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ボル中

~ボルダリング中毒~

人気エリアの不人気課題

2012-10-03 23:00:00 | 小川山
 M上と小川山へ。


 またしても天気に恵まれなかった。今にも降り出しそうな中、まずは水晶スラブ下エリアへ。


 疲労が蓄積している為、モチベーション低し。


 ・・のはずだったが、いつの間にか二段を触っていた。



        仲秋・二段の激悪ポケット


 予定外に消耗し、異常なく午前の部終了。



 午後は林の中のエリアへ突入。

 相方はライトスパイヤー・3級へ。私はマニアな課題を探す。

 マニアックで危険な課題を発見。

</object>
        クジラ岩のランジ・1級



 突き指、打撲傷、擦過傷、関節痛・・・等、様々な危険が付きまといそうなムーヴ。一撃で仕留めたかったが、【痛さは度外視】とする諦めの境地に達するまでに5発ほどかかった。


 さらにあり得なそうな1級を。



          うに迂回・1級



 木が邪魔。絶対邪魔。 無理無理。

 ランジでないとスタートホールドから次に届かないのに、すぐ背後に木が生えている。

 スタートをアンダーで持っても届かない。今日のところは見逃してやることにする。

 課題設定した後に生えてきたとしか思えない。
     【今、試したいムーヴが出てきました。再チャレンジ決定!】


 相方がスィール・3級に標的を変更。マントルに悶絶していた。

 その近くに1級のマントル課題があるので見に行った。


 だがここ最近は登攀対象となっていない模様・・・


 ホールドは激薄なスローパーのみ。気のせいか、ジャリジャリする・・・上部は苔に覆われている為、マントルを返せた後の未来が不透明。


 だがこの岩の荒い粒子を指先とシューズに食い込ませ、何とか這い上がった。



</object>
           タートル・マントル 1級



 不意落ちすると、斜面の下地を転がり落ちる事が確定する。

 中々の真剣勝負だった。

 おまけにマントルを返した後は、

 苔しか掴むモノがない。


 17時近くになって雨が降り出した為、本日は終了。


 苔にもすがる思いでトップアウトしたのは初めてだった・・・
 

クリーンクライミング in 小川山 2012

2012-09-29 23:00:00 | 小川山
 ペンギンとクリーンクライミング in 小川山 2012に初参加。






 ごみ袋や手袋持参で9時に集合。夕方に再度集まるまでは自由にクライミングを楽しんで、合間にゴミを拾うという流れらしい。





 ひっそりとボルダリングを楽しむ為、マラ岩下ボルダーへ。



        おっかなビックリ河を渡るペンギン


 ひっそりボルダリングは達成。




      マラ岩下ボルダー1級 = 敗退


 これは無理。リーチ不足。身体を痛める。



 移動して無名岩周辺へ。


      


       時間旅行・1級 = 敗退


 上部が苔むしてなくても、登れないと自負している。


 仕方がないので、〝時間の彼方・初段〟




        = 敗退


 どれも見切りが早い感があるものの、明るい未来が見出だせない。


 ペンギンはお買い得2級に挑む。



          2級を追い詰めるペンギン


 私と違って完登一歩手前まで来ていたが、山荘のランチタイム(ラストオーダー13:00)に間に合わなくなる為、急いで下山。残念。



 食後は昼寝を要求された為、木陰へ移動。


 15分かけてペンギンを起こす。人間スヌーズ機能である。なんとか親指岩下エリアへ。だがチョークとブラシを忘れ、戦意喪失・・・


 いったん車に戻り、ペンギンのコンケーブを見守る事に。


 だが目当ての岩にはわりと人がいた為、ペンギンは動きが悪い。体育座りを続ける。


 本日完登ナシの私は、憂さ晴らし的にヴィクター・1級を一撃。

 そして5分後にThe two monks・二段をトライ。一年ぶりに触ってみた。


      = 一撃。


 ムーヴも記憶しており一撃だった為、周囲の反応は薄かった・・・

 1人なら例え再登でも、絶対雄叫びを上げていた(笑)



 この岩に来るまでは連敗街道猛進中だったのに、何か凄い強い人みたいな感覚に陥りながら、16時の再集合へ急いだ。


 この行事の目玉のジャンケン大会の始まりである。

 朝よりも明らかに人数が増えている等とは、言ってはいけない・・・


 私はジャンケン激弱。ペンギンに託す。

 こういうの勝つ人っているんだな、と思っていると・・・


    身内にいた。


 ペンギンは、たった1つしかなかったSnapの置き型のチョークバックを勝ち取った。





 本気で拍手した。


 ジャンケン大会は薄暗くなるまで続き、クリーンクライミング in 小川山は無事終了。

 今日はゴミを積極的に拾い、エリアの存続に貢献出来たという充実感を得ることが出来た。
 


 私はステッカーしか貰えなかったが、大変有意義な1日だった。



  朝9時に集合した人達だけに贈られたゴアのミニバッグ。

ハーフサイズダウン

2012-09-25 23:00:00 | 小川山
 M上と小川山へ。






 到着と同時に雨。ロクに客もナシ。・・でも予報を信じて車内で止むのを待った。

 10時を過ぎると雨が上がったので、登れそうな岩探しに出発。まずは雨に強そうな涙岩へ。



        雨上がり それでも登れる 涙岩


 その間に周囲の岩をチェック。



 湿気った岩ばかりの中、登れそうなラインを見つけた。ヒッパルコスという2級の課題。



 恐る恐る触ってみる・・・


 クライマー用語で言えば、悪い(お買い損)。

 5トライ目で何とか解決。


</object>
          ヒッパルコス・2級



 1級に格上げして下さい!m(__)m と言いたくなる。


 午後は14時30分からライフワークとなっている岩へ。


 今日はペンギン愛用のミウラーVSを持ってきている(笑)

 ペンギンは痛くない大きさを選んでいる為、サイズは38。
                      『デカくね?』とかは言ってはいけません。


 これが自分にピッタリ!(普段は38ハーフ)・・極小フットホールドにもガツっと乗れそうな気がする。


 前回のペンギンのように、私にはハーフサイズダウンの神様が降臨。


</object>
          テンペルタットル・初段


 ダブルダイノで解決。飛べた。終わった・・・難しかった・・・

 ペンギン様のミウラーVSのおかげだ。


 総トライ4~50回。左手の甲、指を擦って血を流した回数3回。着地は全て両足でマット上に落ちられたので、身体はいたって無事。


 激闘の末の完登。余韻に浸る・・と見せかけて、ダッシュでM上の分岐右トライを冷やかしに行った。


 手詰まり感が漂っていたクセに、人が登りきったのを見た瞬間に目付きが変わる(笑)。

 そして完登。


</object>
            分岐右・4級



 私は危険な香りが漂う、左隣の課題を登った。高い・・・


</object>
           分岐中央・3級



 3級にも幅があることを思い知らされます。m(__)m


 今日登った三課題は全てグレード辛め


 だが今日はそれよりも大きな事に気が付いた。

 クライミングシューズをハーフサイズ下げて履くべきかもしれないのに・・・


 家には新品のストックが2足ある。


勇気と昼寝の神様

2012-09-20 23:00:00 | 小川山
 中2日(笑)でペンギンと小川山。かなり空いていた。




 怖がりのクセに、何故かペンギンはハイボルダーの分岐岩に興味津々。


 そして4トライ目、ペンギンに勇気の神が降臨・・・

</object>
           分 岐 右 ・ 4級



 自身最高グレードでこの高さに打ち勝つのには、かなりの精神力が必要。

 直前のトライではマントルで怖くて動けなくなり、私が引っ張り上げたばかりだった。

 ボルダラーとして一皮向けたペンギン。興奮冷めやらず・・・

 と見せかけて、すかさずpusherのマットを敷いて携行品で枕を作り、ゴソゴソお菓子を取り出す。昼寝の体勢を整えていた・・


  “本日のノルマ達成臭”が漂う。


 勇気の神様がゴロゴロしている傍で、私はテンペルタットルを乱れ打った。

 20回位跳んだかもしれない。





        = 敗 退
       ~こんなに飛んでいるのに止まらないとは修行になります~


 業界用語で言わせてもらえば『ヨレた』ので下山し昼食へ。



 昼食後は“神様”の意見をもちろん優先。

 ①アプローチ厳しめの岩は拒否
 ②コンケーブ・3級をやってみたい
 ③だけどしばらくは休みたい


   ・・・。

 ヴィクター岩の近くに行くしかない為、キューブ岩縦ダイク・初段を嫌々触る。

 以前、一生かかわらないと決めていた課題である。





 すぐに精魂尽き果てたので、昼寝の神様を起こしてヴィクター岩に移動。



             昼 寝 の 神 様


 ペンギンがコンケーブ・3級に挑む。もちろん全力でサポート。私に昼寝などする権利はない。



           コンケーブを攻める



          隙をついてゴロゴロする




 ペンギンが見本を見せて欲しいというので久々に登った。


 片手で。


</object>
          コンケーブ(左手限定)


 ペンギンにとって何の参考にもなっていないのがポイント。


 ついでにもう1つランジ課題を再登。やってる人はまずいない。



</object>
            ヴィクター・1級


 以前は延べ数日に渡り50回以上は飛んで止めたダブルダイノも、4回目であっさり止まった。


 薄暗くなるまでやって撤収。



         リップのへこみまであと5㎝!


 本日主役のペンギンは結局・・・

 小川山到着 ⇒ 登る(4トライ) ⇒ 休む ⇒ 昼食

   ⇒ 休む ⇒ 登る(8トライ位) ⇒ 帰る

       
        = 昼寝 > 勇気

 休んでる方が圧倒的に多かった。

雨ならクラック

2012-09-17 23:00:00 | 小川山
 ペンギンと小川山。

 朝から雨予報だった為、三連休最終日にしては駐車場は空き気味。

 だが廻り目平は晴れと曇りを繰り返す!勝ち組である。

 勝ち組の勢いそのままに“テンペルタットル・初段”に挑戦。だが今日も右手は止まらなかった。

 それまで昼寝に徹したペンギンは、分岐右・4級を触る為ムックリと起き出す。前回少しだけトライしていた高さのある課題。

 使うホールドも手順も大体決まった。昼食前の最後のトライはスムーズに上昇。周囲から声援も起こる(ガンバ系)。悪い足に耐えて左でガバを捉えた。

   『怖~い』

 三枚重ねられたマットに喜んで落ちてきた。


 七、八人の前で堂々と弱音を吐くとはさすがペンギン。

 昼食を取りに山荘へ。祝日だと油断していたのだが、本来土日しか昼食は作らないらしい。でもご厚意によりカレーライスを出してもらえた。しかもサービスでデザート付き!

 『食べたらすぐ出発』なのだが、ペンギンはバックドアを開けっ放しにした涼しい車の中から動かない。

 ここは仕方なく昼寝をし、14時に出発。ペンギンのホワイトティアーズ・4級を見守る為に涙岩へ。

 ペンギンが呑気に取り付いている隣で、今まで30回位は落ちた無名の1級について考えた。

 今までのムーヴ(Youtubeで見た登り方)では、絶対登れないことが判明。両手を伸ばして測ったんだから間違いない。

 左手を手前の悪いカチにして、右足ではなく左足を置いてみた。
 
</object>
           涙 岩 の 1級


 簡単じゃないスか。Youtubeムーヴ恐るべし…。

 15時になって天候が急変し雨がパラついてきたので、急遽下山。

 小雨程度なら出来る!という事で玄関岩へ。

 帰る車が続々と後ろを過ぎる中、クラックに指を突っ込む・・・。雨は止まない。ペンギンもさすがに岩陰に入り体育座りだ。




  だが私は登る。




 クラックなら多少の雨でも大丈夫。

 多少大粒になってきたけど大丈夫。

 マットがびしょ濡れになってきているけど、大丈夫。


</object>
          玄関岩クラック・1級


 短時間解決に成功。中間から上部にかけて無計画だったことが幸いし、火事場の馬鹿力が炸裂。

 何故か左のトゥフックが決まり、クラックにおいた右足も滑らず、ハンドジャミング2連発もしっかり効いてくれた。


 次はSDバージョン、等と言ってる場合ではなかったので撤収。

 道志みちを使用し、大月から続く30km以上の渋滞を回避。

 仕上げは、ペンギンお気に入りの地元のパスタ屋に寄った。

 一時は足が遠のいたものの、やはり楽しすぎるエリアだ。

 雪に閉ざされるまでの、今から三ヶ月が勝負。