィクターカンテ”とかを追い詰めてましたけどね。



 参考:岩が濡れている ≠ 岩がヌメる


 “岩が濡れている”とは雨や霧などで、触ると手の色が変わる位、岩の表面ないし内部に水分を溜めている状態


 “岩がヌメる”とは、普通の人(例;私)が見たらどう見ても乾いているのにかかわらず、登れなかった時の保険として周囲に向かって聞こえるように発する言語。( 同義語:僕多汗症 )



 『 ガンバ、カモン、イエ~! 』


 『 ヌメッたァァ~!!(ドスッ)』


 『 ハァァ・・・( それならしょうがない・・ ) 』



 ムムム・・・ 微妙ですぞこの展開!




 まぁ、汗かかないスポーツなんてないんだから、堂々とヌメヌメすればいいじゃないの。



 でもあんまりデカい声で 『ウオーリャー!ヌメッたー!』 聞かされても反応に困るので・・・




 パントマイムがオススメ。




 

スイッチ。

2014-05-31 23:00:00 | 小川山


 金土日と連休。毎度のことだが、 スイッチの切り替え が必要。



 まずは初日の金曜。記念日でも何でもないが、可愛い妻と子に綺麗な景色をプレゼントする。

    翌日小川山に行く為の布石ではありません 









 富士山の麓の遊園地 「ぐりんぱ」 である。



 珍しくウチの若様もおとなしく着帽し、専用車にお乗りになられた。





 特別な何かをしていなくても、若様を見ているだけで幸せにつつまれる・・・そんな初日である。



 二日目5時起床。 スイッチを切り替える。


 変人として、小川山に繰り出すのだ。



 現地ではさらなる変人( m(__)m )の ロジャーさん が待っていた。モルボル(初段)でアップし、左下からモルボル上部へ繋げるプロジェクトを完成させてしまった!(モルヒネ・初段)



 次は瞳岩へ。 ロジャーさんが 神の瞳 を短時間で登る間に、私は “ 飛沫 ” をチェック。



 ガバを使ってスタートすると聞いたので、その下からガバに繋げて一撃。







 ただ・・・これだと1~2級である。



 二人してガバはナシだということで一致。 ここから死闘が始まった。



 その我等の死闘に世界的アルパインクライマーさんまで参加してきた(驚)


 何か勘違いしちまうぜ!



 何か強くなってしまった気がする(笑)のはマイナスだったが、真剣にトライを続けた。ちなみにクリアする気満々である。






 左はカチ、右は一本指ポケットで地ジャン気味にフワッと離陸。



 


 悪いホールドで耐え、足を上げマントルへ。







 全員敗退。 あーでも何か勘違い継続!(笑)



 次は、不可能な1級の疑いがある〝 時間旅行 〟へ。



 ロジャーさんなら、『 ただの1級 』にしてくれるかもしれない。 2012年に結構トライしたが、私では無理だった。危険な落ち方も余儀なくされた。


 岩に到着。 何か隣で声がする・・・



 『 登れそうな気がするな~ 』 by Roger



 コ、コ、心強い!  スゲー過酷ですけどね・・・



 二人してトライするも、やはり跳ね返される。本当に手強いのだ。


 だが、三人寄れば文殊の知恵。  二人だけど。


 ロジャーさんはキーホールドとなる凹みを発見。 私は一手目をカチに変更。
  

 事態は好転。 ロジャーさんがとうとうダイク上のガバを捉えた。


 完登こそならなかったものの、それを見た私にスイッチが入った。



 絶対登れるぜ! ウッヒョ~!



 ブラシとスリングをポケットにねじ込み岩上にダッシュ。スリングで確保を取りつつ、ノリノリでブラッシング。


 『 絶対登れますって!ロジャーさん! イーッヒッヒッヒ・・・  』



 危ない体勢でありながら、半笑い( 登れるゥゥ~ イーッヒッヒッヒ・・ ) でブラッシングする私。


 ロジャーさんもさすがに不気味であっただろう。



 滅多にないが、スイッチが入った。疲労も指皮の痛みも吹っ飛んだ。磨いた後、即完登。



        時 間 旅 行 ・ 1級



 これぞ脳内スイッチオン。もしくは、回路切断(笑)


 ムーヴもへったくれもない。登りたいから這いあがった・・そんな感じである。



 ロジャーさんは正気のまま完登した。



      時 間 旅 行 by Roger



 ただ、ロジャーさんは完登後にスイッチが入ったようだった。しかもマラ岩下ボルダーを見てさらに元気になってしまっていた。

   スイマセン・・・あの、僕はもう指皮が・・・



 勝利の下山。二人して半笑いだったに違いない。



 そして連休最終日の三日目・・・起床と同時に掃除洗濯、離乳食補助 etc・・・



 やはり重要なのは、スイッチの切り替えだな。




ガーーン・・

2014-05-18 23:00:00 | 小川山

 二日目はこれまた久々の小川山ボルダー。日頃のトレーニングの成果を出しにやってきたワケではない。



 トレーニングする為に来たのだ。



 でも一応成果を求めて(笑)、ファンタジー岩へ。ここで、本日はルートを攻めに来た ロジャーさん が二時間だけ合流してくれた。


 私とE原の目標は、5トライ以内でモルボル完登。


 去年の秋…左手の指皮をいきなり削り取られ、一日を台無しにされたモルボル。


 5トライ以内と言いながら、1~2撃を狙った。


 結果は5トライ目(笑) 何かむず痒いッス!



</object>
          モルボル・初段



 一息ついて、周囲を見渡す。



 E原疲労感と悲壮感 を漂わせている。特に下を向くと顔に影が出来て、マンガでありがちな 「ガーーン・・」 みたいな顔になっている。

        元々だけど。



 モルボル3手目に行く途中で、ずれた眼鏡をかけ直そうとした時はうざかったな・・・





 罵声を浴びせかけた私なんかと違って、駆けつけてくれた優しい方がいらっしゃいました。m(__)m



 モルボルを一撃したロジャーさんはますます絶好調。さらに2回リピートするばかりでなく、トラバースから繋げる二段を解析。・・訂正、マシンガントライ(笑)

         指皮平気なのかなーっ!



 11時を過ぎた辺りで移動決定。ロジャーさんは既にお仲間が待っているクラックルートまで。我等は山荘のカレーライスまで。



 途中に “目薬パチパチ・1級” があるのでロジャーさんに説明すると・・・「得意系」とのこと。



 オンサイトこそならなかったものの、2撃。 ((((゜д゜;))))


 さらに連続して2回リピート! ((((゜д゜;))))ガーーン



 モルボル、メグパチ共に3回完登(凄)


 さらに夕方モルボルを2回リピートしたそうです。モルボル5回・・・記録だと思うんですがね・・・ていうか怖い!






 ちなみにその時・・・狸岩付近の地面が焦げており、燃え広がっている最中だった。岩からたったの2m。 ガーーン!


 ロジャーさんとE原が水を所持していた為、消火完了。

   持っていなかったら、ズボンのチャックを下げて・・・


 この日の午前、狸岩傍で喫煙した者に対するコメントは以下の通り


① どう見ても下は葉っぱの絨毯だし・・

    灰を落とせば燃えちゃうんじゃないのォ!

② 毒煙を吸引・散布したい時は、人や岩から・・

    十分離れて散布した方がいいんじゃないのォ!

③ 携帯灰皿をなけなしの金で・・

    購入した方がいいんじゃないのォ!


 以上。 (^。^)y-.。o○。 

    あ、レッドブル飲んで灰皿にするのもダメよ、小僧!






 カレーライスの後は遠出。“理事長ボルダー” を目指す。



 指皮が岩肌を完全拒否していたが、我慢してやっていると痛くなくなってきた。



 これはマイ・・いやE原も同じことを言っている。



 「二日目だし指皮終わってる」という言い訳がお互いに通じなくなってしまった。


 でも左前腕が悲鳴をあげているのも確か。何しろ運動不足のボルダリング不足である。



 すぐ傍の川でアイシングしてみた。


 悲鳴が治まった。

   その言い訳もダメか!



 言い訳を考えるより登る方が楽なので、登れるまでしつこく取りついてやった。



</object>
          穴理事長・初段



 ちなみに私は登るのは大したことありませんが・・・


 落ちるのはセンス抜群です。



 周囲を見渡す。Micha・・イヤE原が下を向いている。

      (※) 顔中に影を作り 「ガーーン」 みたいになっている。



 サブウェイに移動。E原が解析に勤しむ。(※)を繰り返す



 17:30に撤収。 そりゃもう、いいトレーニングになった。



 ペンギンに土産を買わねばならない。そのパン屋は確か19時まで開いているはず。


 店前に到着。・・・暗い。張り紙がある。



 『本日はウルトラマラソン開催の関係で、17:30に閉店します』



  ガァァーーン・・・  ペンギン様お許しを~!