四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
4月13日 moderate出張シノギングの様子
四日市のmoderateさんとの共同企画のシノギングは、前回と同じ桑名市の多度山エリアで行われた。
駐車場で皆さんを待っているあいだは、風も少しあり寒いのでインシュレーションを着込んでいたが、空は雲一つない晴天で暖かくなりそうだ。ただ、シノギングにはいい天気過ぎてどうなのかな?まあ、それはそれとして、皆さん集合したのでシノギング前の地形図とコンパスの使い方確認。リピーターの方もいて、シノギングに興味を持ってくれてうれしい限り。
凌アイテムの中では一年を通して使用できるクナイとツユハラヒをお試しいただく。凌アイテムはクセが強いので実際に使ってもらうのが一番。
いかにも春らしい、常緑樹の緑と広葉樹の淡い緑の山。
しばらく沢沿いを歩いてから120m圏の池を目指して上り始める。要所要所で繰り広げられる森勝氏の音声ガイドと実演にみんな釘付け。
羊歯の海!いつも歩いている高尾エリアとはちょっと雰囲気が違う。
最初のポイントの池に到着。ここからすぐ西のピークにコンパスをセットして凌ぎ始める。 皆さん優秀でコンパスセットのやり方もほぼマスターしている。
どこから藪に突っ込もうかな~。これもシノギングの楽しみの一つ。
140m圏のピークを通過して、いったん谷に降りる。そこで大きな油の木を発見!すかさず削って火を着ける森勝氏。皆さんに見てもらったあと、火は完全に消しました。
先ほどの沢から支尾根を越えてすぐ隣の谷へ。
それからその谷を詰めて140m圏の平坦地へ。平坦地から一旦林道に出て北に下る。ここまで何度もコンパスセットをしてきたので、皆さんも地図読みにどんどん慣れてきているようだ。
枯れた川に出たところでお昼休憩。ここで森勝氏からみっちり一時間のロープワーク講習。簡単な結びを組み合わせていくつかのバリエーションに発展させてゆくので覚えやすい。この機会にしっかり覚えていただきたい。
それから、メタルマッチを使っての火熾し。これもなかなか教えてもらう機会がないのでは?一度見てもらえばわかると思うが、大事なのはメタルマッチで火を着けることだけではなく、薪の太さやくべ方、着火させるモノの置き方など、火熾し全体なのである。大まかな手順を追いながら、細かいところをしっかり見て技を盗んでいただきたい。
さてさて、休憩の後は川を挟んで北のエリアに足を延ばしてみる。作業用の林道から山に入り込む。
気持ちのよさそうな場所を通って小さな尾根上のピークへ。こういう場所は是非覚えておいていただいて、皆さんで地図読みをしながら凌ぎに来てほしい。
尾根上の小ピークには予想通り送電鉄塔がそびえていて見晴らしがいい。
ここから最後の凌ぎ。谷筋を降りて渡渉の後に上部のハイキングコースにつき上げるというルート。 入念にこの先の地形を確認する。
急斜面なので落石に注意が必要だが藪もなく歩きやすい。
ゆっくり慎重に行きましょう。
鏡のように光る渓を渡る。
ここから先のルートを確認する。
最後はやや悪い急斜面を登る。
無理をせずに手がかりをしっかりつかんで詰める。
無地にハイキングコースに出た。ここまでのルート、そしてこれからのルートを確認し、気になる尾根への入り口もしっかりチェックして次回につなげる。
最後に決して笑ってはいけないヤツ。
今回のシノギングに参加して下さったみなさまありがとうございました!
このシノギング体験でさらにシノギングに興味を持ってもらえたらうれしいです。そしてまた次回のシノギングで会えることを楽しみにしています。それまでの間にこのエリアの開拓をよろしくお願いします。
そして出張シノギングにご協力いただいたmoderateさん、ありがとうございました!
四日市のmoderateさんでは、アクシーズクインの凌アイテムをこんなふうに取り扱ってもらっています。凌アイテムとシノギングに興味のある方は是非お店に行ってみてください。
5月は大阪UTILITYさんと共同で出張シノギングを開催します!
それでは、また。
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