美大受験クラス(京都芸大専科)の国公立対策レッスン描写課題は「巻き紙ひもの内側から、ひもの一部を引き出して片手で持ち、巻きひもとひもを持っている手の状態を描写しなさい。」(4時間)です。
2010年度京都市立芸術大学の描写課題を出題しました。⇨『京芸過去問』
関東私立美大入試の定番モチーフである「手」は京芸で出題されることは非常に稀で、初めて手を描いた生徒もいましたね。
初心者の方にもわかりやすい手の描き進め方について。
(1)まず骨格や筋肉、指関節など手の構造を把握して形を描いていきます。
(2)光の方向を意識し、大まかに陰影をひろっていくように描き、大きな流れをつかみます。
(3)徐々に細かい線で調子を重ねます。(タッチの方向が単調にならないように気をつけよう。)
(4)最後に指1本1本の表情、前後の遠近感などを描きこみ完成です。
多摩美や武蔵美に合格した先輩の手のデッサンも沢山ありますので、是非参考にしてくださいね。