ボル中

~ボルダリング中毒~

リハビリ続行中

2011-04-24 23:00:00 | ケガ
 松葉杖を外して歩くようにしてから9日目である。両くるぶしの下には浮腫みがまだ残り、引きずらずに歩くと特に外側に痛みが走る。まだ走ることや、キロ単位で歩き続けるのは厳しい状態である。

 先週末のリハビリは嫁に上手いこと騙され、御殿場アウトレットでの買い物となった。この時はまだ杖なし歩行二日目であり距離的に不安であった為、片方だけ松葉杖を使用して散策した。

 今週は登りたい。ただ、トップロープで踵に優しい着地を約束された状態でのクライミングが望ましい。
 絶好の天気でソワソワする気持ちを抑え、ジム行きを決めた。ただしトップロープでクライミングをするならビレイヤーが必要だ。

 そのビレイヤーとなる嫁のご機嫌を取らねばならない。当然である。何やら動物に逢いたいということなので、

  近場のリス園に行った。

 ほぼ開園の10時に入場したのだが、人はいっぱいだった。
ついでにリスもいっぱいで、エサとして売っているひまわりの種(100円)を持っていると、放し飼いの特権を活かして容赦なく飛びかかってくる。



おとなしく食っていれば可愛いが、おとなしい時間は一瞬である。

 また、ウサギとカメがルームメイトになっていた。



 ライバル意識は微塵も感じられない。癒し系である。


 リス園では小一時間程で思い残すことがなくなったので、午後からクライミングジムに行った。

 浮腫みによりクライミングシューズがキツい・・・ 普段は38ハーフだが、嫁所有のサイズ39のヴァイパーでさえ履くのに時間がかかる。
 ちなみに39を履く女性は少ないと思われるが、『キツいのを我慢してやっても楽しくない』とこの人は言いきっている(笑)

 結局左足はクロックスのままで、使わないことにした。足を上げるためには、手でぶら下がって右足で飛ばねばならないので、腕の消耗が早い。また、スキを見せるとビレイヤーがジムに備え付けの漫画を読みに何処かへ消えてしまうので、その捕獲作業(笑)も頻繁に行わなければならない。
 トップロープでも10dが限界だった。

 〝登る〟ことに関してはまだこの位に留めておくべきである。リハビリの次のステップはジョギングである。

 朝起きた時、目の覚めるような青空を無風で拝むことが出来ても、外岩ボルダリングはまだ我慢しなければならない。これは辛い!

 リハビリ道は険しい・・・






松葉杖返却予定日

2011-04-15 11:34:22 | ケガ
 今日は松葉杖を返却すべき日である。杖を使用しながらなるべく踵に体重を乗せるようにして通院した。歩くときは全てリハビリを意識する。だが、リハビリ中毒ではない。

 レントゲンをまず取ってから診察を受ける。その結果を確認し、踵周辺を触診してから医師は言った。

 『いいねぇ!松葉杖取ってもいいかもね!次は5月13日に来て』

と言いながら、要望した診断書を書いてくれた。
〝松葉杖を外して軽勤務可能である〟と。

『十日前に後一ヵ月松葉杖って言ったクセに』

と腹で思いながら勝利の気分を味わっていると、松葉杖預かり証を忘れたことに気付いた。
 よって本日の返却は諦めたものの、松葉杖一ヵ月の診断を十日に縮めるという目標は達成した。

 レントゲン写真を何度も見た。受傷時に亀裂が入り拡がっていた骨はちゃんとくっついているが、まだ筋のような痕は消えていない。完全消滅までは三カ月程度かかるらしい。
 ただそこまで待つ必要はなく、後は本人が感じる痛み次第で徐々に通常生活に戻ってよいとのことだ。
〝高いところから着地する〟以外ならと付け加えられた・・・

 最後に余計なことを聞いた気がするが、とても良い気分で病院を後にした。いよいよ来週から出勤である。

 ただ・・・まだ杖なしではロクに歩けていない。この状態が続くようだと、リハ中(リハビリング中毒)に題名を変えねばならなくなる。
 別に中毒ではないが、リハビリあるのみである・・・ 

リハビリ in 長瀞

2011-04-14 23:00:00 | 長瀞
 骨折してから外出出来ない状態が続いていたが、ペンギンが車で桜を見に連れてってくれると言ってきた。松葉杖状態でも楽しめる花見といえば、桜並木の通りがある場所である。そして私が場所を検索し、『桜の名所で桜並木も数キロ続いているみたいだから、埼玉の長瀞駅周辺にしよう』 とお願いした。

ペンギンは快諾し、運転を無事務める為に道順などを調べていた。

 見事にヤツは引っかかった。せっかく外に連れて行ってもらえるのに、桜だけを見に行くワケがない。

 長瀞は岩の観光名所でもあるのだ。まだ行ったことのない場所だが、駐車場からあるいてすぐのところに岩場が広がっているようである。むしろ桜は後回しだ。

 

 まずは長瀞駅周辺の桜のトンネルと言われる桜新道や南桜通りをサラッと通過する。気温は25度を指していた。人も車通りも多く、停車してゆっくり見物する時間はない。

 駅付近に来ると『岩畳に最も近い駐車場500円』という看板を見つけたのでそこに停めた。そして松葉杖でも苦のない距離に岩場が広がっていた。


         駐車場から徒歩1分


            岩  畳

 さっそく水際へ。7週間ぶりの生岩である。





 モロい個所がたまに見られたので触って確認していると、何だか登りたくなってきた。落ちて左踵で着地するようなことがなければ全く問題ない・・と自分で勝手に判断しているので、リハビリがてらにボルダリングをすることにした。無論、ペンギンは嫌そうな顔をしていた。

  リハビリ in 長瀞
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 核心は骨折治療中である左踵への気遣いではなく、靴が両足ともクロックスであることだった。


 楽しいリハビリを終え、岩場の陰で景観・雰囲気をゆっくり楽しんでいると、夫婦揃ってくしゃみと鼻水が止まらなくなってきたので愛車に向かって退散した。

 そして儀式的に桜並木を通過する。



 儀式を終えると次は、何年も前から行ってみたいと思っていた『白寿の湯』にリハビリの場を移した。

 長瀞から40分位車を走らせた児玉郡神川町にその名湯はある。茶色く濁った湯がかけ流しにされ、その凄まじい泉質により床のタイルが変色し溶けており、クレーターのようになっていた。

 松葉杖の温泉客を見たことがなかったので、あらかじめ電話し確認しておいた。全く問題はなく、そういうお客さんもよく来るとのことだった。それでも多少抵抗はあったが、平日のまだ明るい時間帯であり、私のほかに二人しかいなかったので存分に湯を楽しむ事が出来た。

 そして途中で夕食をとりながら帰路についたのだが、ペンギンは『花見』から『理想のリハビリ』にすり替えられた事に最後まで気がついていないようだった(笑)

 いよいよ明日は通院日であり、松葉杖を返却すべき日である。岩と温泉という最強コンビが良い結果をもたらしてくれるだろう・・・
 

 









踵骨折リハビリ中

2011-04-11 15:42:02 | ケガ
 ギブスを外されながら『あと一ヵ月松葉杖だね』と、医者に爽やかに言われてから今日で6日目。〝10日で松葉杖返却〟の目標まであと4日しかない。

 ギブス固定20日間の後に松葉杖なんぞ一ヵ月もついていられるワケがない。小川山の雪が溶けだしているのだ。時間がない(笑)。

 しかしリハビリは辛い。何たって〝痛い〟 力が入らない上に膝から下がすぐにだるくなる。これまで6日間は、




・モノに捕まってつま先立ち歩行
・マッサージ
・座ったまま踵をつけて少しずつ加重


をしてきたがどれも激痛である。踵は肌自体が敏感状態となっているが、痛みに関しては外側のくるぶしの下一帯の方が酷い。内出血が認められた場所であり、未だに消えていない。

 医者は『痛みと相談しながら踵を地につけていいよ』としか言っていない気がするが、この際それは忘れることにする。何たって小川山の雪が溶けだしているのだ。

 さて、リハビリもレベルを上げねばならない。





 普通に歩く為の練習を始めてみた。

・しゃがんで均等に加重する
・松葉杖で負荷を軽減しながらなるべく自然に歩く

物凄く痛いです先生・・・

20日間でギブス外してる場合かと疑いたくなる。

 リハビリ道は険しい・・・

 




受傷後20日・・・

2011-04-05 18:14:07 | ケガ
 受傷後20日にしてギブスが取れた。レントゲン結果を見ても、素人目にくっついているように見える。痛みと相談しながら少しずつ踵を地につけてよいという。

 嬉しさもつかの間 『だけど後1ヶ月は松葉杖だね』

 さすがお医者様。サラリと残酷なことを言ってのける・・・そして踵をコンコンと触診される。たいした痛みはなかった為油断していると、次に踵の土踏まず側の両サイドをグッと押してきた。
 激痛の為軽い悲鳴をあげた。もっと軽く押してもいいのでは、と苦情を言いたくなるほどだった。

 帰宅後にさっそく踵を地につけてみた。体重はまだ乗せていないが痛みはない。

 次にキャスター付きの椅子に両手で掴まってソロソロと歩いてみたが、自然とつま先立ちになった。僅かな距離だがつま先からふくらはぎまでに嫌な痛みが走る。無論、踵が筆頭である。

 今日の所、少しも歩けそうにないというのが正直な感想だが、10日後の通院時に松葉杖を返すのが目標である。

 しかし踵の骨折は本当にやっかいだ。大したことないと思われた『ひび』でこれだけ手こずるなら、『粉砕』や『数カ所』の骨折で手術を要するものだったと思うと・・・。

 これを機にドサクサに紛れて、『踵をしばらく労る為にmammut のバカでかいボルダリングマット買おうかな・・』とペンギンに探りを入れてみたが、私が作ったスイートポテトを頬張りながら無視を通していた。

 これからの10日は、痛みと相談してソーッと踵を床につけている場合ではない。痛みに耐えながら家の中を歩かねばならない。

 引き籠もりから脱出する為に・・・