アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

新チェーンか?

2013-11-21 16:35:40 | くれい(映画)
先日、深圳で観てきたフランシス・ンVSルイス・ファンな
『獵仇者』が今日から香港でひっそり公開とか。。

UA MegaBox、寶石戲院、巴黎倫敦紐約、米蘭戲院、元朗戲院、馬鞍山戲院
どこも、繁華街からは行きにくい場所にある5館。
それだけに高まるチェーン。

ちなみに、この映画にはシンシア・カーンも出てますが、
正直どーでもいい役です。

15本目。

2013-11-09 18:28:33 | くれい(映画)
ギドクの世界観に浸りたいが、
来週14日から始まる『爆3俏運嬌娃』の優先場が。。

(劇中に登場するフィットネスジムの名称でもある)
「Kick Ass Girl」の英題どおり、
同じ事務所に所属するレンモーのレディース・アクション。
別に『激戦』便乗じゃないと思うが、後半はマレーシアの地下格闘技が舞台。

とはいえ、注目点は元・芝SeeBiこと卓韻芝の長編初監督作ということ。
オムニバス『恋愛蜂起』での阿Saを起用した一編から12年。
『初恋メリーゴーランド』や『出エジプト記』など、
脚本家としても、かなり実力がある人だが、今回はかなりメチャメチャというか、
ウォン・ジンの映画といっても不思議ではないバカでベタっぷり。
ゴスロリな小間使い役で、キャストとしてはいい味が出していたのに残念。

『ビーチ・スパイク』がDVDスルーになっただけに、
アクション売りできる今回も日本上陸はありそうな予感。


14本目。

2013-11-09 17:41:27 | くれい(映画)
キム・ギドク監督の『Moebius』。

スゴいスゴいとは聞いていたが、
想像以上に笑って、泣いて、キモかった89分。
これまでギドクのベストは『春夏秋冬そして春』だったが、
セリフ・音楽一切なしの本作は、確実に超えた。
そして、2013年ベストテン候補!

近所の雑貨店の女と浮気する旦那に我慢できない女房が、
旦那のチ×ポをナイフで切ろうとして失敗。
とにかくチ×ポが憎い女房は、
自慰行為後に爆睡中の息子のチ×ポを切り取り、
噛み砕いた後、消え去ってしまう。
その後、命を取りとめた息子だったが、
事実を知った同級生や町のチンピラからもイジメられる日々。
そんな息子を見て、罪悪感を感じた父は手術で自身のチ×ポ摘出。
…と、ここまでが序盤。
ここから『R100』がママゴトにしか見えない変態世界に突入します。

ロマンポルノなケバいメイクの妻と、ほぼすっぴんな雑貨店の女の二役を演じ分けた
イ・ウンウもスゴいが、とにかくジャンルを超越した世界観はヤバいし、
Ⅲ級片を見慣れたマニアが集まった場内も異常な雰囲気だった。


13本目。

2013-11-09 17:17:28 | くれい(映画)
全米より一週早く公開されていた『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を、
iSQUAREのIMAX 3Dで。

前作に比べSF色も、コミカル色強めで、メインは相変わらずロキと兄弟ゲンカ。
今回はホーガンを含め、スリー・ウォーリアーズの活躍は序盤のみだが、
一瞬だけキャプテン・アメリカが登場。
やはり、ここで『ゼロ・グラビティ』観たかった。。。


歳月友情演唱会

2013-11-08 02:26:17 | くれい(その他)
今回のメインイベ!

このコンに懸ける意気込みは以下の原稿を目を通してもらって。。
http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=7259

やっぱ「一起飛」(6作目『狼たちの伝説』)は高まるし、
「極速」全員で歌いながら、ステージを駆け回るし。
イーキンはいきなりヒーローショーやっちゃうし。
マイケル・ツェーはダンス、チン・ガーロウはピアノ、
ジェリー・ラムは太鼓のソロコーナーあるし。
ちなみに、ダンナの雄姿を見ながら客席でチェリー・イェンが狂ったように踊ってた。

でも、よくよく考えると『古惑仔』っぽい演出って
ガーロウが大頭仔宜しくサンドバック殴ったぐらいじゃね?
そして、ジェ、ジェ、ジェイソンは何で出ない?


12本目。

2013-11-08 02:07:56 | くれい(映画)
気付かぬあいだに、公開1週間で3D上映がすべて終了していた『詭嬰』。

レオン・ポーチ監督といえば、耽美系の『クロコダイルの涙』から、
なぜかセガールの『ICHIGEKI一撃』、ウェズの『デトネーター』と、
ハリウッドでよく分からん仕事をし、
『上海1920あの日みた夢のために』以来、21年ぶりに帰還。
でも、香港ニューウェーブの名が泣くほど、誰でもよくねホラー。

『伝染歌』でも出てきた「暗い日曜日」ねたは悪くないが、
『ライアーゲーム』みたいな、『チャイルド・プレイ』みたいな展開で、
ラスト投げてないか? てか、このままで大陸公開できてるのか?

同じホラーでも、同じロー・ホイパンが肝な『リゴル・モルティス/死後硬直』は大ヒット中で、
当初は限定公開だったⅢ級ヴァージョンが拡大公開なことに納得。


11本目。

2013-11-08 01:51:39 | くれい(映画)
いつまでも“『ラブ・アクチュアリー』の監督”である、
リチャード・カーティスの新作『ABOUT TIME』。
現時点では日本公開未定だが、大丈夫だろう。

もちろん、ワーキングタイトル作品で、押入れタイムリープもの。
『サブマリン』のようで、
なんかいろいろツッコみたいが、それをサラリとかわす感じもスゴい。

ヒロインがレイチェル・マクアダムスなのに、
同テーマの『きみがぼくを見つけた日』臭がしないのもスゴい。
ビル・ナイ、良すぎ。ニック・ケイヴの下り、泣ける。


10本目。

2013-11-07 03:00:10 | くれい(映画)
『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』に続く、
父さんドキュメンタリー第2弾『無涯 杜峰的電影世界』。

前作はフランス人監督のミーハー心丸出しだったが、
『高海抜の恋』現場でスタッフに罵声を浴びせる冒頭をはじめ、
香港演藝学院の卒業制作とはいえ、かなりガチ。

それは以下の名シーン・ラインナップから一目瞭然!
『ファイヤーライン』(メイキングあり)
『ザ・ミッション/非情の掟』
『Needing You』『PTU』
『ブレイキング・ニュース』『柔道龍虎榜』
『エレクション』『エレクション 死の報復』
『エグザイル/絆』『スリ』
(ここからはメイキング中心)
『奪命金』『高海抜の恋』『ドラッグ・ウォー/毒戦』
『名探偵ゴッド・アイ』

ドキュメンタリーにありがちな後半の失速感は否めないが、
大陸との関係性をちゃんと話しているし、
シュウ・ケイの作品評論や羅靖庭とのガチ卓球、
サミー・チェンとのビヨンド熱唱など、見どころ満載。
前作がアリなら、本作も日本公開アリだろう。