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5月18日 UTILITY出張シノギングの様子

慣れない大阪での電車の乗り継ぎに手間取って、少し押し気味に集合場所の駅に向かう電車の中、森勝氏が不調を訴え座り込んでしまった・・・。あらあら、今回のシノギングはどうなってしまうのか?

トンネルとトンネルの間の駅に着くと、前々回、前回のリピーターさん、それから新規のシノラーさん、東京から大阪に転勤になって参加というシノラーさん、そしてUのU氏が待っていた。森勝氏は何とか同行できそうということで、出張シノギング大阪編のはじまりはじまり。地形図を広げて、本日のシノギングエリアを確認し、コンパスの使い方を確認。

本日のお試しは、リクエストの多かったハカマスカートアメノスカートを中心に用意した。男性でも女性でも穿けるユニセックス仕様のシノギングスカート。デザインはほとんど変わらないが生地が違うので、その履き心地の違いを感じてほしい。どちらも急な斜面の直登では自分の足でスカートの裾を踏んでしまうことがあるので注意していただきたい。

準備ができたら出発!しばらく一般道を歩いて目星をつけた尾根の末端へ。崖になっていたら他の場所からアプローチしなければいけないと心配していたが、傾斜が急なだけで取り付けそうだ。地形図を広げて、これから辿る尾根を確認する。

先頭を任せたシノラーさんは、直登よりも少し巻き気味に行った方がいいと判断したようだ。目の前の地形の様子を見ながら安全なルートを見極めることも大事である。

まあ、それでもなかなか傾斜はきつく、そして落ち葉が滑って歩きにくい。

どやさ!

アメノスカートはこんな斜面でも凌ぐことができるのだ。

淡々と凌ぐH氏の後ろで不調を凌ぐ森勝氏。

UのU氏は楽しそうに凌いでいる。

いつもアメちゃんをくれるN氏、ありがとう!

そうそう、傾斜が一服したところで現在地を予測。地形の変化、方位の変化を基に、現在地を予測して凌ぐことは大事なこと。たとえそれが間違っていてもどこかで必ず修正ができる。

220m圏を過ぎて傾斜は緩くなったが灌木が密集してきた。

灌木に埋もれて相談中。立ち止まるり確認するということは大事なこと。

トラブル発生!シノラーさんの靴のソールがはがれてしまった。すかさずエマージェンシーキットからテーピングを取り出すUのU氏。使わないからもっていかないのではなく、万が一のために持っていくのがエマージェンシーキット。

340mの三角点を確認して再び尾根を辿る。一瞬だけ、ホッとする感じの尾根。

先頭グループが我々が通るすぐ脇に蝮がいることを確認したので刺激しないように通り過ぎる。気付かずに踏んでしまったりしたら噛まれることもあるので要注意だ。

ここからの倒木帯が結構しつこかった。進みやすいところを探してあっちに行ったりこっちに行ったり、でもまたすぐに目の前を倒木にふさがれてしまう。

ようやく倒木が落ち着いたと思ったら棘の藪。まいったね。

いろいろあって、ここまででにずいぶんと時間を費やしてしまった。地形図からは読み取れない実際の地形や植生に手こずって、想定よりも時間がかかってしまう、なんて言うことがシノギングでは度々ある。そんな時には臨機応変にコースを変更する必要がある。そのためには地図読みによる現在地の把握、そしてこの先どう進めばいいのかということを決定できる読図力が必要だ。もちろん安全は最優先で。こういうことを実戦で学んでおけば山における道迷い遭難を防ぐことができる。

短い時間にいろいろと凌がされたので、450m圏のぽっかり空いたこの空間が天国に見えた。それならばと、ここでお昼休憩を取ることにする。

シノギングは歩きながら休むということを基本にしているので途中にはほとんど休憩を入れない。そのかわり休む時にはゆっくり休むのだ。そのためにハンモックはとても有効な道具である。

ここではEXPED Travel Hammock, Travel Hammock Lite をお試しで使っていただく。

ハンモックならば、傾斜地でもこのようにゆっくり休むことができる。

リピーターさんの中には既にハンモックを持っている人もちらほら・・・。

どやさ!

うめ~。

お泊りシノギングにも参加していただいたシノラーさん。

こんなふうにゆっくり休憩してもらいます。

森勝氏は不調にもかかわらず、タープの張り方やロープワーク、メタルマッチの使い方など、実際に使える技をいろいろと教えてくれた。

2時間ほど休憩を取って、510m圏まで尾根を詰めると東西に伸びる尾根に合流。ここからは登山道をのんびり下山。油断して全然写真を撮っていなかった!

廃線跡を辿ってスタート地点の駅に戻り本日のシノギングは終了。

決して笑ってはいけないヤツで終わります。

(具合が悪くて集合写真に入れなかった森君は左上)

出張シノギングに参加して下さったみなさま、ありがとうございました!

このシノギングで体験したことをときどき思い出して普段の山歩きに活かしてみてください。

シノギングイベントへのまたの参加をお待ちしております。

そして、この企画に賛同しご協力いただいたUTILITYさん、ありがとうございました!

そして、不調の中最後まで同行してくれた森勝さん、ありがとうございました!

それではまた。

 


 

 

 

 

 

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