師匠の不思議な日常

天の語らい地の学び 香る神々との対話 天界、龍神界の物忌み(巫女)師匠こと天卜占と弟子で審神者(さにわ)である臣の日々

孤独でいること 孤独になること

2009年05月29日 | 天意の実践

さて、苦しみのひとつに『孤独』がある。

「誰も、自分をわかっていない。」「自分以外は、ばかばかりだ。」

と、公言をはばからないひとがいる。

こういうひとは、実にわかりにくい。というか、理解されない。

相手に理解されたいのか、して欲しくないのかが、自分でも

ほんとうは、わかっていないのだ。だから、孤独になる。

ひとが離れていく。そして、言うのだ

「誰も自分をわかってくれない。」と。

「周りの人間は、あたまが悪いから、自分をわからないのだ。」

などなど。

けれども、この場合、

自分ばかりがしゃべって、しかも、はなっから、わかってくれないと

決めてかかっているから、世界は、わかってくれないのだ。

世界はほんとうによくできている。

わかってくれないと思っているから、

わかってくれない、という現実をおこす。

この世界の法則・真理とはそういうものだ。

ということは、このひとこそ、自分自身をわかっていないのだ。

だから、自分のことを、もてあましている。

孤独の本質すら、理解し得ない。

そして、孤独の先へも、まだ、たどりつけていない。

古今東西の宗教家、スピリチュアルカウンセラーなど精神世界の

本を読んでいると、

さとりをひらくために辛い修行は必要なのか、

を、一時期考えていたが、

今は、さとりをひらくために辛い修行は必要ないと、言える。

今の時代、辛い思いをなかなか昇華できないのだ。

昇華できるのは、それに相応しいフィルターレベルでいるからだ。

魂のフィルターレベルに応じて、思考した結果、それに相応しい

贈り物が届けられる。

まず、自分たちが自分の体に起こしたムーブメントの処理から

始めよう。

自分の周囲にある、ネガティブな諸々をかたづけよう。

自分のこころに潜む、ネガティブポイントを癒し、赦そう。

痛みに執着せず、痛みとともに過去を捨てよう。

そうやって、自分の曇った、目詰まりしたフィルターの掃除を

しよう。

本当に、こころから苦しみと「さようなら」したいのなら、

こころから、苦しみに「さようなら」を告げよう。

あなたは、あなたの苦しみを理解するひとはいないと

思っているかもしれないが、

あなたの発しているネガティブな思いは、周囲を汚染し続けている。

周囲にネガティブな思いを巻き、別なネガティブな思いを引き寄せ

あなたの周りにネガティブラインを構成しているから、常にあなたは

自分が作り上げたネガティブな構築物の只中にいて、さらに、増殖

し続けている。

もし、あなたがそうではない、こんな自分は、本当の自分でない、

と言うのであれば、気がつこう。

誰もあなたを不幸にはできない。あなたを不幸にするのは

あなた自身なのだ。

そして、あなたの幸せに対立しているのも、あなたなのだ。

また、あなたがそうでなくても、あなたのまわりがそうなら、

少なからず、あなたもまた、気づかずにネガティブな思考に

同調しているのかもしれない。

その時は、そっと、光の祈りをささげよう。

光のほうをむこう。そうすれば、闇であるネガティブな霧は

晴れるだろう。

知っていて欲しい。孤独は決して悪いものではない。

善悪で孤独を見ないで欲しい。あなたに必要な孤独もまた、

時に必要なのだ。

ネガティブが蔓延している場所にいるなら、光のあなたは

自然と孤独になる。けれども、それはそういうものなのだ。

この世界で、光と闇は在る。けれども、もともと光で在る

存在ならば、いずれ、光に還るのだから。

誰もが光の存在なのだ。

このことを知っていて欲しい。

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