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真冬の南高尾をシノギング

バスを降りて歩き出すとすぐに津久井湖にかかる三井大橋。
対岸には南高尾の主尾根が横たわっている。
天気はとてもよくわずかに漂う土のにおいが春を感じさせる。

三井の集落で道路が大きく東にカーブするところから支尾根に取り付く。
泰光寺山の南東尾根、ということになるのかな?
真冬なので藪は枯れているが真夏には歩きたくないところだ。


急斜面に倒れた木の間をすり抜けるがそのまま直登は無理そうなので斜めに尾根を目指す。


足場は悪く、滑ったら最初からやり直しだ。


落ち葉の下に木の根が隠れていて、油断するとツルッと行ってしまうので慎重に足を置く。


本日一番の難所を凌いで尾根に出る。
枝に赤テープが巻いてあるが、上から降りてきたら気が付きにくいしここから降りたくはない、な。


尾根にはところどころ昨夜の雪が残り、木の枝からは雪がとけてぽたぽた雨のように降ってくる。


しばらくは岩まじりの急な斜面が続くが、それが落ち着くと間もなく主尾根に出る。
この辺りの要所にはベンチとリュック掛けが整備されている。
朽ちそうだったベンチも新しくなり、その傍らにリュック掛けが新設されている。
ちょっと重いがシノギング道具でいっぱいのバックパックを掛けてみる。
10kgほどあると思うがびくともしない。
合格です(?)というかさすがです。


峠を一つ越えてハンモック広場に出る。
都心方面と湘南方面、そして丹沢方面の眺めがいい。
空気が澄んでいるので江の島もくっきり見える。


ハンモックを張って暖かいものを摂っていると空はどんどん曇りはじめあっという間に冬空に変わった。


恥ずかしながらレイヤードを失敗したので結構体が冷えてしまった。

身体が冷えていたということもあったのだろうが、EXPED SYNCELLMAT5を敷いてハンモックに寝転がるとちょっと寒い。
MOUNTAIN EQUIPMENTのHELIUM QUILTを掛けて体とマットの隙間を埋めるとようやく温まってきた。
温かくなると眠くなる。
暫し休息。


冬空に変わってからは今にも暮れそうな薄暗さが続いている。
見晴台の上の主尾根に乗り、そこから支尾根を北北東に下りはじめるとパラパラと粉雪が舞い始めた。
薄暗い尾根に、なかなか風情があってよろしいではないか。


尾根の末端の石の祠に手を合わせて林道に出る。
粉雪はいつしかぼた雪に変わり勢いが増してきた。
暮れそうで暮れない暗い道を駅まで歩いて本日のシノギングは終了。
あー、凌いだ、凌いだ。


今回の凌ぎアイテム。

- AXESQUIN -
シルベ(試作品・究極のベスト)
クナドアーム(試作品)
ミチノベ

シノビ
クナイ kevlar(試作品)
ツユハラヒ
ノヤマ(試作品・メルトンスカート)

フユボウシ(試作品・メルトンハット)
ハダレユキ
ライトシェルグローブ

- EXPED -
Travel Hammock
Syncell Mat 5
Lightning 45

- MOUNTAIN EQUIPMENT -
Integral Tight
Spider Neck Gaiter
Helium Quilt

終わり

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