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EXPED Hammock 集中講座 - その2 ハンモックの設営

EXPED Hammockは日帰りハイキングやオーバーナイトのハイキングに活用できる携帯型ハンモックだ。

適当な木立さえあれば簡単に短時間で設営できる。足場が悪くても、地面が濡れていても関係なく使える。ソファーになったり、ベッドになったり、汗をかいたり汚れても気軽に洗濯できる。これを持っているだけでハイキングの楽しみがぐっと広がる。

AXESQUINが提唱する低山の楽しみ方「凌」、「シノギング」に相性抜群の道具でもある。
そんなEXPED Hammockの使い方をシリーズで紹介する。


ハンモックの設営
EXPED Hammockの設営方法をTravel Hammock シリーズを例に紹介する。

場所の選び方
トレイルを外れて少しだけ山の中に入るとハンモックに丁度いい木立があるはずだ。
見晴らしが良ければ最高のハンモックポイントになるだろう。
穏やかな沢沿いにも気持ちのいい場所があるかもしれない。
地形図を見てあれこれ想像してみるのも面白い。

木の選び方
傾斜地でも張れるのがハンモックの自由でいいところだが、慣れないうちは平坦な場所を選んだほうがいい。
まずはハンモックを張る木の目星を付ける。
身長によって差はあるが少し広めの歩幅で6歩くらいが丁度いい。
木が腐っていないか、木の枝に枯れ枝が引っ掛かっていないか確認する。
木の幹の太さは直径で15cm~20cm位が張りやすい。

ライン(紐)を木に固定する
ラインを固定する高さは160cm~170cm位が使いやすい。
慣れてくれば自分に丁度いい高さが見つかるはずだ。


サスペンションキットのテープ側を木に巻く。
木の幹が細かったり、木立の間隔が狭い場合にはラインが余ってしまうので下の写真のようにテープを何回か巻きつける。


テープの先のループにスリットラインを通して固定する。


(応用編)
ループにクライミング用のカラビナを着けておけば素早く簡単に固定できる。
但し、木が細くてカラビナが浮いてしまう場合にはこの方法ではなくループにラインを通すこと。


ラインをハンモックに通す
スリットラインの先をハンモックの端のカラビナ(またはループ)に通して折り返す。



ハンモックの高さを調節する
ループに通したスリットラインを適当な位置のスリットに差し込む。


差しこんだスリットラインを片結びする。
結び目がスリットに引っ掛かり体重をかけても抜けることがない。



反対側も同様に木に固定してハンモックにスリットラインを通して止める。
体重でハンモックが沈むので、足の付け根の高さを目安に張っておく。

ハンモックの中心に静かに腰を下ろす。
腰を下ろした時のハンモックと地面の間隔が30cm~50cm位が使いやすい。


丁度いい高さになるように調節する。
この時、ハンモックの左右が同じ高さになるようにする。

(注意)
木の間隔が離れ過ぎていたり故意にラインを張り過ぎてハンモックが水平に緊張した状態で使用すると過負荷によってラインが切断します。
ハンモックの設営方法に習って必ず緩みのある状態で使用して下さい。


集中講座 - その2はここまで。
次回、その3はハンモックの寝方、座り方



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