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2月18日「凌・シノギングとは」の様子

本年一発目のシノギングイベントは、毎度お馴染みの凌、シノギングについての深掘りテーマ。今回はノヤマで実地体験をいただき、最後に我らの拠点高尾ハナレで総括をしようという流れ。

集合後に地形図をお渡しし、それらを元に凌・シノギングについてもざっくりだが、割としっかりご説明。

その流れでいつものコンパス使いテストもするが、全く問題なさそうで、早々に今回の大まかなルートをご説明し、ルートを皆で考え構築する。

シノギングにおいて、意外に難儀する、最初の入るポイントと、最後の出るポイント。初めて行く山域では当然我々でも行ってみないと分からない。だからある程度算段し、何ポイントか保険で抑えておく。ただ最後の出口の方、はハマってしまうと、最悪登り返して戻る必要があるので、、こちらに関しては入念に考慮する必要がある。それらを今回のシノギングで感じ取ってもらえれば幸い。

さて、机上が長くなってしまったが、いざ出立。

まずは目星つけた入口麓まで下道歩きだが、早速予測不能な工事通行止めであれやこれやと回り道。下道はこれだから厄介だ。。

ただ、幸い下道から既に一部の山間が見えており、それらをガイドラインにして下道も辿っていけば、割と道迷いせず向かう事が出来る、平面の地形図(地図)ばかり見るのではなく、しっかり立体的に周りを見る事も大切だ。沢沿いに出れば更にそれをガイドラインに進める。下道は最初の不測の工事以外は問題なく、スムーズにポイント周辺まで辿り着けた。

その山域入る林道手前分岐点で最終確認していると、黒猫ちゃんが我らの仲間に加わる笑

そんな黒猫ちゃんに首ったけの森勝さん笑

さてさて公道から林道へ繋ぐ。この辺りから目星つけたポイント尾根入口が既に見え始めるが、予測通り道と山域との間に沢が入り込んでおり、手前の尾根は渡れそうにないのでスルー。

程なくして林道ちっくになるが、林道というにも巾は狭く、どちらかというと完全に登山道に近い。この辺りも地形図とは違う情報となり、、やはり行ってみないと分からない。

奥の方まで進むも、途中で立ち入り禁止のフェンスが登場。どうやらこの手前で攻めるしかない。。

くまなく手前を探していると、フェンスを避けるように入れるフミアトが何やら見受けられる。沢の狭く穏やかなので無理なく渡れそうだ。

その先は少し藪藪しい様子。腹をくくって、ツユハラヒを装備し、いざシノギングスタート。

見た目通り少し下草五月蠅い藪が続く。。

ただ、地形図から南西に伸びる尾根の末端がこの先に見えてくるはず。

目測通りその尾根はしっかりそこにあり、少しのっぺりはしているが、明確な尾根として取り付くことが出来た。

やはり最初は難儀するもので。。ただ暫く登り上がると、しっかりフミアトのある尾根道へ、且つしっかり植生界。これも割とシノギングあるある。

再び登り上がると、稜線へ繋がる小ピークまではあと少し。辺りは薪炭林へと変わり木漏れ日が心地より尾根だ。

そしてその小ピークが思いの他良さげな平地。。

そうと決まれば、大分早いがここで、昼の大休憩を兼ねた停滞ポイントへ。まずはハンモック(山中では)初めての方がいらしたので、サクッとハンモック張り方講座にて、実際に張ってもらう。日当たり良好物件で良さそう。

ここから怒涛の停滞型シノギング講習へ、、まずは火起こし講座。

コツさえ知れば、簡単に焚火台で焚火が出来る!

間髪入れず、ロープワーク!

受けた方は分かる、シンプルなロープワークの有用性と、それを反復して使う重要性。

これは私的にも本当にそう思う。さぁ今すぐ便利な自在パーツやプラパーツを外してしまおう!

みっちり講習時間を終え、程よくお昼時になったので、まったりお昼休憩へ。登壇している教祖森勝を崇める三人、、のような珍しい横並びのハンモック三張りの図。

山でのハンモック張り初めてにして、既に小慣れ感を醸し出すH氏。勿論キャンプ場でのそれとの違いにハマってくれそうなご様子。

既にがっつりハンモック山行も楽しまれているが、日帰りでまったり二時間休憩スタイルに戸惑いを隠せない様子だったO氏。何だかんだしっかり寛がれていらした。

食事を終えると、H氏がツェルトを持参されていたので、先のロープワークを利用した吊り下げ式の張り方を伝授。リッジラインにある結びを使えば、吊り下げも張り具合も容易に出来る。

そして、ペグダウンに一工夫コツを抑えれば、あら不思議、綺麗にツェルトが張れました!ポールを使う張り方より、圧倒的に簡単に張れる。

かれこれ三時間近く、講習も入れてここに停滞していたなぁ笑 いえ、この有意義な時間を大切にするのもシノギングです。

充足した気持ちにて、後は高尾ハナレ目掛けて下るのみ。

小さな鞍部へ下り、少し登り上がり、を繰り返し、稜線を繋いでいく。

途中盛大に折れるポイントを間違えるも、地形図との違いに早々に気付け軌道修正出来た。中々良い判断。低山の分かりやすい尾根道だからこそ、しっかり見極める必要がある。気持ちの良い方向ばかりに進んでいては目的地へはたどり着けない。

軌道修正後、逆に慎重になり過ぎてしまう、先頭シノラー勢。それも良いが、慎重になり過ぎて、地形図ばかり見てしまうのもよろしくはない。この辺のバランス感は本当に経験値がモノを言うであろうか。後は我々の野次プレッシャーにどれだけ打ち勝てるかも重要か笑

最後の下りポイント。神社の真裏に繋がる尾根を探し出し、そこ目掛けてダイブ!さて、目測通り神社裏に出られるか??

バッチリ!途中少し分かりづらいのっぺりとした分かれ道を、しっかり見極め、晴れて御社裏に辿り着けた。

ここからはまた下道をクネクネしながら、高尾ハナレを目指す。

到着。凌の拠点お休み処、高尾ハナレ(今年はもう少し一般開放出来るように頑張ります。。)

畳の展示室にてチャブダイを囲んで、本日の反省会。そして改めて凌・シノギングとは、を談義。

延いてはこういう場所が気になるよね~というシノギングのルート選定のポイントもおさらい。ここは各々の嗜好によって選定基準も変わってくるであろう。弊社谷島的なハンモックポイントを探すもよし、森勝さん的廃墟や山中にあるわけわからない地形を確認するためもよし、、山頂ピークハントに囚われない山歩きを養っていただければ幸い。

少数部隊だったからこそ、みっちりと講習、談義も含めて実践する事が出来た。これを機に、凌シノギングにもより興味をいただいていただき、単独でもお友達も含めてでも、シノギングを実践していただけると嬉しい。また分からない事や、興味のあるテーマだ出てきたら、そのシノギングイベントへご参加を。そういう受け皿として、月例シノギングはいつでもシノラーをお待ちしている。

 

凛々しきシノラー二人と謎の背後霊(?)による、笑ってはいけない奴。

 

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