2019年4月。
私は一人で子ペンギン(2名)を連れてキャンプに行った。それも二回も。
( 妻ペンギンは家で休憩 or 出勤 )
私は「怒らない」
子ペンギン達は「ケンカしない」
そういうコンセプトで臨んだのだが、これはよかった。
楽しかった。朝食は作ったが、初日の夕飯は、ガストや焼き肉キング。子ペンギン達は大興奮だった。
そして木登りの楽しさに目覚めた。2度のキャンプでどれほど登っただろう・・・
牧場「いでぼく」でジェラートもたくさん食べた。
アクシデントと言えば、ペトロマックスのホヤガラスが割れたぐらい。
楽しく忙しく過ごしてきた年度初めだったのだが、最悪な事態が起きた。
幼稚園に子ペンギン二人(
ペン太郎年長・ペン二郎年少 )を迎えに行った時のこと・・・ペン太郎(長男)が大けがしてしまったのだ・・・
左上腕骨外顆骨折。 手術が必要な大ケガである。
幼稚園近くの遊び場で、木登りして飛び降りる・・・運動神経抜群のペン太郎ならではの技であったが・・・。
ある一回・・・飛び降りた瞬間、木に足が引っかかってしまった。頭から真っ逆さまである。
手をついて回転していた。頭部は無事だが、立ち上がらない・・・
急いで駆け寄ると、肘周辺が変形していた。すぐさま病院に連絡し車を飛ばした。ちなみに2病院断られている。小児の整形が難しいからといって逃げる病院はクソ野郎である。
結局その病院では対応できず、紹介された病院を翌日受診。手術が決定した。
目に入れても痛くない我が子の全身麻酔施術を受け入れなければならなかった。もう死にたい位の感情に襲われたが、幸い無事に手術は終了した。剥がれた骨を元に戻し針金で固定する。
くっつくのを待って、半年後にその針金を抜く。ということは、腕をまた切り裂く手術を行うということである。
私のようなロクデナシが可愛い子に恵まれて間もなく6年。最も辛かった数日である。
何度も自分を責めた。少しも前向きになれなかった。ペン太郎の前では気丈に振舞っていたが、一人になれば後悔と懺悔オンリーであった。妻ペンギンにも八つ当たりした。そしてペン太郎の回復のことだけを考えてしばらく生きようと思った。
しかし自宅でひたすら安静にしていても、お互い腐る気がした。
おもちゃ屋に連れて行った。
それまで恐る恐る過ごしていたペン太郎が、受傷した左手をフルに使いオモチャを操っている!こんなことで心底嬉しかった。
博物館に連れて行った。腕のことを忘れて楽しんでいた。
大怪我させてしまったのは死ぬほど反省すべき点である。叩いてでも木登りジャンプは止めさせるべきであった。
無理矢理プラス面を挙げるなら、
私は死ぬほど我が子が可愛い と再確認出来たこと。
この先子ペンギン達がボルダリングにはまって、高所から落下して踵でも骨折したらどうしよう・・・
踵骨折は私だけで充分である(笑)