最高の環境でボルダリングとトレランをしたい。最近S口と会議を続けていた。
となれば思い付くのはただ1つ。安達太良しかない。1年ぶりに叶った。
ありがとうペンギン。
アクセス的に日帰りは厳しいので、二本松市内に前日泊。22時にチェックインし、夜食にラーメンで(笑)コンディションを整えた。
8:45 登山開始。
1日中快晴に恵まれた。気温が高すぎるせいなのか、紅葉はまだ始まっていなかった。
まずはエリアの玄関と言ってもいいスイカ岩の上へ。
岩に触れるのが数年ぶりのS口。“スイカ・4級”を命懸けでクリア。
「今日の半分は終わった」というセリフを聞き流し移動。
本当に一日の半分を終えた顔で移動するS口
スタートからランジで一気にリップ下のガバを取る、という妄想を抱いて“普通の人岩”にやってきた。
実物は被っており、三年位かかりそうなので却下。
だから1手目を使えばいい。ランジしなくても出来そうだけどランジ。
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普通の人 verランジ
安達太良はロケーションが良すぎて、大胆なムーヴが生まれがち(笑)
次はハイボールのスラブへ。遠くからでも目立つ。高過ぎて後退りしたくなる。
最初の本気トライでリップを止め損ねた。
もっと手前で落ちたかったッス。
空中から見えたマットが小さかった。
恐怖課題には違いないが、リップタッチからの落下&着地を決めているので、怖がる理由は多分ない(笑)。無事に登りきった。
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スラブ課題・2級
このサイズでありながら核心がリップ付近で、指皮の消耗まで激しいとは挑戦的な課題である。
その後は「石の人」の岩を目指したが、草木が昨年に比べて異常に成長しており接近不能・・・今年の異常気象のせいなのか・・・
ちなみに“寒くなるだろう”と持ってきた長袖やタイツ、ダウンベスト等は一切必要なかった。
次はトレラン。 サクッと岩から離れるあたり!これが大人の余裕だぜ。
右上に映る胎内岩。その上を疾走してやるのだ。
最高に格好良い胎内岩の上は最高の景色!・・と見せかけて超藪こぎ(笑)。
いぶし銀の登山道である。
やがて快適な稜線が現れる。短パン勝負のS口の悲鳴もここまでである。
美味い炭酸が飲める、と思った小屋が「緊急避難小屋」だった事以外は全てが理想的な空間。
胎内岩を駆け下り、振り返るとこの景色。
「また来る」と約束しないわけにはいかない。もちろんペンギンには無断での約束である。
極上の河で一休みして駐車場へ。
途中でさらに寄り道。「疲れてなんかねーぜ」と自分に言い聞かせながら、トラバース課題を眺める。左端から右端を目指すも・・・
やっぱ年だぜ。
子ペンギン可愛さに急降下中の外岩モチベーションが、少しだけ上がった1日。
23時30分に帰宅すると、子ペンギンはオヤスミ中。
「爽やかにウンチが出ますように」と、お腹を優しくマッサージしてあげてから就寝した。
そのささやかな私の思い・・・
3:50 ブリブリッと叶った。