あたぴぃのらくがきちょう Online

わりと徒然なるあたぴぃの日記。細かい情報ブログは目指してません、ご了承くださいませ。

突発需要

2015-06-18 22:41:07 | その他いろいろ
ネット技術的には「バーストトラフィック」とか呼んだりします。
世間の現象としては帰省ラッシュ的なものですね。短期間に需要が偏る話。

供給力が足りなくなるこれをどう解決するか、いろいろ言われています。

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[1] 需要を分散させる

たとえば、チケット予約を先着順である日時に解禁しておくと
解禁の瞬間に窓口がパニックになる現象は皆様おなじみでしょう。
そこで「抽選販売 (受付期間 1 週間)」とかの設定にすれば、
数分に殺到する需要を 1 週間にばらけさせることができます。
飛行機やらで混雑する時期の運賃が高くなっているのも似たような事情。

ネットだと「順次配信」みたいなものがこのパターンにあたり、
Google がよくやる「数日中に新アプリを順次配布します」というのは
Google の設備に過剰な負担がかからないようにするモノですね。

[2] 供給元を増やす

支店?と思われたりするかもしれませんがそうではないんですよ。
「一時的な需要」をさばくために何かを常設しちゃうと普段は供給が余る。
これは例えば「イベント後の臨時きっぷうりば」みたいなもので、
混雑がおさまればさっくり撤収できるイメージで考えるとよさげです。
家電量販店で「人気ソフトのお求めはすべてのレジで承ります」とかやるのも同じ。

ネットでは BitTorrent なんかを使って「配布元以外からも入手できる」と
配布元がパニックに陥る事態を抑えられます。いわゆる P2P。
こっちは「データは配っても減らない」特徴の有効利用でして、
一度ダウンロードしたものを他人におすそ分けできる仕組みになっています。

[3] 一部の手続きを事前に済ませる

一斉解禁でなければならない何かの事情があるときに行うモノで、
例えば「○日 0 時から新商品発売!」なんてイベントがあるときに。
1 時間くらい前からお会計だけしておいて、引換券を配っておく。
0 時になったら引換券をカウンターに出すと新商品をお渡しするよ。

一斉であることには変わりないのですが、一斉にやる作業を削り落として
需要ひとつにかかる手間を減らしている、と見るとわかりやすいです。

ネットでこれにあたるのは「事前ダウンロード」的な機能。ゲームソフトで多め。
発売日前に 99% くらいのデータを配布できるようにしておきつつ
遊ぶには残り 1% (発売日解禁) が絶対に必要になる、とかですね。

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わりと色々対策が可能です。そしてリアルもバーチャルも発想は近いです。
お役に立つ機会はあまりないかと思いますがムダ知識的にご活用くださいw。