ボル中

~ボルダリング中毒~

雪のち晴の昇仙峡へ。

2013-02-27 21:30:00 | 昇仙峡


 今日の昇仙峡は天気予報によると、朝方まで雪で午前中は雨。そして暖かくなり午後から快晴らしい。


 行ってみた。 11時に到着。2℃。 ・・・。


 2℃くらいの気温はなんて事ないが、12:30頃まで続いた小雨のせいで岩はどれもびしょ濡れ。昇仙峡レイバックは諦めるしかなかった。


 出来そうな岩と言えば、この前敗退した(凶悪な)スラブ課題。それでも全てのホールドが湿っていたので、雑巾で吸い取る等した。気温は高くなってきたが、こういう時に限って無風。乾きが遅い。


 この岩の写真は、昇仙峡通いの先輩方達のブログに載っている。とっくに登られているはずだ。 


 だが過酷です、この課題。


 1級ぐらいって世の中厳しいものです・・・ ムーヴが悪いんだな俺は。


 やめて欲しいのは、指の皮がチョイチョイ抉れること。かといってテーピングで保護すると滑るわで、もう過酷。


 特にカンテが指を抉ってくれるので、レイバックなムーヴは不採用。右膝を使いそこから立ちこむことに。


 立ちこむのはいいが動けない。動いたらどうせ汁気たっぷりの岩が『ジャリジャリ』とかはじけて、斜面の下地に叩き落とされる。


 なので立ちこむと同時に、デッド一発。


</object>


 難しかった。そして痛かった。具志頭より痛い・・・





 すぐ隣にクラックが斜めに走る素晴らしい岩があるが、クラック内が濡れ過ぎなので自粛。どうせ『じゃりじゃり』とか砕けて、叩き落とされる。


 早目に下山。この険しいアプローチ(特に斜度)にも慣れてきた気がする。


 途中で登山道ボルダーに寄り道。

 一撃をかけて〝パスウェイ・初段〟の再登に臨んだ。





 落下。右足が『ジャリジャリ』っと外れた。おかげで右手も『ジャリジャリ』っと摩り下ろした。



 午後は本当に良い天気だった。高速道路から富士山もよく見えた。





 だがトライ中はほとんど日陰だった。




氷点下のレイバック

2013-02-22 22:00:00 | 昇仙峡


 今日は朝から快晴。甲府市も例外じゃない。



  途中の絶景ポイントから (まだ気分上々)


 そんな中、9:30に昇仙峡の駐車場に到着。


 晴れ。そして・・・ -2℃(気分低迷)


 目当ての岩は山奥。涙目で登山開始。


 着くと極寒だった。駐車場より2℃位下がった気がする・・・


 前回クタクタで挑みながら追い詰めた〝昇仙峡レイバック〟今日はあっという間に登るつもりでやってきた。


 


 全然出来ない・・・ていうか寒い。


 つららを見ながら氷点下でレイバック。出来るか!


 この岩、特にこっちの面は日当たりが控えめに設定されている。寒すぎると指皮が硬くなり滑ると言ってるのに。 まぁ、登れないのは弱いからなんですがね・・・。


 何でこんな良い天気の日に、氷点下の日陰の中で岩に横向きにしがみつかなければならなかったのか!


 スラブをやりましょう。近くにスラブがあるのは勉強済み。





 アンタもレイバックか!

 
カンテしかマトモなホールドがなく、離陸もキツい・・・。


 違うムーヴを喰らわす。凄まじい動きを思いついた。





 ダメか。なんてこった! これ1級すか・・・



 いやぁ、昇仙峡。 二週連続ボロ負けです。





再挑戦決定。

2013-02-14 23:00:00 | 昇仙峡

 5時起きで昇仙峡へ。

 沖縄以来のボルダリングである。


 8時到着、曇で気温は0℃。


 (予報と違う・・・)

 

 ひと寝してから登山道ボルダーへ。

 フォーティエイト・二/三段を触ってみた。



           スタートホールド・・・


 そう簡単には持てない作り&極悪フットホールド m(__)m


 指皮が抉られるように無くなっていく上に、身体の消耗も早くキツい課題。





 一手目は止まるが、14時になっても二手目は止められなかった。





 珍しく諦めて登山を開始。昇仙峡レイバック・初/二段の前へやってきた。


 だがこのアプローチ。


 キツ過ぎた。疲労困憊でレイバックやれったって無理な相談である。





 何とか離陸。寒い。


 やはり下と違って上まで登ってくると寒かった。地面に雪も残っている。


 好感触を掴んだところで本日は店じまい。





 下る体力も考慮しなければならない。


 満身創痍で無事に下山し駐車場へ。

 久々に成果ナシで帰路につくことになった。ムゥ・・・



 昇仙峡ボルダー様、来週までお待ちを。 




岩のない休日。

2013-02-11 23:00:00 | 独り言
 珍しく好天続きの三連休だった。


 私の過ごし方は・・


 マタニティーウォーク in横浜!

 


          いい景色じゃねえか横浜


 運転手兼付き人としてペンギン様に雇って頂いた。

 
岩場でウォーク in 昇仙峡とかにしたかったが、いかんせん寒すぎる。ペンギンが凍ってしまう。


 大桟橋駐車場に止めてスタート。





 城ヶ崎なんか晴れていらっしゃったんでしょうなぁ・・


 大桟橋には木製のスラブがある。

 



 立ち入り禁止なのが惜しまれる。


 目的は不透明ながら〝アカレンガの館〟へ向かう。




 館の中は凄い人。人といったら人。半数は何をしていいか分からないまま来ているはずだ。


 次は山下公園へ。バテ気味のペンギンをカフェへ連行した。


 つーか、昇仙峡なんかもベストコンディションでしょうなぁ・・・


 ペンギンはお洒落な街を散歩出来て満足げ。後は帰りの車の中で爆睡するだけだ。


 いくら散歩メインでも、ボルダリングの要素をにするワケにはいかない。カモシカスポーツへしっかり立ち寄った。



      ORGANICのチョークバッグを入手。


 後は二階の閲覧コーナーで過去の“ROCK&SNOW”から城ヶ崎の情報をチェック。我ながらスキがない。


 イッカクのトポを発見。サ,サーティーン・・・全てフィンガー?!


 未踏のバンブー北の磯。アクセスは・・・ミ,民家!? 懸垂!?

 ハーネス付けてロープを挟んだマットを背負った状態で、民家をすり抜ける為に気配を消し(消せるか!)支点を作り下降。第二関節までしか入らない割れ目で指を酷使した挙句、惜しくもないという結果を飲みこんで帰りはグリグリとプルージックで登り返し・・・(妄想)

 ・・・。 マタニティウォーク >>> イッカク


 鬼火SDも挑戦してみたい。吉田和正さんが最近解決した

 “男の中の男”(特に下地が)な課題。


 立ちスタートなら私も昨年成功。



    スタート姿勢からこの一手が強烈。男。

 1人でやるには中々危険であり“男”を体験出来る。


 これをSD・・・。あの右手ピンチを止めても、そこから動ける気がしない。(妄想)


 吉田さん凄すぎます。


 このように、登りに行けてないと・・・


 妄想が進む。




雪辱戦・最終日。

2013-02-03 23:00:00 | 具志頭

 沖縄最終日。ペンギンの希望どおり、朝はホテルでのんびり過ごした。食欲旺盛なペンギンは豪華な朝食バイキングでベストを尽くした。


 まだ私はやり残したことがある。


 ペンギンは三時間も具志頭で闘う時間をくれた。
 いや、下さった。12~15時までの三時間である。ペンギンはその間1人でドライブへ。


 エリアは無人だった。一番燃えるパターンである。まずは触ってみたかったザ・ルーフの岩へ。


</object>
         ひらたけ限定ver・1級


 すぐ登れた。遠い1手が最高に楽しい。


 そしていよいよ因縁の“なんだわけ?”に挑む。


 やはり簡単にはいかない。上部のホールドが未知だし、ハングの越え方がまだ未解決だった。


 4手目の一本指ポケットの保持がハング越えのポイントだった。無理矢理指2本を捩じ込んでみたら、これが成功。キツいが左手が離せた・・・触ったことのない左上部の凹みを捉えた。


 後は掴めそうなホールドを探しながら夢中で這い上がった。


</object>
          なんだわけ?・1級



 前回来沖した時も合わせれば、40トライはした気がする。何も知らずに挑んだ課題だが、過酷な1級には違いない。

 クライムダウンも楽じゃない(笑)




 指皮も腕も出し切った感があったが、まだ時間がちょっとあった。


 では、もう1つ。


 ミチゾウカンテという、ドッ被りの1級に惹かれた・・・登れたら幸福度が上がりそうな課題だ。





 中々のハイボール。まずは下地の整備。割れた瓶の破片が散らばっていた。


 『どうやって降りるのかは、登った者のみぞ知る』 みたいな感じである。これは登るしかない。


 細長のポケットを上手く保持すれば難しくない。


 後はメンタル勝負。


</object>
          ミチゾウカンテ・1級


 安全に落ちる事を優先。そうすると上部はキャンパ気味になった。ホールドが欠ける想定もしなくてはならなかったので、ヒールは自粛。


 そしてここから第二の核心が始まった。





 私が腰に巻いていたのは、ベルトではなくスリング。

 それをピナクルに引っ掛けて、最悪の場合それにすがって降りようとした。


 だが飛び降りれる高さまでクライムダウン出来た。



        体感5級のクライムダウン


 無事着地し肩で息をしていると、ペンギンがノコノコやってきた。終了のお知らせである。


 ちなみに・・・

 <ひらたけ限定>
  ・オンサイト  無傷・無痛
  ・人体に優しいホールドにつきテーピング不要
  ・完全なるルーフが素敵

 <ミチゾウカンテ>
  ・二撃(ほぼオンサイト) 手のひらに細かい傷・ほぼ無痛
  ・ポケットがチョイ痛なので、そこだけテーピング
  ・ドッ被りのハイボールが素敵

 <なんだわけ?>
  ・40~50トライ。延べ三日、計5~6時間
  ・指皮超消耗 テーピング必須(しても痛い)
  ・油断すると頭を打つ 身体中を酷使する
  ・よく見ると、低いクセに被ってやがる

 と同じ1級でも、幅がございました。m(__)m


 結局最終日はプチ爆発に成功。大満足で空港へ。


 那覇空港内の免税店でまたペンギンがバッグに心を奪われ、〝座り込み〟みたいになってしまった以外は異常なく羽田空港に到着。


 空港内でイタリアンをたらふく食し、21:40に帰宅。


 夢の時間は終了。明日からまたお姫様生活に入っているペンギンを支えなくてはならない。


 食べ過ぎで運動不足の姫様を(笑)。