初めてカブトムシを捕まえに出かけた。
持ち物は、虫取り網、虫かご、軍手。
取れると噂の公園に20時に到着。 カナブンさえ見当たらなかったが、必死に探した。しかし樹液が出ているクヌギの木がなかった。そして蚊しかいなかった(笑)
蜘蛛の巣にまみれ広範囲を駆け巡った。 注:私のみ。
だが結果を早々に出したのはペンギンだった。「いたよ~」
いるワケないと駆け付けた・・・その木に御座すはメスカブトムシだった。

カナブンすら見当たらない林で、短時間でカブトムシを見つけるとは中々やりやがる。だが、 やはりカブトムシと言えば“オス”だ。 こいつを捕まえるのは私しかいない。というかどっちにしろ触って捕まえられるのは私しかいない(笑)
のらりくらり林を散策するペンギンの元を離れ、ペン太郎が私の元に駆け寄ってきた。ほぼ走るようにしてクヌギの木を見て回ったが、ペースを落とさざるを得なくなった。獲物を狙う鷹の動きで林を駆け巡る私にペン太郎は言った。
「見て!何かいる!」
指が向けられた地面を見る。葉っぱの絨毯の上に何かが動いている・・・
控え目に見てもカブトムシだった。 しかもオス!
2019年8月4日。 結局短時間で元気なオスとメスをそれぞれ手に入れることが出来た。
充実した時間には違いないが、私的には若干腑に落ちなかった(笑)
それからは毎日世話をした(ほぼ私が)。俺は夜行性だ、と言わんばかりに夜になるとガサガサ動き出すカブトムシは可愛かった。エサの昆虫ゼリーは、これほど綺麗に食べるのかと驚くほどよく食べた。
だが9月に入ると、メスの元気がなくなってきた。かごの中を見るたびにひっくり返ってしまっている。弱ってきている証拠らしい。最後は林に戻してあげようかと考えていた矢先、2019年9月8日・・・とうとう死んでしまった。
家族揃って捕まえた公園に埋めに行った。まだ元気だがオスも本来のお家に返すことにした。最後に記念撮影。


土も全部戻した。職場でカブトムシに非常に詳しい方がいる。そのことを話した。
「土は取ってありますか?」
「土も返しました」
「メスが卵を産んだかもしれなかったですよ!そうやって自分で育てるのもまた楽しいです。」
「・・・。」
なるほど、愛好家レベルでは当たり前ということか。そこまで家族がカブトムシにハマっているのかは微妙だ。ペン太郎は手に乗せてやるのが何とか平気なレベルで、動いている虫はまず触れない(笑) ちなみに弟ペン二郎は、死んで転がっているセミでも平気で拾う性質である。来年以降も昆虫採集は多分行われるだろう。色々と考えていかねばならないが、
私一人で育てるのだけは間違いない。