毎年、イタリア、ミラノで春に行われる、インテリアデザイン、国際家具見本市。
今年は4月12日から17日まで開催されておりました。
その後には、現地に行かれなかった人のために
日本では設備メーカーや家具メーカーなどが、国内で報告会を開きます。
今回は、INAX、商品開発の方が見て回ってきたミラノサロ―ネ報告会を聞きに
月曜日、LIXIL 東京総合ショールーム(江東区大島)へ行って参りました。
今年の見本市の展示の傾向は下記のようでした。↓↓
この流れが少し時間をおいて当然日本のインテリアデザインの流行となってくるわけです。
穏やか、オーガニック、ラフ、アウトドアを感じる展示がメインになっていたとのことです。
ベージュ、明度が高いグレー、アイボリーの色合いがベースの内装に
差し色で、ライトブルーやその他ペール調のカラフルなカラー、また赤をいれるのが
今年のインテリアのポイントだとか。
マテリアルは、木や石。木もラフな表情、荒い木目、素材感の強いもの。
フォルムは、編み込み、キルティング、メッシュ、ニット、ファー。
スタイルはオーガニック、エスニック、ラスティック、不定形。
ドバイやロシア市場にかわり、お金持ちが多くなってきた中国市場も意識して、
赤をポイントやベースにしたデザインも増えているようです。
お客様からも大変ご要望が多いですが
天井までブックシェルフにするデザインの展示が目に付いたいうことです。
ユーロ・クッチーナ(キッチン・設備見本市)とユーロ・ル―チェ(照明見本市)は隔年で行われます。今年はユーロ・ルーチェの年。
ここからの写真は、昨年行われたミラノ・クッチーナの様子。
キッチンは相変わらずON,OFFのはっきりできるキッチンの展示が目立ったようです。
写真ではよく解りませんが、
左側上は使わない時のキッチン、左下は、料理をする時のキッチン。
洗面などは、カチッとしたデザインではなくて、曲線があるほっこりしたデザインの
自然やオーガニックを感じさせるものが多かった、とのことでした。
アルマーニのトイレ、便器。
機能的かどうかは別として紙巻き器など、すべて背面のキャビネットの中に隠されている。
アルマーニのデパートの上にホテルも近くオープンとか・・・。
設備だけでなくランドリースペースのデザイン提案も多い、とのことでした。
2時半から4時半まででしたが、休憩もなく2時間があっという間に過ぎました。
国の住宅政策などの説明会と違ってとても楽しい中身のある報告会でした。
時間がゆるせば、いつか私も自分の目で確かめにゆきたいと思っているミラノサロ―ネです。
来年の日程もすでに決まっているようです。
ミラノサロ―ネ 公式ホームページ↓↓
http://www.milanosalone.jp/fiera/
posted by y.nose